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ネトラレブレイカー!~あらゆるルートでヒロインをNTRされる騎士に転生したので、ゲーム知識で全NTRルートを爆砕していたら英雄になった~  作者: あけちともあき
二人のネトラレブレイカー編

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第173話 ライブの練習だ!

 さて、破られた窓はちょうどのサイズのアクリル板を削り出して張っておく。

 隙間は紙粘土で詰めておく……。


「よし!」


「窓が開かなくなったねえ」


「後で暇がある時に、金属の蝶番を付けておこう。カチャカチャ開閉できるようにはなる」


「ジョジョって何気にこういうところ器用だよね」


 俺は一人遊び全般が得意なのだ!

 ここまで、戻ってきてからおよそ15分!

 俺が戦っている間に、キカザルとイワザルがアクリル板を調達してきてくれていて助かった。


 ようやく、放心状態だった厚木先生も我に返ったようだ。


「はっ……!? 今さっき、窓が破られて黒い何者かが侵入してきたような……」 


「気のせいですよ先生。窓はほら、ここにあります」


「おお、本当だ……。うーん、私も疲れているんだろうか」


「そうですよ先生。今日は早く帰ってゆっくりされたらよろしい」


「うむ……城之内の言葉に甘えるとするか……。ではみんな、あまり遅くまで残らないようにな」


 厚木先生は帰宅するのだった。

 一応、校門を出るギリギリまで先生の近くを哨戒しておく。

 あっ、ボブ!!


「チィーッ!! バックからテイクアウェイするつもりデシタガ、ユーが邪魔すぎデース!! すぐに決着をつけてやりマース!!」


 とても悔しそうなボブが退却していくのだった。

 やはりあいつ、厚木先生を狙っているな!?


 先生の家まで行ってNTRするほどではないようだ。

 あいつの行動範囲は、基本的に学園内なのだろう。


 そしてボブと深く接触することで、彼を家に招くことになれば……。

 晴れて、夫婦の寝室などでNTR行為を行うようになるのだ!

 なんたること!

 夫婦の聖域を汚す胸糞NTR展開だ!


 賢者モードでなければ両手を上げて大喜びする俺だが、今は賢者モードなので許すわけにはいかん。


「とりあえず、あいつは恐ろしく逃げ足が速い。しかもヤツ自身の腕も立つ。なかなか厄介だな……」


「逃げづらい状況に持ち込んで仕留めるしかありませんねミノリー。それに、さっき現れたマスカレードが介入してくる気もしますミノリー」


「ああ。あいつの正体探しは青菅が鍵を握ってるだろう。何気に青菅って、登場してからずっと存在感凄いな。この世界の作り手に愛されてるんじゃないか?」


「強気で気のおけないボーイッシュ系幼馴染が好きな世界ですかミノリー?」


「セレスも分かってきたじゃないか」


「勇者がプレイするのをずっと後ろで見てましたからミノリー」


 ということで!

 応援団も文化祭の準備を開始するのである!


 ライブの初っ端を飾る、応援の演舞!

 これでライブの開会を告げるわけだ。

 同時に、父兄に対してもときめき学園に応援団あり! 的なのを見せつけて学生生活のノスタルジーを感じさせる。


 完璧だ。


「城之内くんに鍛えられてから、太鼓を叩いてもバテなくなったよ」


「うむ。俺と日々組んず解れつしてたからな」


「えっ!?」


「あらー!」


 赤佐と黄瀬がキャーッと盛り上がっている!

 違うぞ、そんなんじゃないからな!?


「ジョジョは女の子の良さを知るべきだよー! 主にあたしで!!」


 青菅が迫ってくるし!

 とにかく。

 演舞の練習はやっておくに限る。

 夏の間は散々やったのだが、それとこれとはまた別だしな。


 体育館の一角を使って演舞をやる。

 俺達はとにかくスペースを使わない。

 校長がいつも演説する、あの壇上だけで十分なのだ。

 よく考えたら学園祭で使用するライブスペースもここじゃないか。


 ということは、本番さながらの練習ということになるな。

 何度かやっていると、他に活動している運動部の動きがなんだか良くなる。


「応援団の声を聞きながらやってると、大会でプレイしている気分になるんだよね」


「背筋が伸びちゃうー。基礎練のシーズンなのに」


 悪かった悪かった。

 では、ここからはサラッと流して練習を終わりにしようかという話になった。


 そこへ……。


「おいおい、これが新生応援団か? 俺がいた頃と比べて、随分腑抜けちまったようだな」


 何やら声が響き渡る!

 体育館は本当に声が響くな。

 だが、こいつの声は特別だ。

 まるで応援団で鍛えたかのように通る……!


「かっ……花京院先輩!?」


 青菅が驚いているではないか。


「知っているのか青菅」


「知ってるも何も……! この間話したでしょ? 離島キャンパスに飛ばされたはずの、元応援団団長だよ! まさか戻ってきていたなんて……!」


「おう、希美。元気か? まさかお前が応援団に入るとはな」


 俺はその男と、青菅を交互に見た。

 やはり知り合いだったのか……。

 おや?

 青菅、この間もなんか誰かと関わりがありそうな気がしてたが……。


 なんだったかな。

 すぐここまで出そうなのだが。


 花京院文彦。

 そいつは、一見するとスラリとした体格で甘いマスクの男だ。


 中背で、どちらかというとのっぺりした顔の城之内とは違う。

 こちらがモブ顔なら、花京院は美形ライバルキャラだ。


 そいつが応援団団長だと……?

 ギャップ萌えというやつか……?


 やつは俺の眼の前まで歩いてくると、担いでいたものを床におろした。

 竹刀袋か。


「お前が新しい応援団長か。声は出ている。だが……演舞の動きがまだまだだ。俺は引退したロートルだが、お前よりはマシな動きができるぜ」


 花京院はそう告げ、ビシッとポーズを取った。


「大太鼓!」


「は、はい!!」


 花京院の気迫に押され、思わず返事をする響。

 いつものリズムで太鼓を叩き始めた。


「むううーっ! あの演舞、なんという動きのキレ!!」


「勇者が力の演舞なら、彼は技の演舞ですねミノリー。お互いのスタイルの違いが面白いですねミノリー」


「どっちが強そうだと思う?」


「お互い得意な戦場が違う感じじゃないでしょうかミノリー? 少なくともあのボブとかいう使徒には、彼のほうが適任でしょうミノリー」


 そんな、まるであの男がネトラレブレイカー・マスカレードだみたいな物言いを……。

 ……竹刀。

 そしてあの体型に、同じ声。


 あ、あ、あいつだーっ!!

お読みいただきありがとうございます。


面白い、先が気になる、など感じられましたら、下の星を増やして応援などしていただけると大変励みになります。

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