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感染戦線  作者: ヘロおやじ
第 二 章 福 島 工 場  編
40/72

40.Pday 13日目

AM08:40 福島県双葉郡大熊町熊舘 周辺


町の自治会から漸く迎えの路線バスが来て、避難民の集団を収容して避難場所へ向けて、移動していった。


彼らなら特殊技術者だし、思想的にも問題ない様なので、仕事先にも困らないだろう。


重機関係の開発設計者なら、工機で開発中のパワードスーツ部門に打って付けだし、工作機械の設計技術者なら、各種ラインの工作機械を設計したり、設置したりする仕事も多いし、ギガフロートの農業工場での無人畑の設計や、海中ロボットの制御技術の開発等、引く手数多の状態だろう。


それにあの奥さんとお友達連の女性達は、奥さんの思想に共感した女性達の集まりなので、旦那や男達の思想もまず安心だし、あの根性なら自治会の主婦連にも、シンパを数多く造りそうなので末頼もしそうだ。


今回の避難民は当りの拾い物だ、下手をするとサヨちゃん系のアホが来て、追い出さなければ成らない事態になるからな。


「どうしたんですか鬼山さん? 何か彼らに問題でも有りましたか。


俺が見る限りとても真面そうな人達でしたが、何か腑に落ちない点でも有りましたか?」


「いや今回の集団は大当たりだったよ、技術系の集団で今後の日本には、無くては成らない人達だし、考え方も確りした嫁さんが付いているので、心配はまるで無いからね。


只運が良かったなと思っていただけだよ、下手をすればアホのサヨちゃん達なら、どうやってお引き取り願うか、考えていた所なのさ」


「・・・あ~~~、銃で脅すか放射能で酷い状態に成ったと言いますか?」


「・・・・・銃は却下だ、逃げた奴らがどんな嫌がらせをするか、極左翼系の理屈屋は解らないからね。


今後の対応はやはり放射能汚染とパンデミック禍で、この先は地獄状態なので俺達警備班は警告の為、境界警備中の自治会関係者だと名乗るのが、入れたく無いタイプの人に、お引き取り願う場合一番無難かも知れないからな」


「相手が怪しい奴かの判断は、鬼山隊長に任せて置けば、まず問題は無いからな。


其の辺の野生の勘は昔から鋭いので、私は鬼山の判断を尊重しているよ」


「オヤ田所君? 野性の勘とは俺は野生動物か何かかね?」


田所はニヤっと笑って言い放った。


「何せ二つ名が“パラグアイのオンサ”だろ? 丁度合うじゃないかな?」


「ぐぬぬぬぬ~~~、それを言うなァ~~~~!

厨二病ジミて嫌なのに~」


「代表の二つ名よりマシだと思うよ?」


「あ~~~あれは酷い! 流石の代表も余りの事に悶えていたからな~」


「名付けた奴を会社に休暇を取って、始末しに行ったものな~。


あれから奴の噂は聞かないから、始末されたか再起不能にされたかな? 


兎に角あの名を使うと後が怖いからな」


俺達の話を聞いていた薮沢君は、ドン引きしながら顔を引き攣らせていたのだった。




Pday 13日目

AM09:20 福島県双葉郡大熊町大川原手の倉 坂下ダム周辺


俺達は人の多い平野と山の入り組んだ、農村部を走りぬけて西側にある、脊梁山脈部分の坂下ダム近辺にやって来た。


此処までは特に避難民にあったりとかの、イベントも特に無く山中に入って来たが、この山奥には高原沿いに、郡山市や白河市・会津若松市・福島市等の、山間部の大都市が多く点在する場所で、人口密集地を多く抱える地域なので、パンデミック時にはゾンビのスタンビート禍が、懸念されて居る地域で要監視場所である。


その様な立地にある天然の要害である、山間部の村と提携して高原部分と繋がる、要所にある県道や国道・町道や村道を人口崖崩れや、大型車の大事故に見せかけた障害物で塞ぎ、更に小型TVカメラやそれに付随した、各種センサーシステムで監視し、この地域を陸の孤島状態にして安全地帯を確保した。


残るは山中にある猟師や営林業者しか知らない、林道を小まめに木を倒し崖を爆破して道を潰し、徒歩でないと踏破出来ない状態にして置いた為、暴徒や自動車を利用した避難民の流入を制限して居り、人を選別し易い避難民体制を取って居る。


御蔭で域内は思想的な煽動者が入って来難く、余計な騒動の原因が減って、治安が維持し易く成って居るし、急患が出た場合には旭製薬付属福島病院の、ドクターヘリや空挺部隊のヘリが、24時間何時でも待機して居るので、提携先の町や村も安心して参加してくれている。


この様な災害の場合助け合う基本的な概念の無い、身勝手な他所者が際限無く流入する事は、良く言う“悪貨は良貨を駆逐する”では無いが、真面目で性格の良い住民は、柄が悪く大声を出す不良難民に追い出され、駆逐されてしまう傾向にあるので、始めからそれ等のテロ市民は、慎重に排除する方針なのだ。


そうしないと某国の民では無いが、質の悪い不良難民はどう考えても、お荷物以外の何者にも成らないので、最悪の場合に因ってはこっそり“処分”する事も、念頭に置いてこの辺の治安を維持する様にして居る。


ハッキリ言えば極左や極右の、煽動家やプロ市民は百害有って一利無し、との合意が出来ているので、更に質の悪い陰謀家タイプの者は追放か、“事故”に逢い易い地区と言うわけだ。


やはり質の良い社会サービスは、地域の自治に協力的な住民が、より多く享受すべきで有り、無駄に手間ばかりを掛けて足を引く者は、それだけサービスを受けられないのは、公平な処置だと思うのは普通の日本人共通の、考え方では無いだろうか?


