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第二百九十八話 シャーリー救出戦 その1

 俺が空間へ入ると、中は今までになかったような状況になっていた。


 「くっ……これは思ってたよりやっかいだ……」


 いつもなら空間へと足を入れると同時に行き先へと辿り着いてすぐに空間から出る。

 でも、今回は行き先の場所とそれまでの道がイメージ出来ないのを無理矢理繋げようとしているからか、空間が歪み上下左右も分からない空間を歩いている不思議な感覚になる。

 真っ暗なところを上から木が生えたり横に水が落ちているような光景が空間を流れている。

 さらに、無理矢理な魔法の使い方な為か魔力の消耗が激しい。

 今まで最初にドラゴンと戦った時以来、味うことのなかった魔力の消耗具合だ。


 「くじけちゃダメだ……シャーリーを助けに……シャーリーの元へ行くんだ……」


 俺は激しい魔力の消耗と上下左右の感覚を失った事による身体の変調に耐える為に言葉を口にしながら、空間を突き進む。

 

 「あれは……?」


 体感的には五分くらい歩いた感じだろうか? 体力、魔力の消耗から時間の感覚も分からない。

 でも、今までの景色と違った感じの景色……何やら少しはっきりした景色が見えてきた。

 なんだろう? 何処かの洞窟だろうか?

 そんな感じの景色が先に見える。

 とりあえず行くしかない。

 俺はそう思い、疲れてきている身体にムチを打って足を早めた。



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