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ネトラレブレイカー!~あらゆるルートでヒロインをNTRされる騎士に転生したので、ゲーム知識で全NTRルートを爆砕していたら英雄になった~  作者: あけちともあき
さらば、ときめき学園編

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第191話 期末試験を乗り切るぞ!!

 幸い、俺が俺のままであっても、城之内モードになっていても、どちらでも身につけた学力は共有されているようだった。

 なぜ俺がこの少年の肉体に宿ったのか?

 学力が大体同じくらいだったからである!!


 冗談のようだが、どう考えても城之内は俺と学力が一緒だ。

 そのお陰で、城之内が取ったノートは俺にも良く理解できるし、俺が記したノートは城之内の役に立っており、さらには勉強関係だけ記憶が共有されているのだ……!


「ありがたい。ありがたいが……そんなご都合主義があるのか……!? いや、学力を基準に結びついたということは、本来は一つの人格になれる部分が学力だけだったということではないか」


 俺の魂の形がネトラレブレイカーだったので、城之内とは合一できずに彼を上書きする形になったのだ。


「これだ。これに違いない」


「勇者は勉強をせずに何をぶつぶつ言っているのですかミノリー。それは現実逃避と言うのですミノリー」


「手厳しい……!」


「元の世界に戻った時、勇者の職場で使える資格の勉強とかするでしょうミノリー? その時、私はちゃんと勇者がサボらないように監督しますからねミノリー」


 恐ろしい恐ろしい!

 既に俺を尻に敷く気ではないか。

 資格の話とか、うちの母から聞いたな?


「だが、今の俺は高校二年生。期末試験の勉強をするしか無いのだ」


 そしてこの試験が終わった直後に迎える、クリスマスイブ。

 黒幕である校長との対決を行うことになるだろう。


 この世界で、俺は新年を迎えることはない。

 黒幕を倒し、ネトラレブレイカーはクールに去るのだ。


「勇者は何気に優しいですよねミノリー」


「なにっ、どうしてそう思うんだ」


「ここでしっかり勉強しているのは、城之内くんの未来のためでしょうミノリー。ここが現実ではないゲームの世界で、勉強してもしなくてもその先は無いかもしれないのにミノリー」


「あるかも知れないだろう。あった時に、俺に体を貸した城之内が困るんじゃ本末転倒なんだ。幸い、今回の黒幕はきちんと学園のイベントにおけるTPOを守ってくれる。多分、長い間校長をやり過ぎて、仕事に身が入るようになってしまったんだな」


「お喋りに身が入りすぎていますよミノリー!」


 セレスに頭をペチペチされてしまった!

 仕方ない、ちゃんと勉強しよう。


 昼間は学校に通い、夕方は応援団の部室でテスト勉強。

 そして帰ってから復習。

 合間に息抜きの筋トレ。

 朝はイメトレでプロレスの技の組み立てと拳法の套路の流れ確認。


 瞬く間に時は過ぎ、テストの日がやって来た。

 その日の朝は凄まじい雪が降り、窓から見える光景は真っ白であった。


 おうおう、ドカ雪に慣れていない人々が、雪かきしたものを道路に捨てているのが家の窓から見える。

 おっ、それでスリップした車が、雪を捨てたおっさんをふっ飛ばしたな。


「ウグワーッ」


 朝から悲鳴が聞こえる。

 平和だ。

 俺はいつものルーティーンを終えると飯を食い、登校した。


 途中で響と赤佐と合流。


「城之内くん、行けそう?」


「いける。イメトレはバッチリだ」


「だったら安心だ」


 ぐっとサムズアップする響なのだった。

 校門には、校長が立っている。


 登校する学生たち一人ひとりに、おはようと声を掛けているようだ。


「おはようございます!!」


「ああ、おはよう。君との決着はテスト期間が終わってからなのだ。こんな前哨戦で躓かないでくれたまえよ」


「無論だ。蹴散らしてくれる」


 校長からの挑発と激励が混じった言葉!

 やってやるしかあるまい!!


 校内で三猿に青菅、黄瀬と黒須と合流し……。


「テスト期間頑張るぞーっ! ここでーっ! 我ら応援団がーっ! テストに入る皆さんとーっ! 俺達自身を応援します!! ご唱和いただけますと幸いです!!」


 ということで!

 生徒昇降口前で、一発演舞と応援を決めたのだった。

 なんか周りに人だかりができており、みんながわーっと拍手をする。


「テストって正直憂鬱だったんだけど、やる気になってきた!」「やるしかねーっ! ギリギリまで勉強だ!」「これが終わったら休みだぞーっ!」


 学生諸君に勇気を与えられただろうか。

 俺としても、声を張り上げて体を動かしたことで、緊張がほぐれた。


 こうして挑んだ、二学期の期末試験。

 一日目は俺だった。

 まあなかなか行けたのではないか。


 さて、明日に備えるか……というところで、意識が途切れた。

 気づくと三日目である。

 二日目は城之内が対応したか!


「どうだったんだ……?」


「かなり頑張ってましたよミノリー」


「そうか! おお、確かに連絡ノートにも書いてある」


『理数系は難しかったけれど、響くんに教えてもらったヤマが当たりました。明日は君かも知れないので、ここで応援しておきます。フレー! フレー! ネトラレブレイカー!』


「俺が応援されてしまった。よし、では頑張るか!」


「なんとも不思議な関係になってますねえミノリー」


「ああ。だが友好的な感じだし、こうやって城之内がだんだん前に出ていって、俺がいついなくなってもいいようにしておくのは大事だと思っている」


「一度異世界を経験してるから、アフターフォローもバッチリですねえミノリー。さあ、無駄口を叩いている暇はありませんよミノリー! ラストスパートですミノリー!」


「うおおおお、やるしかねえ! だが! 後の戦いに差し支えるから徹夜しての一夜漬けは禁止だぞ!!」


 期末試験もやる、最終決戦もやる。

 どっちも突破しなきゃいけないのがネトラレブレイカーなのだ!


 

お読みいただきありがとうございます。


面白い、先が気になる、など感じられましたら、下の星を増やして応援などしていただけると大変励みになります。

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