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第二百九十四話 アースハイト攻防戦 その26

 ルイーズ師匠……せっかく奥さんとお腹にできた子供とこれからの明るい未来へ向けてアースハイトを発っていったのにこんな事になるなんて……。

 アースハイトを発つ時に見せていたあの笑顔は本当に幸せそうだった。

 それなのに……。

 ゴルゾーラ教、いや、ダビド! おまえは絶対許さない!!


 俺とロイがダビドに詰め寄ろうとしたところで、ロイは魔人化したルイーズさんに進路を阻まれた。

 と、次の瞬間にダビドの前に紫の髪の男が現れる。


 「ハル=アイディール!! おまえの大事な人がどうなってもいいのですか!?」


 その魔人化した男の後ろからダビドが叫ぶ。

 俺は止まり、振り返るとそこにはウィルを援護してたはずのシャーリーが紫の髪の女に捕まっていた。


 「シャーリーっ!?」

 「ハル君っ!!」


 俺はどうする事も出来ずその場で動けなくなる。


 「ふははは! 甘い、甘いですよ? 何もルイーズだけが魔人化じゃないですよ? まぁたくさん失敗したけど、ルイーズの他に俺の言う事を聞く奴が二人出来てたんだよ! 甘い……甘いよっ!」


 くそ……油断してはいけないと思っていたのに……俺の不注意でシャーリーが……。


 「私は大丈夫だからーーきゃっ!」

 「シャーリーっ!!」


 シャーリーが言葉を発したところでシャーリーは紫の髪の女に髪を引っ張られながら首に短剣を突きつけられる。

 このままじゃシャーリーが……。


 「……頼む。シャーリーを離してくれ」

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