表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
263/494

第二百五十二話 ダンジョン挑戦 パート2 その31

 「いったい何がどうなってるんだ!?」


 俺たちが起動させてここまで来るのに使った魔方陣が消えたかと思ったら、次は宝箱の横の石像が動き出した。

 そして、石像は長年の呪縛から解き放たれようとせんばかりに激しく揺れながら台座から足を踏み出そうとしている。

 これは罠なのか……?


 「ハル、これゴルゾーラ教の罠だと思うか?」


 ゴルゾーラ教……あいつらが今までいろんな罠とかを仕掛けてきたけどこれは……。


 「……いや、たぶん違うと思う」


 ロイの言う通りゴルゾーラ教の罠だとしたら、俺たちがここに来るかどうか分からないし不確か過ぎる。

 それこそ、ダンジョンに来る予定なんて本来なかったしロイの剣だってあのカルザルとか言う奴との戦いで折れてロイの剣の必要性が分かったからだ。あのカルザルの行動はゴルゾーラ教からしても予想外の事だったみたいだし。

 それに、わざわざ転移魔方陣を起動させてから閉じ込めた上で戦わせるなんて回りくどくい。 

 それこそ魔方陣自体に罠をはる方が効率的だろう。


 「だろうな。あいつらの罠だとしたらここまで回りくどい事はないだろう」

 「と言う事はこれはオリハルコンを手に入れる為の試練って事か」

 「……そういう事になるかな」


 誰が何の目的か分からないけど、この仕掛けられた罠を乗り越えない限りオリハルコンは手に入らない。


 「ふっ、おもしろい」


 隣でウィルが呟き態勢を整える。


 「おもしろいって言って場合じゃないけどな。まぁ仕方ない」


 そして、ロイも隣で同じように態勢を整えた。


 「まぁどっちにしても逃げ場もないからな。……みんな態勢を整えろ!!」


 俺もウィルとロイと同じように態勢を整え他のメンバーに声をかけた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