社会秩序を守り真面目に過ごす者と、秩序を破り得て勝手に過ごし、皆に迷惑をかける者が同じ権利を主張するのは、何処か狂った考え方だ。


何も病気で肉体にハンディがある人を、排除する為の施策ではなく、緊急事態下にあるにも拘らず、過剰なサービスを要求する者や、自身では分担の仕事を録にせず要領を使い、他人に働かせて自らは協力しない者は、慎重に排除を行う体制を取って居る。


その様な考え方をパンデミック直後に行った、地域住民集会で述べて大多数の賛同を得て、パンデミック時の地域自治に生かす、方向に持って行ったのだ。


以上の理由でこの地域は、秩序を乱す行為をする者に、厳しい処置も辞さない方針で、運営される事を基本理念に置いて、運営される自治体として新生したのである。


その代わり地域の長や責任者は不正が発覚した場合、軽くて追放最悪極刑に処されるので、軽々になろうとする者は居ない。


やはり昔からの庄屋や村長、網元等の古くから尊敬を集めている、家の出身者が多く長を務める場合が、多いのが不思議な現象だ。


別に良くサヨちゃん系の作家が描く、地域のボスが古くからの因習に因って、強権をこっそり発動する事実は無く、調べてもその様な活動をして居無いのは調査済みである。


何故か良く調べて見ると、そう言う古くから尊敬を集めている家では、相伝の家訓が有り、それを守る家長が勤めて居る家は、変わらず地域の尊敬を集めて居る場合が多い。


やはり“伝統”とは一朝一夕では出来ない物で、長い時間に淘汰され残って来た“知恵”がある所に、継承される物で有り確りした思想を持った民族は、例え別の国の価値観強制に晒されても、伝統は残る物であり残らない場合は、始めから何も有益な伝統が無い、惨めな民しか居ない国だったのだろう。


我が国もWW2戦後70年経ったが、その間米・ソ両国の強力な思想統制に合い、其れまでの民族的価値観を否定されたが、70年位では本当に其の国の持って居る、価値観は消滅する事は有り得ず、消滅したとしたら実は始めから、守るべき物では無かったのであろうと俺は思う。


某国では日帝時代に我が国の文物や、歴史を消滅させられたと騒ぐ馬鹿が居るが、では日本はどうかと言うと相当厳しい思想統制を、極左系の教職員組合が実際に行なって来たが、消滅する所か地方では連綿と残って居るのである。


識字率が高ければ家伝を本来家長が、相伝で伝える事により70年位で、失伝する事は無いと日本の例を見ても明らかだ。


しかし特亜の隣の国は訳が解らん、大きい方は自分の面子だけ大事の、我侭ガキ大将気質で有りアジアの盟主で居たいが為、日本がその座を奪うのでは無いかと、下衆な勘ぐりをして日本の行動を悉く邪魔し続けたのだ。


その結果アジアの他国がどんなに苦しもうと無視し、欧米列強の力に縋り日本を滅ぼす事を第一義にして、自分の子分だと高言していた他の小国を踏みにじり、謀議に耽りっていたのを逆に小国群から、つぶさに見られて居たのに気付かない、馬鹿な民族が支配する国であった。


もう一方は一番物心両面で多大な世話になった日本を、WW2敗戦後それまでの日本臣民として戦って来た事を捨て去り、歴史を捏造して自身が行った事を隠蔽出来ると思い、今現在も見事裏切り続けて居る国なのだ。


その様な行動をする彼の国達を信用する、近隣諸国が果たして居るだろうか?


それが証拠にWW2以降ASEAN諸国や台湾・東北アジアの国々は、日本帝国の統治時代の功罪を正当に評価し、特亜の2カ国以外日本帝国には、大恩を感じて居ると評価して居るのだ。


しかし何故この2国は昔から日本に対して、不利益な行動ばかりとるのでろうか?


外には欧米という巨大勢力が居るのに、常に自身がイニシアチブを一人で取らないと、気がすまないまるで程度の悪い、ガキ大将とその手下の様な民族だ。


日本と共闘すれば充分に他の勢力と、互角以上に戦えるのに態々自陣内に敵を増やす努力をし、自身のジャイアニズムを満たす事だけに終始する姿は、イッソある意味無意味に見事な植民地人根性であるのだが。


原因はC国四千年の歴史とか言う、捏造歴史を大本に据えた事大主義、行き過ぎた中華思想が民の根本的な自信を、奪ってしまって居ると思う。


唐民族はその四千年の歴史の中で、自身の民族が作った王朝は1/3であり、大半が他民族の属国や奴隷民として、歴史を刻んで来た奴隷民族であるのが実情だ。


前王朝の清国は愛新覚羅溥儀と言う、満州民族が作った国であり唐人からすれば、自身が侵攻し植民地化した属国王朝であり、裏切られた原因は溥儀の父王を唐人明王朝が、覇権戦争の折同盟軍である満州族を明軍が討ち死にさせ、その事に対し賠償しなかったのが原因で、明国が滅ぼされ満州族に奴隷化されてしまった。


