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私、お嫁になんていきません  作者: 歌○
第二章 〜少女期編〜
180/977

180.御握りといったら、塩御握りだと思いますけど、まずは布教です。





「ジュリー、こっちを適当な大きさに切って、見本通りに串打ちをお願い〜」

「それくらいならなんとか」


 いえいえ、なんとかじゃなくて、それくらいは余裕でできてくださいよ、トリミング済みのお肉を一口大に切って、お野菜とか一緒に串刺しにするだけなんだから。

 そう心の中で突っ込みながら、此方は此方で唐揚げの準備。

 ニンニクと生姜と香草を混ぜたタレに漬け込んだ、それを小麦粉を塗したものと、片栗粉を塗したもの二種類を用意。

 外はカリカリだけど中はしっとりジューシーな唐揚げと、カリッとザクザクな歯応えが楽しい竜田揚げ。

 使っているお肉は、ペンペン鳥には及ばないけど、鶏肉より美味しい岩崖大鳥(ローックバード)なので、充分に御馳走です。

 数個を見本に揚げた所でルチアさんに交代。

 揚げ物は初めてとは言っていたけど、ジュリと違って料理の経験は豊富なので、安心して任せられる。


「ジュリ、聞こえないフリしないの。

 串打ちを終えたら、焼き台に並べてってね」


 焼き台は私が土魔法で既に製作済み。

 ずっとは無理だけど、一晩くらいは此れで充分に持つ。

 ジュリが指示通り打ってくれた串は、鳥の間に南瓜とプチトマトとバジルの葉で巻いたチーズの洋風焼き鳥。

 此方の焼きは、例の失言中年男性の兵士さんが申し出てくれた。

 点数稼ぎですね、ありがたくお願いします。

 この際、ジュリも此れくらい出来なさいと焚きつけながら、例の硬くてボソボソのパンを魔法で細かく角切り。

 スープを作るためにお湯を沸かしている人に渡して、スープをお湯で戻した後に数個を浮かべて貰うようにお願い。

 硬いパンもこう使えばクルトン代わりになって、良いアクセントになる。


「そろそろ蒸らし終わったかな」


 大鍋を結界で包んで圧力鍋にして作った早炊きの炊き込み御飯。

 しかも具材は岩崖大鳥(ローックバード)とバター、トマト、キノコ等と味付けは洋風だけど、これが美味しくない訳がない。

 食べ易いように、夏柚の皮を少し散らしてから御握りにしてあげる。

 こうして御握りしてあげると白米のままでは不評だったジュリも、喜んで食べるので、多分、見慣れない食材でも食べてくれると思う。

 炊き立てのご飯でも、魔法で断熱してあげれば、熱くないし手に米粒がつく事もないので、あとは数をひたすら作るだけ。

 男性陣は一人あたり四つあれば足りるかな?

 まぁ全部御握りにして、余ったら余ったで、収納の魔法の中に仕舞って再利用すれば良いだけの事か。




 〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・




「うん、美味しい。鶏と違って胸肉もパサついていないし、旨味の濃い味ね」

「焼き鳥だと、歯応えがありますが、噛むと滲み出てくる旨味がいいですね」

「ユゥーリィさん、この唐揚げと言う食べ物、とても美味しいですわ。

 なんで今まで、作ってくださらなかったんです?」


 それはねジュリ、貴女が体重を気にしているからですよ。

 だって唐揚げなんて中毒性の高い食べ物、一度味わったらまた作れと言うに決まってますからね。

 男性陣が多いのと、良い鳥肉が入ったから解禁しただけです。

 ほらっ言っている側から、唐揚げ三皿目に突入。

 別に構わないけれどそれでストップね。

 でないとmまた体重に泣く事になりますよ。

 ……なんなら街まで走って帰るって、そこまで気に入りましたが、でも駄目なものは駄目、足りないぐらいがちょうど良いんです。

 そもそもこの夕食の主役は、私達を連れてきた部隊の皆さんで、私達の分はついでです。

 私達で食べ尽くす勢いで食べてどうするんですか。

 あっ、ルチアさんは遠慮なく二皿目をどうぞ。


「これだけの料理を何処で学ばれたんですか?

