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ネトラレブレイカー!~あらゆるルートでヒロインをNTRされる騎士に転生したので、ゲーム知識で全NTRルートを爆砕していたら英雄になった~  作者: あけちともあき
賢者モードの終焉編

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第98話 責任を取るしか無い!!

 なんということでしょう!!

 セレスに生殺与奪の権を握られてしまった!!

 つまり、こいつが俺の賢者モードを解く術をついに手に入れたというのだ。


『ふっふっふっふっふ……』


 小学校高学年女子くらいの見た目になったセレスが、ワンピース姿で練り歩く。

 ここは不死の王国の入口辺りなので、普通にデーモンウォリアーが出入りしている。


 彼らはセレスを見て、『ウワーッ女神!』『こわい!』と震え上がるのだ。

 デーモンウォリアークラスだと、力を取り戻したセレスなんか天敵だろ。


 だが安心して欲しい。

 この実りの化身に悪さはさせないからな……。


「俺の賢者モードを破壊するのはいいのだが、時と場所を選ばせてくれ……!」


『確かに! ジョナサンの肉体で最初に実る相手は決まっていますもんね! さっき話した通り、マリーナで決定でしょう……!』


 俺とセレスの間に漂う今までとは違う雰囲気に、ナルとヴェローナがざわついている。


「なんかジョナサンが押されてる!」


「今までにない緊張感がありますわね……」


「これは……あれじゃな? 力関係が逆転した感じじゃ!」


 鋭いなネイア!!

 その通りだ。

 これによって、俺は様々な選択を迫られることになるであろう!


 この世界に残り、実りを与える感じにならないといかんのか?


『別に全員に実りを与えたら元の世界に戻れば問題ないのでは?』


「お前なセレスそういうとこだぞ!?」


『勇者は真面目ですねえ! 英雄というものは無責任なものなのです。残された子どもは周囲が放ってはおきませんから無事に育ちますよ! 多分』


 多分!!

 いかん……いかんぞー。

 俺はうんうん唸りながら、レイク王国に帰ることになるのだった。


 幸い、戻るまでの二週間ほどの間。

 セレスはニヤニヤしながら手出しをしないでいたのだった。


 恐ろしい女神だ……!

 今までで最強の敵であろう。


「不思議なことに、ボクはなんか今までにない期待に満ちてるんだよね……」


「私もずっと胸騒ぎがしているのですわよね……」


「うんうん。これは期待しても良さそうじゃぞ。ま、カイは別の男とねんごろになったからのう」


「お師匠ー! んもー! デリカシーがなーい!!」


 旅の途中も、カイはジョンと仲良ししていたからな。

 うーむむ、なんたること!


 さて、王国が見えるところで……作戦会議だ。


「セレス! お前が俺の賢者モードを崩すと、俺は後腐れなく元の世界に戻ることができなくなる……! これはどうにかならないのか?」


『そうですねえ。実らなければ、勇者は後腐れなく元の世界に戻るかも知れませんが、放置された娘たちの心情はどうなりますか? 実りを与えることが慈悲です……。そして私が色々スッキリします』


「最後のが本音でしょ!」


『分かりますう?』


 この女神ぃー!

 旅の間、ずっと実体化してるし。

 かなり力を取り戻しているらしい。


 というのも……。

 俺がインフェルドンを撃破したのを誰かが見ていたらしく、この話があちこちに広まっていたのだ。

 俺達が魔導カーで帰る間に、早馬で情報は国々を巡っていた。


 すっかり俺は英雄なのだ。

 俺の名声とセレスの復活はリンクしているので、彼女は女神としての力を五割くらい取り戻したわけだ。


『それと勇者よ。なんなら分け身を作ってしまえばいいのです。ジョンと同じように。超越者に迫らんとするあなたは、神と並ぶ存在になるのですから、力を分けることは可能になります。まあこの場合……切り離す魂の方が勇者の本体となって元の世界に戻りますが』


「なるほど……。その技を身につければ、ジョナサンだけこっちに置いて俺は戻れる?」


『戻れますねえ。私も力を取り戻せば、余裕を持って勇者の魂を元の世界に返すことができます!』


 まあ、今もできるんですけど、とボソボソ言うセレスなのだった。

 超越者を倒すまではいるからな!


 こうしてレイク王国城内へ。

 俺たちは凄まじい歓待を受けた。


 当然のごとく、謁見の間へ通される。


「ジョナサン。そなたはついに魔人の将を倒し、世界を危機から救った!!」


 国王がなんか言っている。

 隣でマリーナが、うんうん頷いているではないか。


「先代騎士団長の息子ということで、そなたの後見を行ってきたが、余の目は間違いなかったと言えるだろう。どうだジョナサン。我が娘、マリーナの婚約者とならぬか?」


「なっ、なにぃーっ!!」


 衝撃を受ける俺!!

 原作にないルートだ!!

 俺は英雄になり過ぎたらしい!!


 なお、これにはマリーナの兄王子たちも賛成らしい。

 偉大なる英雄が身内になるというのは、王国を盤石にするものだからな。


「こ、ここは引き受けておくべきか……。いいか、ジョン?」


「ああ、やってくれ」


 なんかジョンが、非常に大人びた顔で頷いた。

 先に一皮むけた男は強い。


「分かった。これまでNTRを破壊し続けてきた責任を……取ろう!! 婚約しまあす!!」


 俺は大きな声で、王の言葉を受けた!

 その瞬間、国王が目をカッと見開きながら立ち上がる。


「聞いたか、皆よ!! 今ここに! 世界を救った英雄ジョナサンと、レイクの至宝マリーナの婚約が成った! めでたき日だ! 皆で寿ごうではないか!!」


 ウワーッと盛り上がる会場。

 ナルが「ガーン!!」とか言いながら天井を仰いでいる。

 ヴェローナは「ショ、ショックなんか受けていませんわよ!!」とか言っており……。


 ネイアが「一発決めてくるのじゃ!」とか下品なエールを送ってきたのだった!

 くそー!!

 やってやる、やってやるぞー!!



お読みいただきありがとうございます。


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