表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
185/494

第百七十六話 ラース教皇国での出来事 その39

 俺たちはあれからもう一度見回りをしたけど、結局怪しいもの・ところは見つからなかった。

 それで、今は山道の入り口から少し外れたところでルル達が来るのを待っている。


 「しかし、本当不気味だな」


 ロイが呟く。

 本当今までとは違った展開で不気味だ。

 ただ単に俺たちの考え過ぎなのか何か訳があるのか。


 「嵐の前の静けさじゃなかったらいいけど」


 俺はロイの言葉に返す。


 「ねぇ、あれかしら?」


 アリィが視線を向けている先を見ると馬車がこちらへ向かっている。

 白い馬に白いローブの付き添い、そして護衛と思われる兵士の鎧まで白く塗られているところを見るとラース教の関係者、そしてこの時間って事を考えるとルル達だろう。


 「そうだろうな」


 隣でウィルが呟く。


 「ここからは見つからないように気をつけながら辺りを警戒しないとな」


 ロイ言葉にみんな頷き俺たちは警戒しながらルル達を見守る。



ーーーーーー


 近くに来るとルル達の様子が見て取れた。

 やっぱり馬車に乗っているのはルルのようだ。

 ルルと一緒に来ているのはアンジェさんとなぜかあのエイブラム司教が一緒にいる。

 あとの人たちは見た事ない人たちだった。


 「今のところ問題なさそうだな」


 隣のロイが呟く。

 確かに今のところは問題ない。

 でも、エイブラム司教がなぜ……?

 それに昨日見た巫女の護衛はアンジェさんしかいない。

 俺は胸に一抹の不安抱きながらルルを見守った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