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第二百六十五話 ダンジョン挑戦 パート2 その44

 「入口……?」


 俺の隣でシャーリーが呟く。

 そう。俺たちの目の前にはダンジョンに入ってきた入口、そしてその脇に門番らしき人影が見える。


 「そうかもしれないわね。地図を見て仮にあればダンジョンの入口だとしてもおかしい点はないわ。それに一階は私も何回も入っているし」


 ビアンさんが地図と周りの様子を見ながら言葉を発する。

 確かにダンジョンに入ってすぐの分かれ道は一方は行き止まりで一方は先へと進める道になっている。

 これはダンジョンの一階、しかもダンジョンに入ってすぐの分かれ道であり、この事はちゃんとした手順でダンジョンに入ろうとした場合、門番の人に教えてもらえるらしい。

 俺とロイは昔ちゃんとした手順じゃなかったから教えてもらえなかったけど。

 まぁあの時はロイが地図を持っていたからな。


 「ということはあの魔方陣は帰還の為の魔方陣だったと言う事か」

 「そうなるわね」

 「じゃあもう罠とかはないのでしょうか?」

 「おそらくないだろうな。もし罠をかけるとしたらあの魔方陣が一番だっただろうしな」

 「良かったね、ソニンちゃん! もう怖くないよ!」

 「な、なにを言ってるのですか!? 私は怖がったりしてませんっ!」

 「「「ははは!」」」

 「笑わないでくださいっ!」


 みんな一息ついたのか和やかな雰囲気になっている。それにしてもソニンがいじられるとは……。ラート恐るべし。俺には決してできないだろうな。

 

 「じゃあとりあえず目的は達成したし出口へ向かうか! ……ビアンさんはどうします?」


 ビアンさんはダンジョンの研究もあったはずだし入口に戻ってきたのは残念だったかな?


 「私も戻るわ。いくら天才魔法使いとは言え一人では厳しいし何より魔方陣とか見れたしね。一度研究所に帰っていろいろ調べてみるわ。それに一度換金もしたいし」


 そっか。まぁつっこみたいところもあるけどビアンさんも帰るって事だな。


 「よし、じゃあ帰ろう!」


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