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ネトラレブレイカー!~あらゆるルートでヒロインをNTRされる騎士に転生したので、ゲーム知識で全NTRルートを爆砕していたら英雄になった~  作者: あけちともあき
冒険者編

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第30話 二手に分かれる!? やめろーっ!

「じゃあ二手に別れて警備しよう! ボクはこっちで」


「私はこっちですね」


「な、なんだってー!!」


 俺は衝撃を受けた。

 ここで分かれられてしまったら、双方の護衛をするのが大変ではないか。

 軽気功大活躍の予感……!!


 まあ、警備を行う砂浜はそこまで広いわけではない。

 常時ダッシュに軽気功を乗せれば、数分で端から端まで駆け抜けられるだろう。


 なお、マズールは例によってチエリやナルと一緒に行動するつもりだったようだが……。

 何やら企んだらしく、


「俺は独自に警備するよ」と去っていった。

 こいつ、二人を影からセクハラする気だな!?


 まず、異世界NTRパルメディアに登場するヒロインは、チョロインである。

 これが大前提だ。

 お固く見えても、それを打ち崩すようなギミックがあって自制心ゆるゆるである。

 それがマリーナね。


 で、チエリとナルだが、二人は普通に、押しにめちゃくちゃ弱い!!

 押せばワンチャンいける、自分に自信がない系女子がこの二人なのだ。

 なので、二人まとめて落とされるルートも存在する。


 極めて危険だ。


『二人とも勇者に思いを寄せていますから、今更ころっと落ちることは無いのではありませんか?』


「そういうところでご都合主義な叡智アイテムをだしてくるのがこのゲームなんだよ! 油断してはいけない」


 俺は広く視界を取りながら、二人の動きを観察することにした。

 警備?

 どうにかなるだろう!!


 まず、ナルは海の家に入っていく。

 海の家ねえ……!

 メニューはカレーと焼きそばとラーメン、イカ焼きに焼きとうもろこし。

 ビールとサイダーも出る。


 ファンタジー世界~!!


 いやいや。

 ナルはまず、腹ごしらえからということだろう。

 ただでさえ、チエリの倍近く食べるからな。


「すみませーん! カレーとラーメンとサイダーくださーい!!」


 食べるねー!


「ウェーイ! あっ!! かわいい!!」「尻! ふともも!」


 おっと、あからさまな反応が出たぞ。

 俺はこの瞬間海の家の天井に飛び上がり、カサカサと這いながら厨房にゴー!


「超かわいい子が来たんだけど!」「いつもみてえに媚薬を混ぜて酔わせちまおう」「裏でヤりまくりだぜ!」「これだから海の家のバイトはやめられねえんだよなあ」「オーナーにバレたら大変だけどさ!」


 不良ウェイみたいな連中が厨房に!!

 どこからか取り出した、明らかに違法なビニール袋の中の白い粉。

 媚薬である。


 ビニール……?


 この粉をラーメンに入れようとしたところで……。


「ツアーっ!!」


 俺は飛び降りざまにチョップ!

 ウェイの腕を骨折!


「ウグワーッ!?」「な、なんだってめウグワーッ!!」


 返すチョップでもう一人の脳天を直撃!

 脳震盪になった相手は転倒した。


「違法な媚薬を発見だ! 御用だ御用だ!!」


 俺は二人をその辺りにあったホースでぐるぐるに縛った後、ラーメンとカレーを作ってナルに差し出した。


「へい、お待ち!」


「わーい!! って、あれ!? ジョナサン!? どういうこと!?」


「調査していたら、偶然海の家で媚薬を使う瞬間を目撃したんだ。違法薬物を使おうとしたバイトは無力化して裏に転がしてある。ナル、当局に通報してくれ……!」


 俺は冷蔵庫(!?)からサイダーを取り出すと、ナルに一本、自分用も開けてグーッと飲み干した。


「あ、うん! ポンドールの兵隊を呼べばいいんだよね? すごいなー。ボクがご飯食べてる間に、もう事件を一つ解決しちゃうんだもん。やっぱりジョナサンはすっごい!」


『さらに尊敬を集めてしまいましたね。ふふふ、これはいつでも実りを作れますよ。私が保証します』


「そんな保証をされてもなあ」


 俺はサイダーをもう一本いただき、金を置いて外に出た。

 飲みながら加速。

 チエリを追跡する。


『しかし、媚薬とは驚きましたね。あれは現代の人間世界では公に禁止されている魔薬。どこからあれが流れてきていると言うのでしょう? 魔薬は実りの行為を盛り上がらせる効果がありますが、過ぎれば二度と実りを得られぬ体になる諸刃の剣。ぶっちゃけあんなん使うなんて修行が足りないんですよ!』


「セレスが超怒ってる。こりゃあ、海水浴場での行方不明事件……裏で蠢く何かがいるな」


『普通はこんなに異常な速度で尻尾は掴めないと思うんですよね、私。ですが勇者が関わると、信じられない速さで話が進むんです』


「人徳というやつだろう……おっと! チエリが岩陰を覗いている。どれどれ……?」


 音も立てず、チエリの背後に近づいた。

 岩陰で何が?

 ここはあ砂浜の外れに当たる場所のはずだが。


 あっ!

 岩陰で致しているカップルがいるぞ!!

 チエリが「はわわわわ……」とか言いながら覗いているのだ!!


 平和な状況だった。

 チエリ、ほどほどにな……!


『勇者よ、見ていかないのですか? もったいない』


「もったいなくない! とりあえず、おっ始めたカップルが落ち着くまではチエリは安心だろう……」


『本当ですかあ?』


「セレスに言われると不安になってくる……」


 ちょこちょこ監視に戻ろう。

 ナルのところまで移動したところ、ちょうど近隣の兵士が集まってきたところだった。


 みんな兜だけ被って下は海パンいっちょだぞ!

 たるんどる!


「うわあ、通報した姉ちゃんがえらくえっちだぞ」「眼福眼福」


「んもー!! ボクじゃなくって!! これこれ! 媚薬がこのお店で使われてたの! きっと海水浴客の行方不明事件は関係してるよ!」


「ええーっ! 魔薬じゃないか!」「姉ちゃんお手柄だなあ!」「どうだ? お手柄ついでに俺達が奢るからそこの海の家で一杯……」


 いかーん!


「いかんいかんいかんぞー!! ナル、知らない男と飲みに行ったらいけません!!」


「あ、またジョナサーン! みてみて! ちゃんと兵隊さん呼んだよ! 」


「偉いぞ。だがナルはホントに心配だから一緒に行動しような……」


「はーい」


 ふう、ひとまずこれで半分は解決……。

 チエリも迎えに行くとしよう。



お読みいただきありがとうございます。


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