表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
311/494

第三百話 シャーリー救出戦 その3

 俺は道を警戒しながら……でも、少し足早に道を進む。

 今思うとこの洞窟はなぜか真っ暗ではなく、ぼんやりとではあるけど、視界が確保出来るくらいの明かりはある。そう、なぜか壁が適度に発光しているのだ。

 エターナル・ログの知識を辿ると明光石というものらしい。この石は自らが光を放つ石であるようだ。

 でも、俺がアースハイトで暮らしている中で、そして今までに見た事がなかった。でも、ただ俺が見た事がなかっただけで世間には出回っているのかもしれない。それでも、今までに見た事がないのだから今の時代では希少価値のあるものなのだろう。

 そう言った事からもここはゴルゾーラ教の秘密基地みたいなものなのかもしれない。

 幸い、この明光石のおかげで導きの光(ガイダンス・ライト)を使わなくていいしダビド達にばれないように近づく事が出来る。

 

 「あれは……」


 俺の視界の先に少し大きな空間が見えてきてそこから話し声が聞こえてくる。


 「魔力が回復したら、ここを発って大司教様の元へ戻ります。あなた達はその娘から目を話すんじゃありませんよ? その娘も無詠唱を使うみたいですから油断せずに」

 「「はい、ダビド様」」

 「いや! 離して!!」


 声の先を見るとシャーリーが縄で手を縛られて魔人化した女に引っ張られていて、その横で魔人化した男が剣を突きつけている。


 「だまれ」

 「っ!?」


 魔人化した男は剣先をシャーリーの喉元に突きつける。シャーリーは突然の事に恐怖で身体が動かないようだ。

 くそ! シャーリーになんて事を!!


 「まぁまぁ、そんな騒がず少し休みましょう。それにその娘は殺してはダメですよ? 大司教様の命令なのですから」


 ダビドが魔人化した奴らやシャーリーに声をかける。とりあえずはシャーリーの命の心配は今のところないようだ。それにダビド今は休憩しようとしている。

 ……今がチャンスだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