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ネトラレブレイカー!~あらゆるルートでヒロインをNTRされる騎士に転生したので、ゲーム知識で全NTRルートを爆砕していたら英雄になった~  作者: あけちともあき
戦争編

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第59話 情報収集フェイズだ!

 さて、ナルに連絡を取ってもらったら……。


「こんな宿場町に盗賊ギルドの連絡要員が?」


「いるんだよねー。常に誰かいるの。あのー、バイフンさんに連絡を取ってほしいんだけど」


「ほいほい」


 なにっ!?

 そこらで洗濯してたおばさんが連絡員だったのか!?


 そう言えば、俺達がやって来てからそそくさと水もない所で洗濯を始めたと思ったが……。


「これで明日にはバイフンさんに伝わると思うよ!」


「すごい」


 盗賊ギルドの底力を見てしまった。

 都市国家ポンドール一国の組織ではないのだ。


 各国に根を張り巡らせ、情報を集め、連絡を取り合っているのだ。

 ということで……。


「宿場町で一泊するわけだが、帝国の連中が軍資金を置いていってくれてて助かった! 豪遊するぞー!」


「おーっ!」と応じる女子たちなのだった。


「ここはねー、料理が売りなんだ! ヴェローナが好きな和食は無いけど……」


 和食なあ……!


「中華が美味しいんだよね!」


 中華ってどこに対しての中華だよ?

 いや、突っ込まないでおこう……。


 俺たちはラーメンと餃子や半チャーハンを食べ、杏仁豆腐をデザートにいただくなどした。

 町中華……!!


 確かにラーメン、懐かしくて美味しかったけどさあ!

 ファンタジー世界さあ!


 その後一泊し、翌朝はバイフンを待つことになった。

 盗賊ギルドの情報の長が自らやってくるのか。


「バイフンさん、ジョナサンの事を気にしてたから! なんかあったら呼んでくれって言われてたんだよね」


「俺が知らぬ間に、ナルにそんな秘密の指令が……」


 常に目を光らせ、NTRのタイミングが無いようにしていたのだが。

 きっと、手紙などが差し込まれていたに違いない。


 こうして、小籠包などいただきながらテラス席にいると……。

 バリバリと音がしてバイクが来た。

 バイク!?


「あれは魔法文明時代に開発された魔導二輪ですわ。この世界で数台しか発見されていないものですから、小さな城が一つ買えるほどの値段が……」


 ヴェローナがうんちくを語りだしたぞ。

 不死王がもと古代の魔道士……という設定だから、きっと詳しいんだろう。


 バイフンはその魔導二輪でやって来たのだった。

 なるほど、あれがあるならば単独でこの辺りならどこへでもやって来れるだろう。


「おお、いたいた! 久しいな人狼殺し! いや……破城のジョナサン!」


「破城のジョナサン!?」


『勇者よ! なんか称号が生えてます!』


「なにぃーっ!!」


 ステータス画面を確認してみたら、確かに新しい称号があった。

 破城、という二文字で、これを俺の名の頭に付けるらしい。


 どれどれ、効果はどうだ?


 無生物への攻撃時にダメージアップ?

 無生物の防御力を半減してダメージを計算……。

 対象が扉であるなら、無生物に与えるダメージを倍加させる……。


 ふーん、なかなか強いんじゃない?

 よく分からないが……。


『一人で城を打ち壊せる……くらいの意味みたいですね。そのうち活躍するんじゃないですか?』


「ああ。こういうのは先入観で使えないと判断しちゃいけないからな。それに、解放軍を導いたことで得られた称号なら、ありがたく受け取っておこう……」


 というような会話を高速でセレスと行ったのだった!


「話は終わったか? ジョナサン、ナルからの報告では、お前さんが信奉する神とこうして対話しているということだったが。まあいいだろう」


 俺のことを、ナルはどう説明しているんだ……?


「ラグーン帝国の情報だったな。連中の勢力をお前さんが削いでくれるなら、こちらとしてもやりやすい世の中になる。その先行投資も含めて情報を渡してやるよ」


 バイフンはサングラスを外し、胸ポケットに引っ掛けた。


「奴らはおかしな神に従ってる。パルメディアから神は退去した。少なくともこの世界からはな。だが、ラグーン帝国には神が降り立ったそうだ」


「ほうほう」


 知ってる。

 ラグーン帝国は超越者から直接接触された国だ。

 もともと国力に優れていたが、超越者から与えられた力で、かの帝国の偉い人たちは人智を超えた力に、見たこともない財宝を手に入れたのだ。

 

 これは異世界NTRパルメディアの公式設定だな。

 だから俺が戦った帝国の将軍は、ちょっと強かったわけだ。

 あれより強いのがまだ出てくる予定。


 以前にやりあった、超越者の使徒なんかも近々本来の遭遇戦が行われるはずだ。

 あの使徒クラスが、帝国のトップ層ということになる。


 今のジョナサンの仕上がりだとどうだ?

 勝負できるか……?


 いや、かなりピーキーな成長を遂げているから、型にはめればイケるはずだ。

 こいつらに勝てないようじゃ、不死王編の五将軍を相手取れないからな。


「帝国に侵入するんだろ? そのきっかけは南方の都市、ガイヴァンだ。かつては自治を行っていたが、帝国に侵略に屈し、今は植民地になっている。もともと住んでいた住民は奴隷になるか、外縁のダウンタウンで劣悪な生活をするしかなくなっている場所だ」


「こりゃひでえや」


「そこに、本来ならば城塞国家プロマスからの選りすぐりの女たちが運び込まれる予定だった。ここまで言えば分かるな?」


 ニヤリと笑うバイフン。

 な、なにぃーっ!!

 まさかうちの女子たちを囮に、南方都市ガイヴァンへ侵入せよというのか!!


 NTRの危険を感じる……。

 というかこの世界、やはりどこにでもNTRの因子が転がっているのだ!


 だが、当の女子たちは大いにやる気である。


「やりましょう!! ガイヴァンを解放するために、私も頑張ります!」


「ボクも一肌脱いじゃうかー。選りすぐりの美女って言われたらなー。仕方ないなあー」


「エッチなのはいけないと思いますけれど、私も協力しないでもないですわ」


「おっしゃおっしゃ、こういうエッチなイベントでいいのよ、こういうので!」


「ウーン」


 俺は唸った。

 やる気がある彼女たちに水をさすのもよくない!

 ではどうするか?


「俺も選りすぐりの美女に変装して忍び込むしかあるまい!!」


『勇者は常に体を張りますねえ!』


 セレスはもう、呆れ半分なのだった。



お読みいただきありがとうございます。


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― 新着の感想 ―
「選りすぐりの美女」...日本語としては間違っていませんが(笑)
水のない所でこのレベルの洗濯をできるとは、さすが盗賊ギルドといったところですね
>水もない所で洗濯 擬態がヘタ……! こんなんで大丈夫なのか盗賊ギルド。
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