西洋諸国の科学的な歴史区分に依れば、一王朝が大体300年平均の群小国家や、統合王朝が歴史を作って来た地域であり、現在の共産王朝は建国百年にも満たない、若年王朝でありその王朝は過去の歴史を否定し、焚書や自国の歴史学者を革命の名の下に、破壊し伝統を途絶えさせた張本人である。


因ってC国四千年の歴史と言う、C華歴史カウントの仕方をしたら他の文明も、更に長い歴史を持った民族や、地域は地球上に数多ある事に成ってしまう、噴飯物のC華歴史解釈に過ぎないのである。


彼らからすれば日本の皇族は、1500年以上の継続された伝統を持つ、正当な一王朝が支配する歴史があり、自身が如何に相手に大きく見せようと、四千年の歴史と詠おうが鼻先で失笑される、レベルの低い歴史を紡いで来た民族である事を、思い出させるトラウマを疼かせる存在なのだろう。


国の伝統や民族のアイデンティティを、完全破壊出来するのは外的な力で、70年と言う短期間では無理であり、自民族が行う文化破壊でしか成し得ず、自国内の革命や文物破壊を数百年単位で、行う以外では成し得ない事は明白な事実である。


俺は一時期C鮮人はK国の捏造歴史を、洗脳教育された所為で日本人を恨んで居ると、思い込んで居たが実はそうでは無くて、民族の気質的に自分より優越し、克服出来ない存在を憎悪・嫉妬・妬み・引き摺り落とす、テロ民族である事を代表の話を聞く事に因り解って来た。


日韓併合時に大日本帝国政府の役人が、C鮮人の気質を分析して帝国総督府に送った、書簡を見せて貰ったが現在の半島民に対する時、今でも立派に通用する優れた分析なので一読すると、思わず膝を叩いて仕舞う事だろう。


まあ今更滅びが確定した、亡国の性格判断よりもう一つのアジアの大国、インドとの良い付合い方の模索をするのが、今後の発展を見据える上で大事な事だろう。


あの国は日本の一番苦しく辛い時機に、恩と勇気を与えてくれた義の人、パール判事を輩出した立派な国であり、日本人はその行為を決して忘れない。


今後半島はパンデミック終息後、アジアの共同管理地にして、日本主導で利用を模索する地域になるだろう。


半島にはウリナラ人の残党は入れる予定は無く、一種の経済特区を作る予定だし、ウリナラ人は一切立ち入りを禁止する予定である。


又C国の跡地は今後少数民族に2/3は開放し、1/3は研究特区としてASEAN諸国と日本・東北アジア諸国で、共同管理を向こう500年はする予定だ。


海外在住の本C国人の立ち入りは、K国人同様一切禁止にする予定であるのは、C国人が自身の怠慢で世界人口を、1/8以上まで減少させ更にその非常時に、自身の罪を忘れて他国へ侵攻した罪への、ペナルティで有り東アジア通商連合の、決定事項になる予定である。


東アジア通商連合とはモンゴルから、オーストラリア・ニュージーランド・インドまでを含む、大東亜の通商圏であり域内の通商圏を、保護育成する国家連合体である。


今後パンデミック終息後当分は、世界経済はブロック化しないと、立行かない状態になるので、被害の少ないアジアブロックで纏まり、経済圏を創り相互発展を目指す予定である。


俺達は坂下ダムの駐車場で一休みをしながら、コーヒーをアルコールストーブで淹れ、チョコレートを摘みながら一休みをしていた。


「しかし当初思っていた程、暴徒の数が増えて居ませんね」


「う~~ん、原因として考えられるのはやはり、マークしていた在日を強制送還したからだと思う。


奴らの凶悪犯罪率は外国人犯罪で断突だからな、今まで通名報道しかされて無かったから、一般人には解らなかったが事実を知ったら、又朝臼新聞のテロ記事かと怒りを顕になったろうね。


そして其れが原因で奴らと軍が戦いに成ったら、関東大震災時のC鮮人テロ阻止事件と、同じ事が起こっただろうな。


あの時の記録や当事者の聞き込みを調べると、戦後左翼系の政治団体とマスメディアやC鮮人系の、政治団体が共同で捏造して大虐殺を行った様に工作して、朝鮮人大虐殺だ~~~と大騒ぎするのだろうな。


実は実際にC鮮人テロリストが震災後の混乱に乗じ、爆弾で彼方此方の施設を爆破した為に、警察と自警団を中心とした日本人に迎撃され、両勢力からかなりの死者や負傷者が出たのが実情だ。


それをお得意のジャパンディスカウント戦術で、テロを行った行為を消して大虐殺と捏造し、戦後の日本人の罪の意識を刺激して、日本人を貶めて共産革命を起こす礎にする積りだったのだろう。


李 萬洙政権下のK国政権下で調べたが、自分等に都合の良い事実が出てこなかった為、放り投げていた経緯が有った様だが、朝臼新聞の捏造歴史にだけ今は残っている、強制連行された従軍売春婦捏造と同じ嘘歴史なんだがね!」


