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第二百三十二話 ダンジョン挑戦 パート2 その11

 俺とスケルトンの距離が肉薄する。

 スケルトン達は突然の行動に驚き……と言っても骸骨だからその表情からは分からないけど、どう対処しようかと迷ったのか動きが一瞬止まる。

 まぁスケルトンと言えど、統率されているからには少しは思考能力があるのだろう。

 本能だけでなく、なまじ思考能力がある分予想外の事に反応が遅れたんだな。

 俺はその隙に前衛のスケルトンを横薙ぎに切り崩す。

 俺の剣術はロイ程じゃないけど、それでもスケルトンは紙のように切り捨てられる。

 まぁ魔力を纏わせているしスケルトンくらいでは切れないという事はないだろうけど。


 「ハルなかなかやるじゃない!」


 後ろからソニンの声が飛んでくる。

 相変わらずの手厳しい言葉だ。

 なぜ俺に対してだけそうなのか……。

 そう考えていると俺の両サイドを『シュッ』という風切り音とともにソニンの風の刃(ウインド・カッター)が通り過ぎて行く。

 おいおい! ギリギリだったぞ!? 俺を狙ってるんじゃないよな!?


 「ハル! ぼさっとしないで! まだ後方に弓矢隊がいるんだから! そいつら倒さないと私達(・・)が危ないでしょ!」


 はいはい、そうですね。

 敵陣に突っ込んでる俺よりソニン様々の安全を考えないといけませんよね。

 俺が心の中でいじけているとシャーリーは苦笑いしながら水虎で俺の周りのスケルトンを倒しながら援護してくれている。

 そして、ラートも魔法で俺の手の届かない範囲を攻撃してくれている。


 「ハル君! 一緒に頑張って倒しましょう!」


 はい! 姫の為なら!


 「了解! さて、一気に決めるぜ!」


 ややテンションの上がった俺はちょっとくさい言葉を放ちながら、スケルトン達を蹂躙して回った。



 

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