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ネトラレブレイカー!~あらゆるルートでヒロインをNTRされる騎士に転生したので、ゲーム知識で全NTRルートを爆砕していたら英雄になった~  作者: あけちともあき
夏合宿だよ、NTRブレイカーズ編

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第145話 見よ、オカ研女子の洞察力!

 三年生の先輩とやらの足取りを追うことにする。

 昨夜、俺が小原くんと一年生の三人でテニサーに殴り込みを掛けていた頃、その先輩は行方不明になったのだな。


 この合宿、複数の間男が同時多発的に動き回っている。

 俺一人では手が足りん……!!


 毎日ガンガン叩き潰していかねばな。


「正直、一人に時間を掛けてはいられないな。時短で行くぞ。チャットアプリには彼女の言葉が残ってたりしないのか?」


「ちょっと待ってね。女子バレーの友達のところに来てるかも……。あっ、大北さんがいなくなった後でメッセージもらったって! 転送してもらってるー」


 あの、あひー女子か。


「女子が一人、忽然と消える……。そ、そ、それってオカルトですよね?」


「ある意味ではそうだな」


 黒須の言葉も間違いではない。

 青菅は「えー違うと思うけどなー」とか言っているが。


 間男たちの能力を思い浮かべると、奴らは既に人間を辞めている。

 そんな超絶的な力を与える何者かが学園におり、この学園を中心に女性をNTRするシステムが完成しているのだ!


 間男の数だけ、破局したり托卵されるカップルが存在する。

 数多のラレ男たちが流した血の涙を、黒幕は何らかのパワーソースとして収集しているのかもしれない。

 いや、何の役に立つのかさっぱり分からないが。


「アップロードしてもらえたー。ほんほん。これって夜の湖だよね? ま、まさか身を投げたとか……!?」


「なにっ!! いや、身投げさせてしまってはNTRが終わってしまう。間男がそんなことをするとは思えないな……。よし、湖に向かってみよう」


「湖と言えば……パワースポットですよ……。昼間からオカルト的な何かに、出会えるかも知れません……う、ふふふふふ」


「黒須さん変わってるねー」


 女子二人を引き連れて、俺は青少年の家から出ているバスに乗った。

 一時間に二本のバスがちょうど来ていたのである!

 ということで、十五分ほど揺られると湖に到着。


 青少年の家周りをぐるりと回るルートを走るのだな。

 歩きなら一時間近くかかるところだった。


 ここが湖。

 釣りや、ボートなどのアクティビティが充実。

 湖畔には別荘や旅館が建っている。

 観光地でもあり、青少年の家から距離を取っているのはそういう意味もあるのだろう。


「一晩経ってしまっているからな……。かなり仕上がっている可能性がある」


「仕上がるって……あー」


 青菅が察したらしい。

 渦中にいて、まずいところまで攻略されかかっていた本人だものな。


「早く助けてあげたいなあ……。まだ先輩、理性が残ってるかなあ」


 チャットアプリでメッセージを送る青菅。

 返答は来ないかと思っていたら……。


 ポンッと音がして、湖の写真がアップされた。


「あっ!」


「むっ、反応があった!」


「な、な、なんですかなんですか」


 黒須だけ全くついていけていないな……。

 なんか勢いで連れてきたけど、連れてこなくても良かったかも知れない……!

 でも連れてきてしまったからなあ。


「黒須、はぐれるなよ。合宿所に戻れなくなるぞ」


「ひぃ~。た、ただでさえ炎天下で体力を削られているのに……置いていかれたら干からびてしまいます~」


 現代日本と比べて全然過ごしやすい、こちらの世界の夏で弱音を吐くものではない。


 青菅と、あっちでもない、こっちでもない、と写真の場所を探す。

 うーむ、こう言う時に調査力に長けた三猿がいないのは痛いな。


「な、何を二人で悩んでるんですか……? ああ、この写真の位置を特定ですか……。ふ、ふ、ふふふふふ。オカルト者はこういうのが得意なんです……」


「なにぃーっ! 突然黒須が頼もしく見えてきた……」


「ああ~、わ、私、頼られてる~。あ、あのですね。ネット記事やオカルト動画でアップされた写真を読み解き、背景からどの地域なのかを推察する、というのは基礎教養でして……。それで聖地巡礼を」


 してるのかあ。

 祟りとか無いのか?

 黒須を見てると無いんだろうなあ。


「この世界、そういう呪いみたいなものはプラシーボに過ぎないみたいですよミノリー」


 女神がそう断言すると、夢がなくなるなあ!

 つまりオカルトは本質的に存在しない世界ってことじゃないか!


「黒須さんやるじゃーん! んで、どこだと思う? 日陰移動しながら探そ」


「は、はいぃ……。陽キャ女子こわーい」


 なんか青菅に怯える黒須は大変素直に言うことを聞く。

 湖を囲む木々や建物の日陰を伝いながら、俺達はぐるりと道を回っていくのだ。


「しゃ、写真から見える背景はここから見える対岸のものとは違いますから……。角度的にはこっちで……あ、背景はここで合ってますね」


「凄いぞ、ものの十分で見つけてしまった」


 そこは旅館を背にした、ボート乗り場の前だ。

 確かに乗り場の先にある風景は、写真の中のものと一致している。


 黒須的には、この湖のどこかということが分かっているのでイージーミッションだったようだ。

 普段はオカ研の愉快な仲間たちといっしょに、グググールマップを使って検索してるんだとか。


「さて、背景にボート乗り場が写っていないということは……」


 俺は湖に目をやる。

 そこに浮かぶ一艘のボート。

 その上に、男女の影がある。


 くっついてギシギシ動いているから、叡智を致してやがるな!?


「あれだ! 追うぞ!」


「うわーっ! 水の上で!? よくやるねー!」


「ええ~っ! あ、あの破廉恥なところに近づくんですかぁぁ!?」


 及び腰の黒須を引っ張りながら、ボートをレンタル!

 乗り込むぞ、NTRの現場へ!!

お読みいただきありがとうございます。


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流石に水の上を十傑集走りしてボートに飛び移りはしなかったか
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