 先程の御実家の話ですと、それだけの余裕はなさそうですが」


 ルチアさんの疑問ももっともだけど、まさか前世の知識と経験ですとは言えないので、書物とか(・・)で覚えたと誤魔化しておく。

 前世と言うだけで、まったく嘘ではないですしね。

 念のために信憑性を持たせるために、実在する書物の例を一つ上げておく。

 高価ですけど、仕事で使うと請求しておけば、経費で買って貰えますよとまで。

 まぁ書いたのは私ですので、悪どいと言われるかもしれませんがペンネームなので問題はなし。

 そう言う私は、相変わらず胃袋の大きさの関係で、焼き鳥一本と唐揚げ一皿と御握りを一つ。

 焼き鳥も唐揚げも一つ一つが大きいのでこれで十分。

 唐揚げもそんな大きな唐揚げが一皿に、衣違いで一つづつだから、私にとっては結構な量がある。


「今回は、参考になられましたかね?」


 そこへ燻銀のような渋い老齢の戦士で、部隊長であるダスチニア様が丁寧な言葉で声をかけてくる。

 私達は部隊の人間からしたら他所者なので、少し離れた所で食事をとっていたのだけど、見る限り皆さんワインの入った皮袋を片手に、今回の討伐遠征が死者も重傷者も無しに済んだ事もあって、楽しげにやっている様子が伺える。

 そこから離れて態々一人でやって来られるあたり、此方の事情を知っている唯一の人間として気になる所なのだろう。


「おかげさまで、色々と参考になりました。

 実現出来るかどうかは分かりませんが、試したい事がまた増えました」


 今回の遠征に同行して気がついたのは、飼料だけではない。

 夏とはいえ、地面にそのまま寝るため朝には身体が冷えるし、冬でも其処に毛布が増える程度。

 慣れれば、霜が降りてても寝れるらしいけど、体に負担がない訳がない。

 焚き火から離れていれば、おそらく凍死していた人もいたはず。

 魔物の領域に入ってからの食事もそうだ。

 大半は干し肉か、ドライフルーツを歩きながら摘む程度。

 ぬかるみや苔の生えた岩に取られる足。

 怪我した時も、重症でない限り布を巻く程度で、安全な野営地に戻って治癒術士がいれば治療してもらえるけど、大半はそのまま簡単な治療で終わってしまうとの事。

 重傷者が出た場合、近くに神殿がある町や街があれば足を運ぶものの、治癒魔法も万能ではない。

 再生まで出来る治癒魔法も万能ではなく、怪我をして一定の時間が経つと治癒魔法が効かなくなるからだ。

 他にも沢山の事が気がついたけど、それをなんとか出来るかといえば、出来ないとしか言えない。

 前世の知識と照らし合わせても、関われるのはほんの一部。

 気がついていない事も含めれば、一握りの事でしかない。

 それでも、そのほんの一握りを救う事ができれば良い。

 私にとってはそれで十分。

 気が付かない事までは知った事じゃないので、その時はその時で考えれば良いだけのこと。

 私は自分勝手で我が儘だから、自分ができる事しかやらないし、自分がやりたい事しかやらない。


「それは楽しみです。

 出来る出来ないは関係なく、貴女様のような戦い方もあると、私達は知りましたからね。

 願わくは、我が孫が成人するまでには出来れば、安心して逝けますな」

「与えられた時間が長い事は嬉しい限りですが、様付けは御勘弁くださいませ」


 討伐隊の隊長職などをやってはいるけど、実は子爵家の現当主。

 次男とか言うなら分かるけど、何故、コンフォード家の討伐部隊の隊長なんてやっているかと思うけど、……まぁ国からのコンフォード領の監視と言う名目なのだろうと、勝手な想像をしてしまう。