「そんなに奴らは質が悪いのですか?」


「ああ、代表の仕事の関係で公安警察と知り合って、色々教えて貰ったが半島国の在日犯罪は、猟奇的で悲惨且つ悪質な犯罪が多いそうだ。


婦女暴行や凶悪殺人の70%以上は奴ら関係の犯罪だし、詐欺事犯の60%以上も同じく、暴力団の構成員も70%があいつ等だそうだ。


今回首相の英断で軽犯罪を犯した奴らを含め、90%以上を強制送還にしたので、暴徒の発生も大分防げたと予想出来るが、取り零しも居るので暴徒に成った連中は、半島系と大陸系の特亜が多いだろうな」


「しかし、他所の国に来ていて良く其の国の、国民相手に喧嘩を吹っ掛ける気に成りますね。


俺ならお世話に成って居る国に、恩返しをする事をまず考えるのですが、あいつ等は何処か回路が変に成って居るのでしょうか、少人数なのに大人数の他国民相手に、反人民活動をしたら抹殺されると考えないのでしょかね?」


「前に、代表に聞いた事が有るんだが、本当かどうかは敢えて言わないが、話として聞いて置きなさいと言われたが、彼の2国の国民の御霊は地獄からの、復帰者が非常に多いそうだ。


地獄霊なので非常に階梯の低い御霊であり、高い御霊の考えや行動が解らないし、高級霊の行動を見ると自身では出来ない事を簡単に行うので、羨ましくて妬ましくて悔しくてと、負の連鎖の思いが湧いて仕様が無くなるそうだ。


又、日本には高級霊が生まれ易い場所で、それを見るとつい自分等と同じ次元に引き摺り落とそうと、思わずにはいられないのだそうだよ」


「うわ~~、それは迷惑な連中ですし、面倒臭い奴らですね~~。


そんなに嫌ならコッチを見なきゃ良いのに、何で自分で努力しないのでしょう。


前に爺さんから聞いたのですが、あいつ等は歴史的事実とか言うが、無い事・無い事を理由に日本に譲歩を求めて来るが、とんでも無い連中だから絶対言う事を、信用しては行け無いぞと言ってました。


戦後祖父ちゃんの弟が東京に住んでた商店街の土地を、奴らの凶行で奪われてしまったと、激怒しながら言ってましたよ。


それ所かその後で起きたC鮮戦争で、日本帝国軍の敗残兵が半島に居座った為、A国軍とC国軍が共同で追い出したと、大嘘を付きまくって日本は俺達に負けたとか言っているが、日本とC鮮は一度も戦をした事は無かったし、第2次対戦中は日本の一部として、熱狂的に連合国と戦ったそうですね。


だから先程言われてた代表の話は、とても納得出来ます」


「そうか、君ん家の爺さんの身内は、奴らの被害者の一人か~。


在日の奴らは自身の出自を、強制連行の子孫だと言って居るが、戦前は不法入国で日本に居座り、戦後は内戦の難民として入国したにも拘らず、全員強制徴用の奴隷移民の被害者だ~と言って、日本に居座り日本人の税金である生活保護費を騙し盗り、在日特権を在りもしない奴隷徴用の、慰謝料替わりに享受して来た詐欺民族だからな。


今まで極左系のマスメディアが日本を覆って居た為、その事実を報道しようとすると、マスメディアや極左系政党や団体から、攻撃されて封殺されて来たからね。


しかし今回のパンデミックはC国発の、バイオハザードだし奴らの怠慢と、利益優先の政策で起きた大量虐殺犯罪だからな、首相も良い加減堪忍袋の緒が切れたのだろう、奴らに情けを掛けるのは止めて、責任を取らせる方向に舵を切ったのだ。


じゃないと今回の犯罪で我が国の国民だけでも、一体何千万人の無辜の民が犠牲に成ったか解らないし、そんな緊急時に他国へ自身の罪を贖う所か、侵攻して来る盗賊団は許せないから、徹底的に討伐をして国自体を滅ぼしたのさ」


「へ~~~、C国海軍に勝ったのは報道で知って居ましたが、国自体が滅びたのですか初耳ですね」


「ああ、簡単な事だよ。 


今更もう教えても良いだろうから言うが、あの国は13億人の人口大国だろう?

だからまず海軍戦力を壊滅させて、全ての港にある船と飛行機を全部破壊して、海路と空路で輸入される物資を、ストップしただけなのさ。


後は非常に簡単で人口が多いので、他国より当然ゾンビの数も多いから、残った陸軍だけでゾンビを駆除する所か、弾薬と燃料が尽きてしまい勝手に自滅する、この戦略でC国自体は自滅するのも時間の問題だろうな。


それにC国を自身の安全を顧みず、助けようとする他国は居ないだろう?


