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第二百九十七話 シャーリーの元へ

 俺はシャーリーにあげたネックレスを元にシャーリーの居場所を探る。

 ダビドが転移魔法陣のようなもので移動したから移動した先の事は分からない。

 でも、意識を集中して探ると西の方で気配を感じる。

 どこだ……もっと詳しく感じろ、感じるんだ俺!

 俺は集中してなんとかシャーリーの居場所を探知しようとする。最初はぼんやりした感じだったけど、だんだんと感じる場所が特定出来てきた。

 必ず俺がシャーリーを助ける……命に代えても。


 「よし!」

 「行けそうか?」


 ロイが心配して声をかけてくれる。

 ネックレスの事は知らないだろうけど、たぶん俺がしようとしている事を分かっているのだろう。

 俺が使う空間魔法は一度行った場所と場所の道をイメージで圧縮して繋げる魔法だ。

 だから、行った事のない場所、さらには見てもいない場所に行くというのは危険が伴う。

 気配を辿りにイメージして辿り着いた場所が地中とかだったり、イメージが途切れたりすれば空間の中を彷徨う事になるかもしれない。


 「あぁ」


 でも、俺には危険だからと行ってシャーリーを助けに行かないなんて選択肢はない。

 

 「じゃあ行ってくる。……後は頼む、ロイ」

 「あぁ、やれる限りはやるさ。……まぁハルに勝つまでは俺もウィルも死ぬに死ねないだろう」


 ロイはニヤッとしながら拳を前に出してきた。

 俺もロイにニヤッと返すと無言で拳を前に出して合わせる。

 すると、俺とロイ同時に頷き、それが合図となって俺は魔法を発動させ、魔法によって出来た空間へ入った。

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