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ネトラレブレイカー!~あらゆるルートでヒロインをNTRされる騎士に転生したので、ゲーム知識で全NTRルートを爆砕していたら英雄になった~  作者: あけちともあき
二人のネトラレブレイカー編

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181/226

第180話 今日はダブル・ネトラレブレイカーだ!!

「ぐわあああああっ!!」


 ボブの強烈な連続キックを受けきれず、ふっ飛ばされるマスカレード。

 使徒四天王の三人目。

 地のボブ。


 全ての使徒で最強のフィジカルを誇り、天性のリズムセンスは間断無いカポエラめいた連打を可能とする!

 その連撃を浴びれば、コンクリートの壁であろうと瞬く間に砕かれる!


「Oh!! ミーのラッシュをイートしてまだブロークンしないとは! ユーのウッドソードはベリー頑丈デスネー」


 呆れた風に肩をすくめながらも、ボブは気を緩めない。

 その足取りは軽くリズムを刻みながら、大地を打ち続けているのだ。


「つ……強い……!! やつとは次元が違う強さだ……!!」


 マスカレードは、初めて倒した使徒のことを思う。

 強力な力を持ってはいたが、やつには油断があった。

 そして剣戟を挟み込む隙間があった。


 ボブにはそれがない。

 この黒人に、油断の二文字は存在しないのだ。


「まだ……まだだぁ!! 俺は決して折れることはない!!」


 立ち上がるマスカレード!


「ベリータフネスデスネー……! やはり近づかなくて正解デシタ!」


「何やってんだよボブ! あいつ弱ってるじゃねえか!」「ヒャッハー! 俺等で刈り取ろうぜ! ネトラレブレイカー狩りだ!!」「仲間の仇ィーッ!!」


 ケヒャアーッ!と襲いかかる雑魚使徒の群れ。

 マスカレードは剣を構えながら、奴らの攻撃を次々に受け流す。


 倒し切る余裕がない。

 雑魚の背後に控えた、ボブの攻撃に備えねばならないからだ。


 マスカレードの剣は、一対多を可能とする。

 だが、それは自分よりも劣った戦闘力の相手に限る。

 地のボブは、彼の力を超える相手だった。


「まだ、俺の剣が及ばないと言うのか……!!」


「こいつ反撃して来ねえぜー!!」「やっぱり弱ってるぜ!」「とどめだあーっ!!」


「くっ! 雑魚どもが調子に乗るなーっ!!」


 マスカレードの剣が一閃した。

 それは油断していた雑魚使徒の一体を刈り取り……「ウグワーッ!?」


「隙ありデース!!」


 振り切った瞬間、間合いの内側にボブがいた。

 彼が刻むリズムはいつの間にかそのピッチを上げており、音速にも迫る勢いで間合いが詰められていたのである。


「しまっ……!」


「ジエンドデース!!」


 必殺の蹴りが、マスカレードの顔面に突き刺さる……!!

 と思われた瞬間だ。


「ツアーッ!!」


 音速の蹴りよりもなお速く、ソニックブームを纏いながら膝が飛んできたのである!

 真っ向から空を切り裂く、これぞ真空飛び膝蹴り。


 ボブの必殺の蹴りと真っ向から拮抗……いや、そのまま押し返す!


「ノォーッ!?」


「な、なんだぁーっ!?」「何が起こったぁーっ!?」


「ツアーッ!」


「ハァーッ!!」


 閃くモンゴリアンチョップと剣閃!

 残りの使徒は瞬く間に爆砕!


「ウグワーッ!?」「ウグワーッ!?」


 土煙がもうもうと巻き起こり、それは即座に木刀の斬撃と、チョップの斬撃で切り払われた。

 その後に立つのは二人。


 先程まで戦っていた、お面の剣士ネトラレブレイカー・マスカレード。

 そして覆面を被った、ブレザー制服姿の男。


「来たか……!」


「待たせたな」


「ふん、俺一人で十分だったものを」


「ライバルキャラが言いそうなセリフだ……」


 ボブは素早く間合いを取った。


「ワッツ!? スカイダイブ!? 正気デスカ!?」


 そう、その男は屋上から飛び降りてきたのだ!