欧米列強の搾取に苦しんでいた時、助けようとした日本を自身の欲で、敵と平気で連む様な敵性国家であり、WW2以降は他国を国内問題と偽って、侵略行為をして来た侵略国家は滅びて当然だからな」


無論[おもいかね]の事はトップシークレットなので、薮沢君には話さなかったが。


「それは又・・・・、お気の毒と言うか自業自得と言うか、でも仕様が無いですね自国で発生した疫病を、全世界に蔓延するまで放って置いたのだから、その位の事をされても。


さってとそれより、次は大熊町大川原西平にある、大西さん家の脇道を見回りますか。


あそこから田村市に抜ける、未舗装のオフロードバイクか四駆が有れば、抜けられる林道があるのですが、一応重機があれば復旧出来る程度に崖崩れを起して、閉鎖してありますし3箇所で木を倒して置きました」


「このダム湖の上はどう成って居るのかな?」


「この上は登山道しか有りません、歩いてなら田村市に抜けられるのですが、2~3日は掛るでしょうね」


「じゃあ実質大丈夫と言う事か、まあどん詰りに避難民が居ないのが、確認出来れば良いからな」


「ええ今日はそれを確認しにやって来たのですが、次の道も冬場雪が降ると閉鎖されるので、さほど問題無いですし入り口から3km位の場所で、道を閉鎖して置きましたから大丈夫でしょう。


しかしその次に行く道は都路街道と言う国道288号線で、高原地帯とこちらを結ぶ主要道路なので2箇所で事故を偽装し、崖崩れを1箇所で興して道を塞いで有りますが、枝道が多く徒歩でも楽に越境して来る可能性があるので、注意が必要ですね」


「その他は国道114号の富岡街道かな?」


「あちらも都路街道と同じ様な状況ですね、国道なのでフルの2車線道路ですし、枝道も多いのでパトロールが大変な所です。


だから在郷の警備担当者が輪番で警備に、当たって居ますが気は許せない地域ですね」


「今日は何処辺りで泊まる予定かな」


「今日は都路街道沿いにある、玉の湯温泉で宿泊予定です」


「おお、温泉か~?! 良いな久しぶりに山の出湯に入れるのか。


どんな場所にある温泉だい?」


「山の中の一軒宿ですね、そんなに大きい温泉じゃ無いので、温泉街は有りませんが宿の主人が猟友会の会員なので、良く猪や鹿猟をするので利用して居る宿です。


山の中の一軒宿なので風情が有って、料理も美味しい良い所ですよ、宿の主人もあの辺の治安維持要員ですし、信用が出来るいい奴ですのでお二方とも話が合うでしょうね。」


「それは楽しみだな、其の辺は熊なんかも居るのかい?」


「ええ、今の時期は熊や猪に鹿・キジや山鳥に、そろそろ鴨もシーズンに入りますね。


夏場だと渓流ではイワナ・ヤマメにゴリなんかも釣れますよ」


「じゃあ料理もジビエ風や山菜に茸なんかの、山の幸が豊富にありそうだな」


「ええ、地区の保養所見たいな警備の詰所の様な、そんな扱いに今は成って居る宿ですし、旭工機の人がこの間周りの壁などを強化して、砦の様に成っています。


備蓄用の倉庫も増設したのであの地区の、避難所の機能がある場所に成って居ますよ。


強化工事の御蔭でゾンビが千単位で来ても、ビクともしない造りに成っていますし、監視カメラやセンサーに罠が張り巡らせてあるので、其の辺の暴徒程度なら軽く制圧出来るでしょうね」


「まあ富塚のオヤジが音頭を取って、要塞化したのだから凶悪な罠だらけなのだろうな。


下手に裏山散策なんかしたら、命が幾つ有っても足りなそうな場所だろうね」


「良く罠に猪や鹿が掛って、今年は豊漁だと宿のオヤジが昨日電話したとき、言ってましたが多分田所さんが、言って居る通りだと思います。


じゃあそろそろ出発しますか? あまりゆっくりとしてると宿に着く時間が、遅く成って明日の行動に差し支えが出ますから」


「よし、じゃあ出発するか!」


俺達はカップ等を手早く濯いで、道具を仕舞うとハンターカブに跨り出発する事にした。




Pday 13日目

AM10:50 福島県双葉郡大熊町野上 日隠山南東裾周辺


俺達は次の林道に入り日隠山の、南東部を通る崖まで来ていた。


ここは丁度日隠山の裾にある山腹を通っており、急峻な崖に成って居る為に崖を爆破して、道を封鎖するのに持って来いの地形に成って居る。


此処を突破する以前に更にその前には、嵐で倒れた様に偽装された倒木が、3kmに渡って3~5本ずつ3箇所に倒れて居る。


「イヤ結講大規模に崩して居るのだね、これで後の復旧は大丈夫なのか?」


「ええここは諸中崖崩ればかりして居る所です、だから逆に崩して置いた方が安定するのですよ。


崩れた下の道は被害を受けて居ないので、上の土砂を取ってやれば直ぐに復旧出来ますから」


見れば長さ20mに渡って土砂が道を塞ぎ、崖の一部に成った様な惨状を晒して居るので、徒歩やオフロードバイクでもここは通れないだろう。


そして丁度山の端に位置してる林道の為、徒歩で踏破するのに素人では難しい場所を、狙って崖崩れを興して居るのは流石、山に詳しい者が考えただけはあると感心してしまった。


まあ山岳に慣れた特殊部隊なら、山を巻いて徒歩で踏破出来るだろうが、暴徒や避難民は此処を突破出来ないだろう。


そんな感想を考えていた時、薮沢君の様子が急に変わった。


今通って来た道の崖を上がった所を注視して居るようだった。


そしてジェスチャーで黙る様に指示すると、カブのライフルストックから愛銃をソット取り出し、スコープを調整しながら崖上を狙った。


そしてそっとライフルを構えると、初弾を遊底を操作して送り込み、引き金に指を掛け静かに息を吸い込むと、更にゆっくり吐き出しながら静かに引き金を引いた。


ダーン・・・・!


