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ネトラレブレイカー!~あらゆるルートでヒロインをNTRされる騎士に転生したので、ゲーム知識で全NTRルートを爆砕していたら英雄になった~  作者: あけちともあき
戦争編

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第47話 ダイオンの帰還!

 帰室し、爆睡した。

 なんか同じベッドで勝手にサキュバスのアルシェも寝ているのだが、透明なんで全く気にならなかったな……。

 寝ている間にやたら柔らかいものが、手とか足に触れた気がするが……。


「はー! あんたありえない。信じられないんだけど!!」


 目覚めて早々、実体化したアルシェが顔を真赤にして怒っている。


「なんだなんだ」


『彼女は寝ている勇者に、淫夢を見せようとしたり淫気を放って欲情させようとしていたのです。ですが勇者の賢者モードが強すぎてピクリともしなかったので、では実力行使だと裸になって……』


「やめろー! 女神やめろー!!」


 セレスの声が普通に聞こえているっぽいアルシェ、別の意味で真っ赤になって俺の肩の上をバンバン叩く。

 セレスは叩かれると、俺のもう片側の肩とか、頭の上とか、膝の上に出現するのだ。


『ほほほほ修行が足りませんねアルシェ』


「んもー! この女神嫌い!!」


 とかやってたら扉がガチャッと開いた。


「ウワーッノックもせず!!」


「私ですわ」


「なんだヴェローナか。おはよう」


「おはようございます。昨夜はお楽しみだったようで……?」


「なんのことだ?」


「キィーッ!」


「お楽しみではなかったようですね」


 ヴェローナは無表情にそんな事を言った後「朝食の時間です。チエリもナルはもう顔を洗っていますよ」そう告げるのだった。


『彼女、ちょっとホッとしてますよ』


「していませんわ。なんですのこの女神」


 セレス、あちこちに戦争をふっかけるのはやめるんだ。


『さてと、ではそろそろ私も、お食事を味わってみるとしましょうかね』


 肩の上にいたセレスが、ピョインッという音とともに俺の手のひらに飛び降りた。

 飛び降りた……!?


 そこには、手のひらサイズのデフォルメされた女の子がいる。

 外見は、金髪のダークエルフみたいな?

 髪は長く、緑色の髪飾りがキラキラ輝いている。

 服装はゆったりしたローブみたいに見える。


 くるっと振り返ると、瞳の色も綺麗なグリーンだった。

 これがセレスの姿かあ!


『ふっふっふ、勇者が感謝の力をたくさん集めたので、こうしてちっちゃい姿に実体化できるようになりました』


「実体化したらこっちのもんよ女神ぃ!」


「捕まえてやりますわよ!」


『ほほほほ、私は捕まえられませんよー』


 部屋の中をチョロチョロ逃げ回るセレス。

 アルシェとヴェローナは必死に追いかけるのだが、捕まらない。

 そしてセレスは俺の体にぶつかると、肩の上にスポンと出現したのだった。


 ちょっとローブみたいなのがフワッと広がった。

 ……もしかして下に何もつけてらっしゃらない?


『豊穣の女神なのですから当然です』


「当然だったのか」


 ひとまず納得することにした。

 肩で息をしているアルシェと、汗はかいていないものの悔しそうなヴェローナを連れて食堂に向かう俺だった。

 先に待っていたチエリとナルが手を振って来て、彼女たちの周りにいた男どもがサーッと散っていった。


 その後、チエリもナルも、セレスが実体化した姿を見て「どえええええ!?」と驚くのだった。


 さて、本日の朝食はハムエッグ定食である。

 ハムエッグで白米を食う!

 味噌汁は大根と油揚げ入り。


 和洋折衷だなあ。

 俺はもう突っ込まんぞ。


 そんな楽しい食事中。


「おいおいおいおい!! どういうことだ!? 時間凍結が解けたって聞いて駆けつけたら、みんなまるで何もなかったみたいに暮らしてるじゃねえか!」


 大きな声がした。

 のしのし歩いてくる男がいる。

 全身に武器を装備し、顔以外は甲冑に覆われた大男。


 そいつは俺を見るなり、憮然とした表情になる。


「てめえか、ジョナサン」


「おう、久しいなダイオン」


 ちょうど食事を終えた俺は立ち上がった。

 前は随分背丈に差があったが、明らかに俺の目線の高さが奴に近づいている。


「お前がやったのか? お前が王国を救ったのかジョナサン?」


「そうだ。朝飯の時間だぞ。お前も食え」


「俺が……世界中駆け回って死に物狂いであの凍結を解く手段を探してたってのに。てめえ、ジョナサン。お前は女どもとイチャついて、そのついでに王国を救いましたってか!? おい、舐めてんじゃねえぞ!!」


 キレてきた!

 だがこっちだって逆ギレする準備は万端だぞコノヤロー!!


「バカヤロウ! 女子をNTRから守りながらレベルアップし、同時進行でフラグを立てながら王国解放の情報を得るために立ち回り続けるのが楽だと思ってんのか!!」


「お、おう」


 俺に向かって怒鳴ったものの、数倍の勢いで逆ギレされてちょっと落ち着くダイオンなのだった。

 その後、ご飯のお代わりをよそってきたデクストン団長に見つかり、


「ダイオン、食事中だ。お前も席について食べるんだ。それと、お帰り」


 なんか優しい言葉を掛けられて、ちょっと照れるダイオンなのだった。

 こいつ、NTRが絡まなければ普段はいじめっ子だが、劇場版でだけは男前になるガキ大将みたいな男なんだよな。


 それにどうやら、ダイオンは旅の中で実力をつけたらしい。

 見た目だけでも、強くなっているのが分かるぞ。


「おいジョナサン」


「なんだ? 飯が終わった後にやるか」


「そうだ。話がはええな。体も一回りデカくなって、強そうになりやがった。戦ってみたくてしょうがねえ」


 そういうことになるのだった。

 見せてもらおうじゃないか。

 原作筆頭寝取り男の実力を。


 なお、騎士たちの目を盗んで実体化したちびセレスは、目玉焼きをむしゃむしゃ食べては『やはり人間の食べ物は美味ですねー』なんて呑気なことを言っているのだった。



お読みいただきありがとうございます。


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さすがダイオン、マズールなんかとは役者が違うわ。
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