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第百五十七話 ラース教皇国での出来事 その20

 「うーん、確かにどっかで見た事あるかも」


 俺の促しによってシャーリーも魔力を目に集中させ巫女を見て呟いた。

 なんとなく、どっかで見た事ある気がする。


 「だろ? だからこっそり会いに行ったりなんてしてないって! そんな時間があったらシャーリーと一緒にいるよ!」

 「ハル君……」


 よし、なんとか誤解は解けたな。

 それにしてもどっかで会った気もするし……なんだろうな。


 「どこだろうな」


 俺の心を察知してロイが口を挟む。

 どうやら、ロイの方も大丈夫だったようだ。

 さっきの会話聞かれてたら『こんな時にまでイチャつくな』とか言われそうだけど、聞かれてなくて良かった。

 ……いや、聞かれていたとしても仕方ない事だとロイなら分かってくれてたかもな。

 同じ境遇だし。


 「あの人、クリフ君の誕生日会でパンを配ってた人じゃないの?」

 「ソニンもそう思うか? 俺もそうかもしれないと思ったがまさかと思ってな。でも、二人でそう思うなら可能性はあるな」


 ソニンとウィルは巫女はクリフ君の誕生日会にパンを配ってた少女だと言う。

 ……確かに背も低くかったし言われて見ればそんな気もする。

 でも、ソニンとウィルだけ真面目なやりとりをしていて自分がちょっと恥ずかしい。


 「確かに似ている気もするな」

 「そうね」


 ロイとアリィも頷く。

 やっぱりそうなのだろうか。

 でも、会って見ないと分からないな。


 「ロディーン様達でいらっしゃいますでしょうか?」


 巫女を見ていた俺たちに女性の衛兵が声をかけてきた。

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