 とにかくどんな事情にしろ、庶民落ちした私は『様』付けして呼ばれるような相手ではないし、そうでなくたって元は男爵家の次女でしかない。

 ましてや、中身はともかく身体は子供なのだから、そんな相手に『様』付けなど端から見たらダスチニア様の外聞に関わる。


「ヨハン様から、様付けを嫌われると言われてはいたが、許されてはくれぬか」

「いえ、許す許さないではなく」

「淑女が嫌う事をしないのも紳士の務め、貴女の望み通りにしましょう」


 何か盛大に勘違いされている気がしない事もないけど、恭しくしないでくれるなら有難い限りなので突っ込まない。


「今回はゴルドーの奴が、不快な思いをさせてしまったみたいだが、勘弁してやって欲しい」


 ゴルドーと言うのは例の一言多い中年兵士さんの事だけど、言うのは私ではなくルチアさんに言って欲しい。

 それに、言い方にデリカシーはないものの、なんやかんやと気にしてくれたようなので、私としては気になっていないので、ルチアさん側の問題だけ。

 ……ルチアさんとしては全然気にしていないし、失礼だったのは初日の一言だけ、それも利子をつけて拳で返したので問題はないと、隊長さんも分かっているはずで、あの人が気にしていたのはルチアさんではなく私だと?

 隊長さん、そうなんですか? ……そうだと。

 そういえば、連絡とも呼べない連絡で、私達の所に来ていたような。

 それに、馬の乗り降りや、段差のある場所や何度も手を差し伸べようとして来ていた事も。

 あと道中、視線があった事もあったけど、その中には用を済ませて、低木の影から出て来た時も何度か……。


 ぞぞぞっ!


