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第百八十九話 ラース教皇国での出来事 その52

 ウィルが叫ぶ中、俺とシャーリー、ルルは全力でかけ続けている魔法に魔力を流す。

 でも、メイファちゃんの顔色は良くなるどころかどんどん悪くなっていく。


 「そんな……巫女でありながら私はなんて未熟なの」

 「ハル君!! メイファちゃんが!!」

 「ハルなんとかならないの!?」


 ルルが嘆き、シャーリーが目に涙を浮かべソニンが叫ぶ。

 ルルが嘆く通り、メイファちゃんは内臓のダメージもあるだろうけど、何かの毒か呪いのようなものがあるのだろう。

 その証拠に神聖魔法をかけた時には少し顔色が良くなった。

 でも、それでは一時しのぎにしかならず、結果的に悪化している。

 俺もさっきから神聖魔法と回復魔法を混合でかけてるけど効果がない……。


 「くそ!!」


 俺もエターナル・ログの知識があるとは言え、これに関しては何も分からない。

 どうしたらいいんだ!!


 「メイファ……」


 ウィルは俺たちの様子から何かを悟ったのかメイファちゃんを抱き締める。


 「ウィル……お兄……ちゃん、わた……しウィ……お兄……ちゃん……に、会え……て良かっ……た」


 メイファちゃんも自分の具合が良くならないのを分かったのか別れの言葉のような事を話し出した。

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