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ネトラレブレイカー!~あらゆるルートでヒロインをNTRされる騎士に転生したので、ゲーム知識で全NTRルートを爆砕していたら英雄になった~  作者: あけちともあき
冒険者編

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第36話 対決! 間男の最後!

「なんだお前ウグワーッ!」


 兵士が突っかかってきたのでチョップでなぎ倒したぞ。

 俺の標的はマズールただ一人!


「チエリ、ナル。二人とも兵士たちを適当にあしらっておいてくれ」


「ええーっ!? わ、私達が!?」


「ボクたち戦闘向けじゃないんだけどー!!」


「いけるいける。スキルレベル上げてあるから!」


 NTRが絡まない状況においては、戦闘に不向きなナルですら戦力になる。

 卓越した運動スキルによって、縦横無尽に屋内を駆け回り相手を翻弄できるのだ!

 そして掴みかかってきた相手は、チエリの流水の型とショックで打ち倒す!


 頼んだぞ!

 俺の前には、怪しげな武器を携えた帝国間諜のボス。

 そして剣を抜いたマズールがいる。


 二対一のハンデキャップマッチだ!

 俺は片手に剣、片手にチョップを構え、油断なく二人と対峙する。


「我々が撤退しようというタイミングで仕掛けてくるとはな。盗賊ギルドの手のものか? こちらに敵対するということは、帝国がポンドールへ攻めてくるということでもあるのだぞ? 己が何をしているのか分かっているのかね?」


 間諜ボスがなんか語っている。

 俺はこれを聞いて、


「何を勘違いしているんだ? 俺の目的はそいつ、マズールだ。マズールが持ち逃げした魔薬、それが目当てだ! だが、帝国軍はマズールと繋がって魔薬を扱っていたということなら、見過ごすわけには行くまい」


「てめえ、ジョナサン……! ずっと俺の邪魔ばかりしやがって! てめえが来てからこっち、俺はケチの付き通しだ!! だったら、俺をコケにしたこの都市なんざ帝国のものになっちまったほうがいいんだよ! 死ね、ジョナサン!!」


 いきなり襲いかかってくるマズール!

 限りなく三級に近い二級冒険者とは言えど、それなりに強い。

 鋭い切っ先が俺に迫り……!


 これを、俺は硬気功と鉄の手で強化されたチョップで迎え撃つ。


「ツアーッ!!」


「クソっ! こいつの素手、本当の鋼みてえだ!! ウグワーッ!」


 チョップで跳ね返しがてら、マズールの額をかち割ってやった!


「隙あり! 二対一ということを忘れるな!」


 間諜ボスの持っていた怪しい武器……。

 筒状の何かが口元に運ばれると、ピューッと伸びた!

 螺旋状に刃が折りたたまれていたのだ!


 これは……戦闘用のピロピロ吹き戻し!!

 サイズも普通の吹き戻しの数倍はある。

 なるほど、攻撃される瞬間まで、相手にはそれが何なのか分からない。

 まさに暗殺用の武器というわけだ。


 剣で吹き戻しを受けると、刃がガリッと削られた。


「なんて硬度だ!」


「次は仕留める!! この武器を初見殺しだと舐めるなよ!」


 戦闘用吹き戻しが、壁に反射してカクッと曲がってピロピロピロピロッと襲ってくる!


「くっ!」


 俺はこれも、どうにかショートソードで受け止める!

 だが、ここで騎士時代から使っていたショートソードは限界を迎えたようだった。

 ポキっと折れる。


「しまった!! おいマズール、その剣よこせ!」


「えっ!?」


 戦闘用吹き戻しのトリッキーさに混乱し、攻撃するどころではなかったマズール。

 俺のチョップを受けて「ウグワーッ!」と怯んだ。

 その腕から剣を奪い取る!

 

 おっ、こいつなかなかいいロングソードじゃないか!!

 俺、ショートソードより長い剣って初めて持ったよ。


「ロングソード&硬気功ガード!!」


 ピロピロと襲い来るピロピロを剣で弾き、反射したのを硬気功で弾く!


「ぬおおっ!」


 流石に二回弾かれると回収も手間取るらしい。

 間諜ボスが吹き戻しをピロピロ巻き直している間に、俺はその辺りの椅子を蹴って高く跳躍した。


「おおおおっ! 発勁・ドロップキック!」


「なんのーっ!!」


 間諜ボスは吹き戻しをピロピロピロピロッと回転させながら、屋内を踊らせた。

 刃が嵐のようにピロピロ暴れ狂う!

 俺はこれを、硬気功を纏ったドロップキックでくぐり抜け……。

 近くにいたマズールを肉の盾として突き飛ばす!


「ウグワーッ!! どうして俺がこんな目に~っ!!」


 無防備だったマズールは断末魔とともに粉々になった!!

 無惨なりマズール、一巻の終わり!


 そして吹き戻しのピロピロをくぐり抜けた俺が、間諜ボスの顔面に高空ドロップキックを炸裂させた!


「ウグワーッ!!」


 ふっ飛ばされた間諜ボスが、壁をぶち抜いて外に転がり出る。

 くそっ、ピロピロで威力を相殺されたか。

 致命的な一撃にはなっていない。


 そろそろドロップキックでは限界が出てきたか……!

 俺もボスを追って外に飛び出した。


 そもそも目的はマズール討伐だったのだが、あいつは巻き添えになって死んだので、ここからはもうノリである。

 帝国の陰謀についてを盗賊ギルドから聞いてしまい、帝国間諜の撤退に間に合ってしまい、そこのボスと戦ってしまったので仕方ない。

 最後までやるしかないね。


『勇者よ。完全に新しいスキルが見えるようになっているのですが、これはどういう意味なのですか?』


「戦闘中だぞセレス。……そう言えば海水浴場でも新しいスキルがとか言ってたな。なになに? えーと……縮地……。縮地ィっ!?」


 次の瞬間!

 軽気功が縮地に吸収された!


 外に飛び出した俺は超加速し、一瞬でボスの背後まで回り込む!

 速い速い速い!!

 速すぎる!

 制御できんって!!


「なんだその動きは!? 化け物めええ!!」


 ピロピロが放たれた!

 地面を穿ち、反射しながら不規則な動きで迫りくるピロピロ!

 だが!

 俺はその合間を、猛スピードで抜けていく!


 止まって見えるとかそんなことはない。

 俺の動体視力が追いついてないのだ!!

 なので硬気功を纏って、覚悟を決めて突っ込んでいる!!


 全身とピロピロが何度もぶつかりあい、凄まじい金属音を立てた!

 いてててて!!

 硬気功があっても無事では済まない!

 それはピロピロも同じだった。

 バキーンっと音を立て、ピロピロが砕け散る!


「馬鹿な! 戦闘用吹き戻しが……」


「縮地ドロップキック!!」


 俺の蹴りは、技の宣言と同時にボスの頭に突き刺さっていた。


「ウ」


 ボスの姿が消えた。

 吹っ飛んだのだ。


「ウグワアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」


 後から音が聞こえてきた。

 そして遥か彼方の上空で、パーンと何かが爆ぜた。


 俺は着地するのだが、縮地でついた勢いが止まらない!

 壁にぶつかり、ボロ家をぶち抜き、ようやく止まった。


「縮地、危険過ぎる……!! しばらくは軽気功と同じ使い方で手加減してやっていこう……」


 恐ろしいスキルを身に着け、ついでで憎き間男も撃破した俺なのだった。



お読みいただきありがとうございます。


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