 夏だと言うのに背筋が寒くなり、思わずルチアさんの後ろに身を隠す。

 ええ、無理ですから。応えられませんし、応える気もないです。

 と言うか、もしそうだとしたら、思い当たる行動が気持ち悪すぎる。

 だいたい、オジ専も枯れ専も持ち合わせていませんし、そもそもそう言う意味では男そのものが嫌です。

 そう言う訳で、離れた焚き火からふと目があった誰かさんの視線から、全力で逃れます。


「あぁ……、少しばかり変な誤解をされているようですが、ゴルドーの奴には生きてたら貴女ぐらいのお嬢さんがいてね。

 危険な討伐遠征に付いて来た貴女が、どうしても心配になってしまうらしい」


 そういう誤解は、流石に勘弁してあげて欲しいと言う真摯な言葉に、我ながら恥ずかしくなる。

 ええ、私の勘違いです。早とちりです。自意識過剰と笑ってください。

 とりあえず、元の場所に戻って、心の中に一言多い兵士さんに謝罪する。

 そうだよね、私みたいなまだ年端もいかない子供、しかも見た目はもっと幼い容姿の私を相手に、懸想する大人なんて、そう滅多にいるものじゃないですよね。


「すみません、昔ちょっと嫌な事があったので」

「いや、誤解のあるような言い方があったかもしれない」

「ちょっとって、あんなに青い顔して震えて、ちょっとな訳がないでしょう」


 ジュリ、心配してくれるのは嬉しいけど、前世の記憶で下手に知っているだけに怖気が走っただけですし、もう震えも止まったから大丈夫です。

 抱きしめてくれるのはありがたいし、伝わってくる体温と息遣いは落ち着くけど、同時に恥ずかしくもありますから。

 それに嫌な事と言っても、実際に何かがあったわけでもないし、私が勝手に想像して勝手に怯えているだけ。

 自分で自分にトラウマを植え付けてしまっただけですから。

 ただその一件で、親友を…、家族を…、そして私を助けてくれた多くの人達と別れる事になってしまっただけで。

 でも、何時迄も在りもしない影に怯えるのも嫌っ。

 前世の記憶を起因とする本能的な物だから仕方ないとはいえ、何時迄もそれに振り回されたくない。

 人の善意を、邪な思いかもしれないと、無意味に邪推するなんて悲しい真似はしたくないから。

 もしかすると言葉にすれば少しは強くなれるかもしれないし、本当か嘘かは分からないけど私だけジュリの事情を知っているのも、不公平だもの。

 ただ、それは今、話すべき事ではない。

 少なくても貴族の当主であるダスチニア様の前では、……きっと困われるだけの話になってしまうから。

 だから、無理やり話を変える。


「簡単な物ばかりでしたが、お口にお合いになったでしょうか?」


 そう言ってから、私は味付けこそは違うものの、前世から馴染んだ御握りを一口頬張ると、炊き込みご飯独特の旨味と甘味を口の中に、その旨みを吸ったお米の香りと甘味が口の中に広がってゆく。

 うん、やっぱり、これはこれで美味しいけど、私としては塩御握りが一番かな。


「あの油で煮た唐揚げという料理は、定番の一つになりそうですな」

「苦味のある麦酒(エール)が良く合うみたいですよ」


 共に栄養価が高い上に、片方は塩分が高い料理なので、食べ過ぎを気にしながら食べて欲しいと思いつつ、収納の魔法の中から冷えた麦酒をコップに入れてダスチニア様に渡す。

 料理用やライラさんやコッフェルさん用にストックしてある物ですけどね。

 当然、成人しているルチアさんにも渡しますね。

 それほど在庫はないですから、提供するのはこの一杯だけですが。

 あとジュリは未成年だから駄目ですよ、当たり前のように手を伸ばさないの。

 だいたい苦いの苦手でしょうが。

 中身がオッサンの私だって、身体が未発達で小さい事を理由に我慢しているんですからね。

 ……偶に一杯ぐらいはと考えはしますけどね。


「こ、これはっ」

「はぁ〜〜っ」


 ゴクゴクと、麦酒を喉に流し込んでは、再び唐揚げを頬張るを繰り返し、やがて麦酒を飲み終えた二人は、黙ってコップを向けてくるけど、……もう一杯だけですよ。

 向こうの人達にバレたら、とてもじゃないけど量が足りませんので。


「冷えた麦酒がこうも合うとは」

「止まらなくなりますね」


 ええ、そうなんですよね。

 麦酒と唐揚げの組み合わせは止まらなくなるんですよ。

 そして飲みたくなるんですよ。

 だから封印していたのだけど、ついでに此方も試します?

 収納の魔法から麦酒の代わりに取り出したのは蒸留酒。

 それを魔法で作った炭酸水で割って、片方をレモン、片方をライムで香り付け。

 俗に言うハイボールです。

 ジュリには、夏柚子の果汁を炭酸水で割った物をあげますね。

 