銃声は余韻を引きながら静かな山の中に吸い込まれた。


崖上からはかなり立派な大猪が、土埃を舞い上げながら崖を転げ落ちて、林道と崖の端境まで転がって来た。


どうやら弾は猪の心臓か近くの、血管を破壊し即死させた様で、猪の体の下には血溜りが出来つつあった。


「流石猟師だな見事1発で仕留めたじゃ無いか!」


「140kg以上有りそうな猪だな、あのガタイだと雄の猪だろうな、さてと腹腸を抜かないとね」


「イヤー、運が良かったですよ、丁度風上に居たしカブの御蔭で、エンジン音が小さかったのも良かったです。


普通あまりバイクのエンジン音や、排ガスの匂いがすると山中では警戒して、出て来ないので徒歩で行かないと、逃げられて仕舞うのですがね」


俺達は滑車にロープと狩猟ナイフを持って、猪の傍まで行きまず血抜きをする事にした。


林道を10m程下だるとちょうど良い、樫の木が生えて居たのでそこまで猪を、バイクで引き摺って運んで吊るす事にした。


樫の木まで運ぶと太い枝にロープを掛けて、滑車を付けて猪の片足にロープを掛け、持ち上げてから股の付け根の動脈を開き、頸の頚動脈にナイフを入れてできる限り血液をぬいた。


この処理をしないと肉に血液の臭みが残り、あまり肉が美味しく無くなるので、キチンと処理をして置くのが大事だ。


大まかに血抜きが終わると腹を割き、内蔵を取り出す事になるのだ。


このまま帰宅する事が出来る場合は、結講喰える内蔵もあるのだが、旅の途中なので大半は捨てなければ成らない。


今回は肝臓レバー心臓ハツを確保し、残りは穴を掘って埋めておいた。


血抜きをし腹わたを抜いた猪は最初の150kgから、120kg位に軽くなって居るが、成人男性2人分の重量があるので、倒木で簡単なソリを作り近くの、渓流の淵へ運びそこへ重石を付けて、血抜きの仕上げと低温熟成させる為、最低3日から10日は水に浸しておく。


序でにレバーとハツも洗濯ネットに入れ、水に沈めて血抜きをして置くと後々楽だ。


作業が終わると昼過ぎに成って居たので、昼食にする事にした。


メニューはレトルト白米にレトルトカレーにしたが、序でに血抜きをしたレバーとハツを半分程枝に刺して、焚き火をして炙って喰う事にした。


手を別容器に小分けした液状クレンザーで洗い、血と油汚れを落としてコッヘルへ水を入れ、オプチュマス8Rのガソリンストーブを使い、白米とカレーのレトルトパックを温めた。


この手の旅には態々ガス等の別燃料を持たないで、バイク燃料を流用出来るストーブ(コンロ)が便利であり、照明はLEDランタンが出来た御蔭で、バイクで発電した電気をバッテリーから取り、電池に充電して使えるので便利に成った。


予備にコーヒー等お茶類とカップ麺用に、更に軽いアルコールストーブも併用するが、メインの調理にはガソリンストーブを使うのだ。


「いやー、流石この山は手入れが行き届いているせいか、猪も大きく育って居るな、団栗も結講落ちて居るので動物も多いだろう」


「ええ、俺のオヤジ世代がバブルの弾けた頃、金儲けに嫌気がさして仲間を集めて、漁協の若いのと協力して山の手入れをしたのが、今の結果でしょうかね。


御蔭で俺らの世代は楽しく山遊びが出来ますよ、他所の手入れをしなかった山に遠征に行くと、余りに酷い状態なんで気分が悪くなる程ですね」


「そうだな、俺も白神山地や海外の自然が多い所に行ったが、動物が多い山は雰囲気が良い所が多いよ。


人が金儲けで木を切り放置して居る山は、山神様が怒って居るのか何れ、麓に住む人間へ罰を当てる事がまま有るよ」


「そうでしょうね、山津波に川の氾濫で浸水したり、病虫害が発生して農作物が壊滅なんて事は、処置中有りますからね。


後は海の潮焼けで海藻が壊滅して、魚が産卵出来ず漁獲量が激減して居る所は、山ほど有るのに気が付かない人が多いですね」


「まあ、人は海や山を征服など出来ないのを、良い加減気付いたほうが良いのだがね。


言い古されて居るが、山や海・土地は自分の持ち物であっても、本当は借り物に過ぎ無いのだと思う。 まともな人間なら借り物をして居るなら、粗末に扱わないだろ。


粗末にする場合は持ち主に発覚した場合、2度と利用させて貰えなくなるのは、余りにも当然だからね。


しかし世の中そう思わない奴も多いし、その為にその迸り(とばっちり)でしなくても良い苦労をする人も居るからね」


「まあその地区の政治家を選ぶのは、その地区の住民ですから政治家への罰は、住民への罰として猛威を振るうのでしょうね。


俺達は悪くない、文句なら政治家に言ってくれと言っても、神様はそんなに甘くはなくて、じゃあ何で選んだのか言って見ろと言われたら、返す言葉も無いのが当り前でしょうからね」


