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第二百九十話 アースハイト攻防戦 その22

 「クロード兄ちゃん!!」


 ドラゴンを倒した漆黒の鎧の男にラートは駆け寄り声をかける。


 「どこ行ってたの? 心配してたよ!」

 「……」


 やっぱりあの男とラートは知り合いっぽいな。でも、漆黒の鎧の男は魔人化……いや、魔人化というには少し違う気がするけど、カルザルが言ってたように闇の精霊の加護は受けているだろう。

 何があったか知らないけど、ラートと離れた後に……って事か?


 「どうしたんだよ? 俺だよ? ラートだよ!」

 「……」


 ラートは必死に何度も漆黒の鎧の男に問い掛けるけど、男からの反応はない。

 ラートの勘違い? いや、さすがにあの距離ではラートは見間違えないだろうし……。

 ふと、気づくと戦闘してる音がしない。

 ロイの方を見ると、ロイと戦っていたドラゴンはダグマルの元へと戻っており、ロイ達は警戒しながらもこちらの様子を見ているようだ。


 「……俺に名前などない。どけ」


 漆黒の鎧の男はそう言うとラートを押しどけダグマルの元へと向かう。


 「クロード兄ちゃん……」


 ラートは呆然とした様子で立ち尽くす。

 どういう事だ? あの二人は知り合いじゃないのか? ……魔人化の影響? それでもダグマルとかは記憶をなくしてる訳ではなさそうだし……。


 「さて、おまえはここで死んで貰う」


 俺がいろいろ思案しているとダグマルに近づいた漆黒の鎧の男が言葉を発した。

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