「魔法で、こんな飲み物を作るのも驚きだが」

「この組み合わせには驚きますね。

 世間的には、かなり贅沢な飲み物だと思いますが」


 この世界にも炭酸水は存在するけど、基本的には天然の発泡水のため、産出地以外ではあまり出回っていない。

 理由としてはあまり保管も効かないと言うのもあるけど、所詮は水なので高い運搬費を払ってまで手に入れる物でもないらしい。

 そう言う意味では確かに贅沢かもしれないですけど、魔導士ですから簡単に出来ます。

 ……こう言う魔法の使い方は初めて見るし聞いた事がない、そもそもこう言う事で、魔導士を使う事自体があり得ないと。

 つまり私は時代の先駆者(パイオニア)なんですね。


「「「……、……」」」


 三人の無言の呆れた視線が痛いので、手をつけていないお酒と残った唐揚げも収納の魔法の中へ仕舞っちゃいます。

 いえいえ、明日の朝に再利用するので独り占めする気はないですよ。

 大体、あまり量を食べると隊で体を動かされているダスチニア様達はともかく、ルチアさんもジュリも文字通り身に付きますよ。

 ええ、確実にです。

 なにせ油と脂肪と塩に糖分の塊ですからね。

 私は胃袋の大きさの関係上、多く食べれないのでその心配はないですが、お二人は気をつけてくださいね。

 御握りの最後の一欠片を口の中に放り込んでから、にっこりと笑みを浮かべる。


「前から思ってたけど、貴女って妖精ね」

「あの組み合わせを教えるだけ教えて、それって、……あながち否定できないわね」

「私も妻から、お腹周りを気にするように言われいるのだが……」


 妖精の誘惑でも、悪魔の囁きも知りませんが、各自で自制してください。

 私が食事管理しているような状態のジュリは、間食をしなければ良いだけの話ですし、私としてはジュリはもう少しふっくらしていても可愛いと思うんですけどね。

 ルチアさんは……、足を得たから身体を鍛え直している最中で問題はないけど、量には気をつけないとですか。

 ……見た目がほんわか系美女なのに、中身が軍人って……、そう言う意味では私に言われたくないと。

 口に出しては言えないけど、私の場合、見た目は少女で中身がオッサンですから、人の事を言えないのは確かですね。


「そう言う意味では、唯一不満の出た此奴も、ちょうど良いのかもな」


 聞き流せない言葉が、御握りを片手にしたダスチニア様の口から溢れでる。

 無論、人には好みがあるので、多少は仕方がないと思うけど、今の仰りようだとそれなりの人数が不満を漏らした事になる。

 やはりお米という食材が受け入れにくかったのか?

 それとも、御握りがちょっとした衝撃で零れ落ちてしまう事なのか?

 それ以前に味付けが合わないのか?

 もしかすると、モチモチした食感そのものが苦手とか?

 やはり聞き取って見るのが一番かなと、つい思考を巡らしていると、ダスチニア様が小さく笑いながら。


「なに不満は不満でも、こうも一個が小さいと、二口で食べ終わってしまってな。

 物足りぬと若い者を中心に不満を漏らす者がいてな」


 うっ……、言われてみれば小さかったかも知れない。

 自分の手を改めて見れば、どう見ても小さな子供の手。

 御握りは、基本的にはこの手で握った大きさの物だから、私やジュリ達には良いかも知れないけど、大の男がこんな小さな御握りが幾つあっても、満足感が得られなかったのかも。

 やっぱり労働系の男は、見た目も中身もガッシリ系の食べ物が良いもんね。

 前世の記憶から、それは分かってはいたのだけど……。

 

 にぎ、にぎ…。


 うん、一つ二つならともかく、素早く量を作ろうと思うと、絶対に手の大きさになってしまう。


「貴女にも苦手な料理があったのね」

「苦手じゃありません。

 型枠を作れば大きく大量に作れます」


 ジュリの言葉に反論する。

 御握りと言うには情緒がないですが、オニギリと考えれば無視できます。

 材質は(アルミ)で作るとして、御飯が張り付かないように、表面には細かい粒々をつけて、一回あたり十個ぐらいをって、なんで止めるんですか?

 いえ、冗談じゃなく、本気で作るつもりですよ。

 いいから仕舞いなさいって、何でです?

 せっかくですから、満足のいくもの食べてもらいたいじゃないですか。

 今回は間に合いませんでしたけど、朝食には間に合います。

 ……朝食は別のものが食べたいと?

 それもそうですね、では明日は肉巻きオニギリにしましょう。

 いえいえ、オニギリと名前はついていますけど、串焼きです。

 肉汁をタップリを吸ったお米を豪快にカブリ付くと言う、男性陣にとって人気の出る事が間違い無い一品ですよ。


「そう言う訳で皆さ〜ん、明日は朝から肉巻きですよ〜、肉巻き〜っ」

「「「「「おぉぉぉぉぉぉ〜〜〜〜〜っ」」」」」


 意味は分かっていなくても、お肉と分かれば十分なのだろう、大きな歓声が上がる。

 やっぱり、男性陣はお肉と見た目のガッシリ系ですよね。






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