「まあ、普通の日本人ならそう言う考えだろうが、中には馬鹿なクレーマーが居て、そんなの可笑しい迷信だと言って、顧みない奴が居るのだから始末に負えない。


自分の非常に狭く自己中心的な視野で、判断した物事が正しいと考え、他の意見と相対化して見ないで結論を出し、考えを改めない狂信者がハード クレーマーやモンスター ペアレントには多いからね」


「まるで何処かの民褥見たいですね、そいつ等はあの民褥の仲間か、血を曳いているんじゃ無いですか?」


「俺もそう思う時が有るよ、とても同じ価値観を持つ連中と思えない、相容れない価値観と思想を持って居るので、別な成済まし大和民族じゃ無いかと思うよ」


「結講半島民の血が混ざって、可笑しな考え方をする人達がWW2以降、増えたのかも知れないですね。


例の壊滅させられた朝臼新聞や、毎昵新聞の例も有りますから、油断出来ませんよ。


あのマスコミ各社の幹部の特亜率は、異常としか言えないですから始末に悪い。 実態は朝鮮新聞とか毎朝新聞と名乗った方が、正しい状態でとても日本人の為の、マスメディアとは言えない状態でしょう?


国自体が反日を主導して居る潜在テロ国家と、仲良くするべきだと騒ぎ相手国が反日教育をして居るのは、問題にしないのは日本国と日本人の安全保証に、どれだけ不利益になるか考えれば解るでしょうに」


「奴らが何を望んでああ言う行為をしていたのか、今では大半がゾンビに成ったから今では分からんが、取り調べの調書や押収した資料で大体、解って来たんだが。


初めはあいつ等は共産革命を日本に起こす、ソビエトのエピゴーネン組織として、WW2以降侵食を受けたマスメディアだったのさ。


しかし日本の経済成長での躍進や、ソビエト共産党の凋落で行き場を無くした、書生論的共産主義者がソ連からC国共産党に、宗主国を移して影響力を増やそうと足掻いた結果、反日思想を取り入れ共産革命の夢よもう一度と、連んだ結果が反日新聞を産み出したのさ」


「馬鹿なんですかね? 奴らは! 大体俺が本で学んだ共産革命を成功させた、革命国家は其の国民の信任を受けたから、成功したのであって民を敵に回した場合、100%失敗したでしょうに。


何を連中はしたかったのか解りません、簡単にバレる嘘を背景にすれば、簡単に覆される自爆罠を自身の足元に山程仕掛けて、マラソンで強豪に勝とうとして居る馬鹿としか思えないですよ?」


「彼らは自分達が余程優秀だと自負していたのだろう、簡単に民を騙せると高を括っていたのだろう、しかしK流を流行らせてしまったのが、運の尽きだったんだと今なら解るよ。


K流を流行らせて日本女性を虜にして、取り込もうと合作したのだろうが、逆にK国の実態を日本人に広めてしまい、反日教育の実態や捏造歴史で自国民を洗脳し、C鮮の低い民度が明白に成り実態が解ってしまった。


更にそれが原因で自身が、ディスカウントジャパンを行う為、仕掛けて居た捏造従軍娼婦詐欺がバレて、にっちもさっちも行かない状態に成ったのさ」


「まあ安部首相が奴らを一掃してくれて、本当に喝采を送りましたよ。


あの馬鹿達は国民を敵に回したのに、気がついて居なかったのでしょうかね」


「まあ、『驕れる者は久し駈らずや』だろうね、自分を利口だと根拠の無い自負心を持った時点で、彼らは積んで居たのだろう。


嘗ての自民党が政権を失った時にも、この法則は発動したのだが現首相の、安部総理はその時の反省を確り行い、今の政権を得た時にその失敗を糧に、現在舵取りを行なって居るから、安心して任せられるのだよ。


ん・・・・・、そろそろレバーとハツが焼けた様だね、田所塩コショウを取ってくれんか」


俺は田所が持ってきた塩コショーを振り、レバーとハツに味を付けると、オピュネルナイフで切り分けて皆に分けた。


「お~~~美味い! やはり内蔵肉は新鮮なのに限るな!」


「ええ、これを喰えるのは猟師の特権見たいな物ですからね!」


「ん~~~、カレーにも合うがやはりビールが欲しいな!」


各々勝手な感想を言い合いながら、獲れたてのジビエ料理を堪能するのも、狩猟の醍醐味であり皆で堪能したのだった。




Pday 13日目

PM12:40 福島県田村市都路町古道


ここは都路街道を西の山岳地帯に入り、万右エ門ダムへの分岐道から、更に1km程西へ入った崖に成った道だ。


此処も崖を20mに渡って崩してあり、崖崩れの向こうには大型車四台を使った、事故を偽装した道路閉鎖場所が更に、1km入った所に設置してあり簡単に、自動車では突破出来ない障害物に成って居る。


