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ネトラレブレイカー!~あらゆるルートでヒロインをNTRされる騎士に転生したので、ゲーム知識で全NTRルートを爆砕していたら英雄になった~  作者: あけちともあき
不死王編

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第89話 戦う智将の本領発揮だ!

「内部に潜んでいるインフェルドン側のスパイを探り出すとして……。連中は王城に入る時に抵抗を受けるし、入り込めるやつは弱いやつなのだ」


 俺の説明を受けて、神聖騎士団が「オー!」と感心した。

 大神官が城の外で待っていたのは、聖なる結界が邪魔をして場内に入り込めなかったからなのだ。


 そんな有り様でよく大神官のフリができていたな?

 その理由はすぐに判明した。

 バルガイヤー神殿の聖なる結界みたいなのは全て破壊されており、不死王を迎えるための穢れた場所に改造されていたのだ。


 ここはきっちりやってるな。

 神殿地下に、いざとなれば飛び出してくるためのデーモンウォリアーが数体いたそうだ。

 神聖騎士団では犠牲が出るというので、俺が直々に行くことにした。


「どれ、わしも力を見せてやるとするか」


「ネイアも来るの? 確かに作中ではスポット参戦とは言え、オーバースペックに設定された最強の魔法使いだったが……」


「ふっ、わしの実力を目にすれば、お主も見直すだろうよ」


 NTRが絡まないシーンならいいだろう。

 彼女と二人で太陽神の神殿地下に行くと、そこでデーモンウォリアーが待ち構えていた。


「行くぞ! プリズミックサンダー!!」


 七色に輝く雷撃が、デーモンウォリアーたちを打ち据える!


『ウグワーッ!』『ウグワーッ!』『ウグワーッ!』


 先頭にいた一体は一撃で灰燼に帰し、他の二体も大きくダメージを受けたようだ。

 だが、奴らは再生能力を持つ。

 どんどん回復していくな。


「ふむ……! 強力な魔法をぶつけてやったが、それでも完全に仕留めきれはせぬか。化け物どもめ……」


「ああ。だからここからは俺だ! ツアーッ!!」


 こちらに向かってくるデーモンウォリアー目掛け、俺は飛翔した。

 俺を迎え撃とうと、武器を叩きつけてくるデーモンウォリアー!

 だが!

 俺の蹴りが武器を叩き折る!

 勢いは止まらず、俺の足がデーモンウォリアーの頸部に叩きつけられた。


「レッグラリアート!!」


『ウグワーッ!!』


 ぶっ飛ぶデーモンウォリアーヘッド!

 そして爆発!!

 魔人殺しの称号が発動すると、再生も魔法的な防御も許さんぞ!!


 その後、プリズミックサンダーと逆水平チョプの同時攻撃でデーモンウォリアーを粉砕し、太陽神の神殿は解放されたのだった。


「プリズミックサンダーって、全属性魔法なの!? つよーい」


「お主の攻撃もでたらめな威力で強いぞ……!! それほどの力を持つ戦士など見たことがない。どこで鍛えたのじゃ?」


「世界の理の外でちょっとな……」


「ほほう……興味深い……!!」


 目がギラリと光るネイアなのだ。


『むっ!! 勇者よ! 彼女とはここからいつでも実りを迎えられますよ!!』


「フラグが立ったことを最速で教えてくれる女神だなあ」


「どうじゃ、ジョナサン。わしと子を作らぬか? お主の血を得た子であれば、この地に英雄として降り立つこともできるじゃろう。ハーフエルフなれば、命も人の二倍は生きる。より多くの血をこの世界に残すこともできようぞ」


「ウワーッ直接的なお誘いが来たー!! ノーセンキュー!!」


 俺は走って逃げ……いやいや、ここでネイアから離れるとNTRフラグが危ない。

 彼女が追いかけられる程度の速度を保ちつつ、王城に戻ったのだった。


 その頃には、場内でのインフェルドン間者探しが行われている。

 頑張ってほしい。


 弱いやつを放置していても、神聖王国の情報が筒抜けだ。

 さらに、結界を抜けられる程度の弱い魔人とは言っても一般人よりもずっと強い。

 危険だし、何より内側をかき回されて対インフェルドン戦どころではなくなってしまうぞ。


「大丈夫か? ナル、カイ、ヴェローナ。寝取られてないか?」


「危ないところだったよ……。怪しい男がカイを呼び出そうとして、危うく彼女を連れて行かれるところだった」


「やはり! ネトラレブレイカーを二人にしておいて正解だったな」


 ジョン、頼れる男だ。

 すっかり成長したな。


 なお、女子たちは自分たちが守られたということを全く理解できていない。


「ジョンが強く言って、カイを連れて行こうとした男を止めたの。そしたらそいつが魔人で……。ああ~」


 なんかぽーっとなってらっしゃる。

 これは……完全にカイとジョンでフラグが立ったな!

 今夜あたりキメてこい!!

 ジョンの背中をポンと叩いたら、彼はハッとして振り返った。


「ぼ、僕はマリーナに……」


「いいか……。NTRゲームの主人公は貞操を守ろうとするあまり、経験が少ないかほぼ無い状態でヒロインと接する。だからこそ経験豊富な間男にNTRされてしまうのだ。男は経験を積むべきだ。男になってこい、ジョン!! 処女は敵に攻め入られたことのない城だが、童貞は城を攻め落としたことのない兵士だ! 城を攻め落とし、一皮むけて来い!!」


「そ、そうか……! 君は詳しいんだな。さぞや経験豊富なんだろう」


 いや、童貞だが?

 それっぽい聞きかじった知識なら大変詳しいのだ。

 それに、俺には現実世界に戻った時、とんでもない量のNTRゲームがあるからな。


 現実を生きるお前は俺のことなど気にせず、正道を行け……!!


『言ってることはかっこいいんですが、勇者はどうしてそうも頑なに実りを拒むんですかー!! 幾らでもチャンスがあるのにー!!』


「ほっといてくれ。俺には俺の考えがあるのだ……!!」


『下手の考え休むに似たりという言葉があるんでしょう? まさに勇者のことですよ!』


「なっ、なにをー!?」


 ということで、城に一泊することとなったのである。



お読みいただきありがとうございます。


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