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ネトラレブレイカー!~あらゆるルートでヒロインをNTRされる騎士に転生したので、ゲーム知識で全NTRルートを爆砕していたら英雄になった~  作者: あけちともあき
夏合宿だよ、NTRブレイカーズ編

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第135話 期末テストを終えて

 期末テスト突入!!


「うおおおお! ミザル! イワザル! キカザル! この日のために鍛え上げたテスト対策が唸りを上げる時だぞ!! 我ら四名、一人も補習になることなくこのテスト期間を勝ち抜こう!!」


「ぬおおおーっ! やるぞやるぞやるぞーっ!!」


「絶対に赤点を回避して薔薇色の夏休みを迎えるんだー!!」


「そう言えば中学から毎年補習だったもんなあ……」


 イワザル、悲しいことを言うんじゃない。

 これからは補習のない夏休みを迎えればいいじゃあないか。

 お前の夏の青春はこれから始まるんだ!


「みんな、頑張ってね! 真美奈は大丈夫? 最後の見直ししようか?」


「あっくん、テスト期間中は本当に頼れます……!」


 おっと、赤佐が響にメロってるぞ。

 こと勉強が関わる事に関しては、この男は無敵だからな。

 将来性を考えても響とくっついておけ、な?


「敦彦様~!! 私の見直しもお願いしまあーす!」


 青菅までやって来て、今だけ響がモテモテモードだ。

 俺以外が対象になる恋愛沙汰は大歓迎だ。

 ハーレム上等、大いにやるがいい。

 NTR以外はオールオッケーだ!


「相変わらず勇者は変わっているというか歪んでいるというかミノリー」


「現代の価値観はこうなの! そもそも俺は女遊びしまくるような価値観ではない……」


「まあ元の世界に戻ったら私がいますからねミノリー」


「そう思うんだったら早くチンチラモードを脱してくれ!」


 こうして臨む、テスト期間!

 学園の空気がピリッと引き締まり、NTRどころではなくなる。

 NTRする間男も、NTRされるヒロインも、これは普通に内申点に関わってくることであるので必死になるのだ。


 人間、暇があるからNTRなどするのである!

 なお、俺も必死だったからNTRを爆砕するどころではなかった。


 一日に二教科。

 これを4日間やる。


 現代文、古文・漢文、英語(一教科で一日とる)、地理、史学、数学、化学。

 うおおお、地獄!!

 地獄の戦い!!


 我々学生の頭はそこまでゼネラリストではないぞ!

 今日び、社会に出ればまあまあスペシャリスト的な仕事をしていくことが多いのに、何故に学校ではその人間の適性を無視してこれほど大量の学問をやらねばならないのか!


「それはその人の特性を見つけるためだし、ここで勉強しておくことで将来選べる未知の間口が増えるからだよね」


「はッ、その通りです」


 響に正論でやっつけられてしまった。

 俺、高校は適当に済ませて、地元の名前書けば入れる大学に入ったからなあ……。


「さて、初日の現代文と古文と漢文が終わったわけだが!! どうだった?」


「いや、それがよ、ジョジョ!! 分かるんだよ! 半分くらい分かるんだよ!! 今まで全部ちんぷんかんぷんだったのが、分かるようになってるんだよ!!」


 おおっ!

 ミザルが目をめちゃくちゃ開いて力説するではないか!

 学校なのでサングラスはカバンの中。

 カラコンも付けてないので、今はアイデンティティを喪失してる状態だな。


「だよなあ……。響くんマジすごいぜ。リスペクトだぜ」


「チケット、テスト期間終わったらあげるからな……」


 ヘッドホンなしのキカザルと、白いマスク姿のイワザルだ。

 みんないい感じだったようだ。

 赤佐は心配なさそうだし、青菅もほくほく顔。


「というか青菅はさ、ずっと部室に入り浸ってるけど、大嶽の事はいいのか? パン屋修行してる特に親しい男友達なんだろ?」


「あー、うん、それはそうなんだけどー」


 ええいチラチラ俺を見るのではない。

 こうして俺達は連日の期末テストと戦い……!


 四日間を駆け抜けた!

 一日は採点期間なので自習ね。

 そして昼過ぎにテストの結果が貼り出される!


 俺、三猿、響、赤佐、青菅でこれを見て……。


「おい三猿、なぜ下から見る」


「俺らの定位置なんだって。うおっ、俺達の名前がねえぞ!!」


「うっそだろ!? いつもの面子はいるのに俺達だけがいねえ!!」


「み、み、見ろ! 赤点との境界線に! ギリギリセーフに俺達三人の名前が!!」


「うお……ウオーッ!!」


「やった! やったーっ!!」


「やれたのか!? 俺達やれたのか!? 逆転ホームランだー!!」


「逆転ツーベースヒットくらいじゃねえか?」


 ツッコミを入れた俺の点は、三猿よりはちょっぴり上だった。

 同じようなところに青菅がいる。

 君も赤点ギリギリ勢だったのか!


 赤佐は安定して学園の中の上くらい。

 そして学年一位に響の名があった。


「これこそうっそだろお前!? 特別進学科の連中全員ぶっちぎって一位なのかよ!?」


「だって学校の勉強を全部覚えていれば、テストなんてどうやっても点数が取れるだろ?」


「こいつ、チート主人公みたいなこと言いやがって……」


 俺はこっち方面で響の凄さを思い知るのだった。

 勉強に全パラメーターが振られている男だから、自分の女を守る力が弱かったのであろう。

 ゲームだと勉強なんかフレーバーテキストだもんな。


 なお、三猿が騒いでいると彼らのクラスの強面の担任が姿を表し、ダーッと駆け寄ってきた。

 なんだなんだ!?

 目と同じ幅の涙を流しているぞ!


「お、お、お前らーっ! やった! やったなー!! 俺は! 俺は信じてたぞーっ!!」


「うおおおおおお先公~!!」


「いつもはうぜえあんただが俺等を信じてくれてありがとうっ!!」


「俺達、やればできるって分かったぜえええええ!!」


 四人で抱き合って男泣きに泣いてやがる。

 さて、これで全員が赤点を回避。

 明日からの合宿に備えられるというわけだな。


「勇者は一気に冷静になりましたねミノリー」


「そりゃあそうだ。俺だけは社会人経験者だぞ? 既に通過したことがある場所だからクールでいられるんだ」


「勇者は若い頃響のように優秀だったのですねミノリー」


「ああ、うん、そうだねー。そうかもねー」


 あまり突っ込まないでくれセレス。

お読みいただきありがとうございます。


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