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第ニ百八十四話 アースハイト攻防戦 その16

 次の瞬間、轟音とともに激しい衝撃が地面を通じて伝わってくる。

 ラートの攻撃はドラゴンが翼で防御した上から当たったのだ。ドラゴンはラートのハンマーを食らって十メートル程後ろに飛ばされている。踏ん張っていたであろう跡が地面には残っていた。いくら硬い鱗で守られているとは言え、あの打撃の前では無傷ではいられないだろう。

 

 『グォォオオオ!!』


 ドラゴンは痛みの為かそれとも自分がやられた怒りの為か雄叫びを上げる。

 見るとドラゴンの翼は上の一部が折れて変形していた。

 ラートのハンマーで骨が折れたのだろう。あれでは空を飛ぶのは難しそうだ。


 「忌々しい奴らめ……」


 ダグマルは俺たちを見据え呟く。

 ダグマルからすれば何の目的か分からないけど、こうやって国を攻めるのきドラゴンを用意してもなお歯向かってくる俺たち、そしてそのドラゴンにダメージを与える俺たちは邪魔以外なんでもないだろう。

 でも、俺たちは人々に危害を加えるゴルゾーラ教をほってはおけない。


 「よし! 今がチャンスだ! 一気に行くぞ!」


 俺はラートの攻撃によってドラゴンの行動が制限された今がチャンスだと思い叫ぶ。

 ロイとウィルも頑張っているけど、援軍はあった方がいいだろうし、あるなら早い方がいいだろう。

 それならば、今弱っている目の前のドラゴンを倒してしまって援軍に行った方がいい。


 「了解っす!」

 「分かってるわよ!」


 ラートとソニンの返事を聞いた俺は俺も打って出る事にした。

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