更にこの崖崩れ現場手前1kmにも、同じ様な事故障害物を設置して有り、俺達は其処にバイクを止めて徒歩で、ここまでやって来たのだった。


「しかし此処も派手に崖を崩したね、復旧は簡単なのかい?」


「ええ、何せプロの道路工事会社が崩したので、復旧を考えて崩壊させたと言ってましたよ。


大型重機を使って道自体は直ぐに、掘り出せるそうですが崖の法面強化工事が、大変だと言ってました」


「法面? ああ、コンクリで覆って仕舞う工事ね、あれは工期が相当掛かりそうだな、でもゾンビや暴徒が大挙して、来襲するよりましだろうからね」


「そうですね、その場合の被害を考えたら重機で3日有れば、取り敢えず通行は可能になる、人口崖崩れの方がましですからね」


「道路閉鎖用の事故現場も上手く設置したな、まるで本当の事故現場見たいな迫力だった」


「ああ、あれですか? 警察署の交通係の力作ですね、あれならプロが見ても区別はつかないと豪語してました。


ざっと見て大型コンテナトラック2台・瓦礫の産廃を運んだダンプ1台・パネルトラック4t車1台に乗用車3台を巻き込んだ、多重衝突事故現場を再現したそうです。


因みに重軽傷者5名に死者4名を出した、事故で後始末に偉い手間を食った、曰く付きの事故を再現しましたと言ってました」


又変な所に凝った再現をした物だ、余程凝り性か暇だったのかね彼らは?


俺は偽装事故現場の変にリアリティの有る、状況を思い浮かべながら軽い頭痛を覚えた。


パンデミック騒ぎで皆んなが忙しく働く中、やけに熱心に働く交通係や鑑識の連中が、何だか幻視出来た気がした。


しかしこの様子なら素人ではまず、事故現場自体そこを片付けて、車で突破出来ない状態だろう。


少なくとも自動車では移動出来ない状態に成り、ゾンビが発生して居る中生身で移動する事は、極力避ける方向で皆外出するのが前提なので、山深い山中を徒歩で移動を選ぶのは車のトラブルに逢った、避難民か暴徒以外居ないだろうし、逸れの暴徒以外は自身の巣に帰る為に引き返すだろう。


「ここは7日程前に極力音を出さない様に、発破のプロが最低限の火薬で静かに崩したので、2km程西に向かった所にある材木加工場に居ても、気づかれなかったでしょうね。


わざと昼間に崩したので周りの音で、気付かなかったと思います」


「そうだな、工兵も名人が発破を仕掛けると、余計な音を出さずに道等を崩すからね、つくづくプロの技は凄いと思うよ。


次は何処へ行くのかな?」


「次は先程の偽装事故現場から少し戻った、万右エ門ダムへの枝道を行ってダム湖へ、偵察に行きたいと思って居ます」


「そうか今は1310時だからダムへは、1400時位に着くだろうから日が暮れる前に、宿に入りたいので1630時までに、何事もなければ宿に行きたいな」


「そうですね、どんな危険が待って居るか解らない状況で、夜間の移動はしないのに限りますから、なるべく日の有る内に宿やキャンプ地に、着くのが理想的ですね」


俺達は来た道を戻りカブに跨ると、道を引き返してダムに向かう行き止まりに付き通行止めの、看板が設置してある枝道をダムに向かって行った。


ウネウネした細い一応舗装してある、山間部の舗装林道を通りダム湖へ向かって、バイクを走らせていると薮沢君が、無線で脇にバイクを止めて隠れる様に指示して来た。


俺達は右側の少し森が張り出して居る、木々の陰にバイクを止めた。


その時は既にダム湖前の駐車場に止めてある、1台のキャンピングカーと1BOXワゴンを視界に収めて居た。


俺達はバイクを停めて前方の木々の間から、双眼鏡で駐車場に停めてある2台の車を監視する体制に入った。


キャンピングカーの中はスモークで見えないが、1BOXカーの中はよく見えた。


そこには若い男3人と女性が一人居り、非常に不味い状況に陥って居る様だった。


「状況は今集音マイクで確認する、田所はライフルで狙撃準備、薮沢はUZIにサプレッサーを装着し、マガジンポウチに予備弾倉を準備してくれ。


・・・・良し聞こえた、なん…だと! どうやらキャンピングカーの中に、子供と怪我をした旦那が居る様だ。


暴徒は1BOXの3人の他にキャンピングカーに、2名の5人居る様だな。 田所、此処から狙撃で支援してくれ、俺と薮沢君は1BOXへ近づいて、暴徒を制圧後キャンピングカーを片付ける」


「了解しました!」


俺はカブのコンテナからM1991A1A用の、サプレッサーと予備弾倉を5個取り出し、拳銃の遊底を引いて初弾を薬室へ送り、再度弾倉を出すと弾を1発補充してセーフティを掛けた。


これで7+1で8発の弾丸を使用出来るが、素人がするとホルスターの中で、暴発の事故が起こる可能性が高いので、あまりお勧め出来ないが1発でも多く欲しい、実戦ではプロは使って居る奴は多い。


ベテランならまず自分の足を撃つ馬鹿は、居ないがルーキーは偶にバンとやって仕舞う。


俺は薮沢君に合図をしてライフルは、ショルダーベルトで背中に背負い、拳銃を両手で保持するコンバットシューティングの構えで、1BOXへ接近して行ったのだった。


又遅れて済ません、m(_ _)m


どうかお楽しみ下さい。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 『人が金儲けで木を切り放置して居る山は、山神様が怒って居るのか何れ、麓に住む人間へ罰を当てる事がまま有るよ」 「まあ、人は海や山を征服など出来ないのを、良い加減気付いたほうが良いのだがね…
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