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ネトラレブレイカー!~あらゆるルートでヒロインをNTRされる騎士に転生したので、ゲーム知識で全NTRルートを爆砕していたら英雄になった~  作者: あけちともあき
不死王編

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第94話  正面から不死の王国へ!

 腹を切るぞと宣言するインフェルドンに、デーモンウォリアーたちがすがりついた。

 長の自己犠牲はさせまい、というのだろう。

 泣かせる主従の愛ではないだろうか。


「どういうことなんだ……!?」


「これは……ジョナサンが将軍の洗脳を解いたのじゃな!」


「そういうことだネイア。俺とのバトルで闘争本能が燃え上がり、結果的に洗脳を破ることに繋がったらしい。今までインフェルドンが戦ってきた相手では、彼の闘争本能を満たせなかったのだろう」


「なるほどじゃのう。ジョナサンほどの戦士ともなれば、人間の中ではほぼ頂点。その力が必要になるほど強固な洗脳が掛けられていたということじゃ。……ジョナサン、やはりここはわしとまぐわって子を成さぬか!? お主の血は受け継がれるべきじゃ!!」


「ネイアずるーい!! ボクの方が先約なのにー!!」


「ナルはチエリを出し抜いてもいいのですの?」


「うっ、そ、それを言われると……」


 女子たちがわちゃわちゃしだしたぞ!

 俺は撤退だ!

 インフェルドンの近くに行くと、やつは立ち上がっているところだった。


 呆れたタフネスだな。

 もう回復したのか!


 鎧に亀裂は入っているが、肉体は戦闘による疲労から脱しているようだ。


『世話になったなジョナサン。我は、我と軍勢を助けたお主に礼がしたい。どうだ。我の招きを受け、不死の王国に行かぬか?』


「なにっ、いいの!?」


『五将軍インフェルドンが何者にも文句は言わせぬ』


「ではお言葉に甘えて……」


 俺がインフェルドンとそんな話をしているので、ジョンと女子たちがびっくり仰天した。


「不死の王国にいくのじゃ!? とんでもないことになってきたのう……」


「うんうん、そこって人間が入れないような場所じゃなかったっけ」


「か、カイはまだ命が惜しいなあ……」


「皆さんが思っていらっしゃるよりもまともなところですわよ……!?」


 思わず突っ込むヴェローナなのだった。

 君は不死の王国の住人だもんな。


 なお、ジョンとしては俺が行くところについていくのはやぶさかではないそうだ。


「僕の命は君に救われたようなものだ。だから、僕は君に恩を返す時を逃したくない。どこまでも同行する」


「義理堅いやつだなあ。じゃあ一緒に行くぞ!」


 ジョンが決断すると、そこにカイがくっついてくる。

 ナルは最初から俺とセットみたいなものだし、ヴェローナに至っては地元だ。

 で、ネイアは面白そうだからとやっぱり行く気になっている。


 満場一致で、インフェルドンの招きを受けることになった。

 不死王の軍勢とともに行軍する。

 なんとも不思議な光景だ。


「戦だったとは言え、俺はお前の部下のデーモンウォリアーを何体も倒した男だぞ。いいのか?」


『戦だからこそ、やらねばやられる。そういうものだ。戦が終わればそこに戦う理由など存在しない。我はそのように考えて今まで存在してきた』


「なるほど、戦いが終わればノーカンか……!」


『よほど悪辣なやり方をしているのでなければな!』


「正面から全て叩き潰した」


『で、あろうよ! 我とあれほどの戦いを繰り広げられる戦士が、策を弄して魔人とやり合う必要などあるまい』


 なんかオッケーということになったようだ。

 デーモンウォリアーたちも、気にするな気にするなとジェスチャーしております。


 どうやら彼らに話を聞いたところ、デーモンウォリアーは滅ぼされても魂が不死の王国に戻るのだそうだ。

 そして新しいボディが用意されれば、そこに宿って復活するのだとか。


 これが神聖な攻撃によって殺されると復活が不可能になるが、俺の通常のプロレス技であるならば問題ないとのことだ。


 ってことは……あの大神官は完全に死んだな……!!

 卍固めはこいつらには掛けないでおいてやろう。

 どうも、太陽神バルガイヤーの紋章によく似た形らしく、似た形のものは似た機能を得るみたいな法則が世界にあるようで、卍固めは圧倒的な聖なる力で魔なるものを浄化してしまうのだ!


 さて、トコトコ歩いていて気づいたのだが……。


「インフェルドン、何日くらい移動してここに来た?」


『半月だ』


「あーっ」


 こいつら、また半月掛けて不死の王国に戻るところだったのだ!

 それはいかんだろう。

 こっちは食事もするし睡眠も取る。

 トイレだって必要だし風呂にも入りたい。


「俺たちは実は移動速度が大変速い。なので、不死の王国辺りに到着したら何らかの手段で合図を送ってくれ。一気にそこまで行くから」


『なるほど。我ら不死者と人間の時間感覚は異なっているのだな。失念していた。では……これを持っているがいい』


 インフェルドンはカポッと手のひらを取り外すと、俺に手渡した。

 うおーっ、わきわき動く五将軍の手!

 中身には炎が踊っており、肉体らしきものが存在していない。


 インフェルドン、鎧と内包する炎こそが実体の魔人だったか。


『現地に到着した時、我が手を動かしてその方向を指し示す。お主はそこに向かうがいい』


「なるほど、分かりやすい! では俺たちは一旦神聖王国へ戻る……。あ、結界があるからインフェルドンの腕は場内には持ち込めないな。ゲストハウスに置いておこう」


「あのゲストハウスなら、わたくしもいられるくらいですからね」


 ヴェローナのお墨付きだぞ。

 こうして俺達は、一旦インフェルドンと別れたのだった。


 あとはリバーサイド神聖王国で報告をするだけ。

 不死王の軍勢の進軍は終わり、世の中は平和に……。


「いえ、まだ様子がおかしくなっている将軍は存在しますわ。以前にワイバーンゾンビと戦ったでしょう」


「そう言えば……」


「あれを作り出したゾンビーネ様が、魔道士ボナペテー追跡の任務を放棄して行方がわからないらしいのですわ」


「なんだって!?」


 まだ面倒なのが待ってそうな気がするが、そろそろその辺は俺がやらなくてもいいのではないか……?



お読みいただきありがとうございます。


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