 飛び降りながら、校舎を蹴って加速!

 その勢いのままに真空飛び膝蹴りを出し、ボブのキックを相殺した。


「ネトラレブレイカー!! お前を爆砕する男の名だ!!」


「NO! ミーはユーなどにルーズしまセーン!! ビコーズ……ブラックは、イエローよりも雄として優れているからデース! アイムキング!!」


 ボブは挑発的に、二人のネトラレブレイカーを指さした。


「ユーたちが大事にしているステディたちも、ミーなら一瞬で寝取れマース! ミーのディックの魔力で、イチコロデース! ユーたちは雄として、ミーに劣っているのデース!! HAHAHAHAHA!!」


「このっ……!!」


 マスカレードが走る!

 ボブの挑発は、彼のトラウマに触れていた。

 守ることができなかった女。

 快楽に堕ち、戻ってこれなくなった彼女の記憶がマスカレードの中で渦巻く。


 渦が回転し、熱を持ち、復讐の炎となる!


「ハァァァァーッ!!」


 裂帛の気合とともに剣が奔った。

 それはボブに迫るが、巨漢の黒人はこれを半笑いで回避する。

 見事なスウェーバックだ。


「感情的になったエネミーは、イージーミッションデース! 動きがベリーチープになりマース! YEAHHHHHHH!!」


「ウグワーッ!?」


 連続の剣戟をジグザグに回避したボブが、お返しの回転蹴りを放つ!

 防ぎきれず、ふっ飛ばされるマスカレード!


「頭脳戦デース! ユーはトラウマを持っている限り、ミーには勝てまセーン! さーて、ネクストワン……」


「俺か?」


 ボブの耳元でささやき声がした。

 ゾッと怖気を感じるボブ!


「ノーッ!! ミーは男の声を耳元で聞くホビーはナッシングでーす!! ダーイ!!」


 怒り任せに、必殺の裏拳を打ち込む!

 だがこれは、微動だにしない覆面の男の肉体が受け止める!

 その感触、まるで鋼を殴ったが如し。


「俺のトラウマか……。楽しみにしていたNTRゲームが、純愛派の妨害によって頓挫、ゲームクリエイターが断筆したことがトラウマだな……!!」


 ネトラレブレイカーはささやき続ける!

 ボブの連撃を硬気功で全て受け止めながら、耳元でささやき続けるのだ!


「故に……NTRゲームを作っていないお前は俺のトラウマに触ることはできない……フーッ」


「ノォォォォォォォォォ!?」


 耳に熱い息を吹きかけられて、ボブは倒れてのたうち回った。


「ワッツ!? ワッツハプン!? ジーザス・クライスト! サノバビッチ!!」


 怒りに任せて、立ち上がるボブ。

 だが、密着するほどの間合いに奴がいた。

 ネトラレブレイカーである!


 蹴りを放つにはあまりにも間合いが近い。

 だが、剛拳を放つならば問題のない間合い。


「ツアーッ!! 虎撲子!! あと俺のキスを喰らえ!!」


 激しい衝撃と、チュッというキス!!


「ノォォォォォォォォォォォォォ!?」


 物理的衝撃と精神的衝撃を同時に食らったボブは、血反吐を撒き散らしながら吹っ飛んだ。

 ネトラレブレイカーが振り返る。


「回復したか? 冷静になったか?」


「ああ。俺としたことが不甲斐ない……。ところでお前、最低な戦い方だな」


「アメリカのマッチョイズムな男はこういう男同士のバードキッスとか耳元でフーに抵抗力が無いんだ。弱点を突く的確な戦い方だぞ」


「手段を選ばないというわけか……。恐ろしい男……」


「それはともかく、今日はダブル・ネトラレブレイカーと行こうか!!」


 

お読みいただきありがとうございます。


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>「手段を選ばないというわけか……。恐ろしい男……」 マスカレードと読者一同の思いがひとつになった瞬間であった…!
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