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ネトラレブレイカー!~あらゆるルートでヒロインをNTRされる騎士に転生したので、ゲーム知識で全NTRルートを爆砕していたら英雄になった~  作者: あけちともあき
戦争編

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第67話 戦争だと思った? 残念、超人バトルでした!

 帝国の第三皇子、モンカー。

 外見はヒョロっとしたモヤシらしいのだが、そういう自分を恥じて帝国の軍閥と通じ、物凄いタカ派として名を轟かせている男らしい。

 本人は弱いのがコンプレックスなんだなあ。


 コウセイン皇子は第一皇位継承者なので、基本的に表に出てこない。

 何もしなければコウセインが次の皇帝になるのだ。


 コウセイン皇子、失点らしい失点がないのが特徴みたいな人らしく。

 帝国の次代を次ぐならこの人だよねえ、という安定感抜群のご長男なんだと。


 つまり、今の皇帝を退かせてコウセインを皇位につかせ、モンカーをないないしてしまえば戦争は終わるのではないか!!


「と俺は思うんですよ」


「て、てめえ……ジョナサン、なんて複雑な戦略を考えてやがるんだ……。いつの間に……!!」


 俺は若い頃、信長の欲望という日本統一タクティクスゲームを何シリーズもやり込んだからな。

 実は本懐は超人バトルではなく、軍師としての戦略だぞ。

 たまたま超人バトルができるくらいまで己を鍛え上げたので、ここはちょっと修正したいなーという盤面を自分でひっくり返しにいけるだけだ。


「なるほどな。ではここでモンカー皇子は潰してしまうというわけだな? 幸いというか何と言うか、我らの王国とラグーン帝国の戦端はガイヴァンに集中している。これは今までに無かった形だ。もしやジョナサン、これを狙ったのか?」


「ええ。派手に動き、皇子を拘束することで他の皇子の目をこちらに向けさせました。モンカー皇子が軍閥を握ってるというのは意外だったので、結局は運ですけどね。ですが、こうなった以上は状況を存分に活用させてもらうべきでしょう」


「ああ。その通りだ。ここには、レイク王国最強の戦力が揃っている」


 デクストン団長が、俺とダイオン、そしてヴェローナを次々に見た。

 フフフ、実はチエリもかなりの戦力になっているのだ。

 だが、彼女は隠し玉にしておこう。


 俺は黒槍の使徒戦でかなりの経験点を得ている。

 これを使って、格闘スキルを伸ばしたのだ……。


『剣はどうしたのですか勇者よ』


「ジョナサンに体を返した時のためにちょっと伸ばした。そうしたらな」


『ふんふん』


「なんか使い魔というスキルが生えてきててな。こいつを使ってジョナサンに肉体を与えようと思うんだ」


『体の持ち主を切り離して獣の身体に封印し、勇者とヒロインたちが実りを生み出すさまを見せつけるのですね』


「そうそう、そうやってジョナサンの心にM的な快感を刻みつけ……ってちがーう!! それは! かなり純度の高いNTRでしょ!! しないからね!!」


 俺がセレスと喧嘩を始めたので、団長とダイオンが唖然としている。


「すみません。俺を守護する女神とちょっと揉めてました」


 正気か?

 みたいな目で見られた。 

 一言一句、嘘は言っていないぞ!


「で、俺の作戦ですが、あえてガイヴァンを背にして隊を広げ、街を守るためには下がれない……! みたいに見せかける作戦……背水の陣ならぬ、背色街の陣を提言します!!」


「背色街の陣!!」


「だがよジョナサン! そいつは、街を守りながら戦うなんて自由が利かねえじゃねえか!! そこを突かれたら苦戦するぜ!」


「そこが狙いだ。つまり、奴らは自由に動けないものと思って一斉に攻めてくる! これを真横から、そして機動部隊で背後から挟撃する!」


「な、なんだってー!!」


 ダイオンが驚愕した。

 いい反応をする男だなあ。

 色街でスッキリしたらしいし、そこのお姉様がたからも評判が良かったダイオン。

 すっかり賢者モードで、キレイなダイオンになっている。


「なるほど。では、色街を背にして防衛するのは……」


 デクストン団長の言葉に被せるように、「俺だ!!」ダイオンが宣言した!

 すっかりお姉様方を気に入ってしまったな。


「よし、守りは任せた。では、私は側面から襲いかかろう。精鋭の騎士のみを連れて行く。そしてジョナサンが……」


「ああ。後ろからやらせてもらう。俺達が一番機動力が高いからな!」


 分担決定!

 こうして、俺たちはモンカー皇子軍との戦いに備えることにしたのだった。


 向こうはかなりの大軍。

 騎士団と比較すると十倍近いだろう。

 普段なら勝負にもならない数。


 だが、この数を支えるための兵站は洒落にならない。

 奴らは短期決戦をしたいに決まっている。


「明日には攻めてくると思います」


「私も同じ考えだ。今日はよく寝て、明日の朝に開戦する。攻め込もうと思ったが、攻めて来るならば好都合だ。奴らの隊列が崩れた脇腹に喰らいつけるからな」


 大軍であればこそ、夜の戦いは避ける。

 あちらのほうが数が多い以上、夜間で視界が悪い中での戦闘は同士討ちする危険が極めて高いのだ。


 お陰でこちらはじっくりと準備をすることができた。

 具体的には、飯の準備である!


 ザイキーンにも戦争の知らせをしに行った。


「明日、モンカー皇子の軍と戦うぞ」


「な、なんだと!? あいつ、絶対に僕を殺しに来る!! モンカーの軍は強いんだからな!? 兵士の数も多いし、父上直属の騎士が三人もいるんだ!!」


『あー! 超越者の使徒ですね! それが三人も!? 勇者よ!』


「うむ、経験点的にかなり美味しいぞ!! 一人残らず刈り取ろうな!! だがこれは多分、団長がハッスルしてやっつけそうな気がするなあ……。ま、雑魚狩りで経験点稼ぐか!」


 嬉しそうな俺を見て、ザイキーンが「く、狂ってる」とか失敬なことを言うのだった。

 正気だぞ!!





お読みいただきありがとうございます。


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