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ネトラレブレイカー!~あらゆるルートでヒロインをNTRされる騎士に転生したので、ゲーム知識で全NTRルートを爆砕していたら英雄になった~  作者: あけちともあき
夏合宿だよ、NTRブレイカーズ編

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第166話 間男に入りこませるな!

 結論から言おう。

 二人目の間男を倒した。


 こいつは人混みに紛れてセクハラをし、油断した女子を海の家の更衣室や物陰、やたら低く設置されたパラソルの中などに連れ込んでは事に及ぶという手段を使う相手だったのである。

 なるほど、間男らしい卑怯さだ!


 被害に遭いそうになったのは誰か?

 黄瀬である!


「あっ」


 という声とともに彼女の気配が消えた。

 俺がハーレム状態っぽかったので、野次馬のような男どもが集まっているところだった。

 その中に間男がいたのである!


 やつは黄瀬の腕を引っ張って連れ去ろうとする!


「翔子!」


 青菅が叫んだ。

 偉いぞ!

 お陰で俺は察知できた!


「みんな! 頭の上をちょっと使わせてもらうぞ! ツアーッ!!」


 軽気功で飛び上がる俺!

 男たちの頭の上を、飛び石を渡るように跳んでいく。


「うわーっ! 俺を踏み台にーっ!?」「なんだこの動きはーっ!」「これが学年一の美少女たちを虜にする男のムーブなのかーっ!!」「時代は今軽気功ーっ!!」


 なんか説明的な事を言ってやがるな。

 男たちの間を塗って、間男は黄瀬を連れ去るところだった。

 速い!


 ジグザクな走法は人間のそれではない。

 女子を一人抱えているのだぞ!?


 だが、黄瀬が暴れているのでいまいちトップスピードに乗り切れないようだった。

 普段なら、暗示をかけて女子を大人しくし、そのままホテルなんかに連れ込むのだろう。


「ホテルに連れ込むのですかミノリー? どうしてわざわざそういうことをするのですかミノリー?」


「いい質問だぞセレス。つまりな、叡智なゲームにはヒロインが隙を見せた瞬間、間男が近寄ってシーンが暗転。ホテルの一室で叡智なことになっているシーンへと跳躍する展開があったりするのだが」


「ミノリー」


「この間男はまさに、それを能力化しているのだ! 暗示に成功すれば、無条件で相手を叡智なことができる場所へと高速で運ぶことができる。暗示と場所が揃ってしまえば、奴のホームグラウンドだ。これに抗える女子などおるまい」


「なるほど、敵に回すと恐ろしい相手かもしれませんねミノリー」


「だが、奴の誤算は俺という男に気付かれたことだ! あの間男の特性か、男に感知されにくいようだ。野次馬の男どもも、俺も注意を払えなかった。だが、女子はそうではない。獲物となった女子が反応することで、叡智さが増すからだ! つまり、やつは女子に反応させるためにその存在を感知させねばならぬ縛りを抱えている!」


「今回はやたらと語りますねミノリー」


「ええい! 俺に並走しながらずっと語り続けるとは化け物め!!」


 黄瀬を抱えた間男が、俺を睨みつけた。

 そう!

 既に俺はこいつに追い付いていたのである!


 存在を感知してしまえばあとは容易い。

 サーチ完了、デストロイするのみである!


「黄瀬翔子を返してもらおう!」


「できん相談だ! 俺は今日、まだ一人も女にありつけていないんでな!! 四天王が二人も出張ってきているなど聞いていなかった……!」


 用務員とボブのことか。

 奴らは使徒にとっても、目の上のたんこぶなのだろう。

 だがそんな事は構ったことじゃない。


 結果的に奴らは欲求不満に陥り、安易に厚木先生へ手出ししようとした間男は粉砕した。

 次は黄瀬に手を出した男を爆砕するだけである!


「何も考えずの俺の目が届くところで悪さをしたのが運の尽きだったな!」


「う、うるさい! うるさい!! こんな極上の女を眼の前に置かれて、飢えと渇きに喘いでいた俺が我慢できるか!? できるかーっ!! あとはお前を! お前を倒してしまえばこの女は俺のもの!! お前もこの高速移動中では技を使うことはできまい!!」


「ジョ……ジョジョーッ! 助けてーっ!!」


「ああ、今助けよう。俺は高速移動中でも複数の技を使うことができるからな」


「なっ、なにぃーっ!? 風圧とGで己がダメージを受けるぞ!」


「軽気功を縮地に切り替えて加速! 全身に硬気功を張り巡らせて風圧とGを相殺! お前を追い越し……!!」


「俺よりも速い!? 俺が……俺がスローリー!?」


 間男の前に俺がいる!!

 そして繰り出す技は……超高速移動からの反転……フライング・ニールキック!!


 黄瀬を回避しながら、間男の頭部だけを狙う技のコントロールを見よ!


「ツアーッ!! この速度からの一撃は……相対速度でマッハを超える! 爆砕せよ間男!!」


「うおおおーっ!! 超高速疾走中は急に止まったり方向転換……できなーいっ!! ウグワアアアアアアアアッツ!!」


 蹴りの一撃を浴びて、間男はダッシュしながら爆散した!


「あーれーっ!」


 吹っ飛ぶ黄瀬。

 俺は着地と同時に、彼女目掛けて跳躍している!


「黄瀬! 手を伸ばせ!」


「ジョジョーッ!」


「そうだ! その手の先に俺がいる!! ツアーッ!!」


 黄瀬の腕をキャッチし、巻き取るように抱きとめる。

 彼女は俺の首にギューッと抱きついてきた。


「勇者がその気ならすぐにも実ることができるんですけどねミノリー」


「しないからな! セレスはこの世界で、実りが起こっても何も得られないだろうに、どうして実らせたいんだ」


「本能みたいなものですミノリー」


 なんと難儀な。

 こうして俺は黄瀬を救出して帰還。


 これを目撃していた野次馬男子たちから、喝采を受けたのだった。

 うむ、そろそろ秘密にするとかそういう次元ではなくなってきたな!!



お読みいただきありがとうございます。


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