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ネトラレブレイカー!~あらゆるルートでヒロインをNTRされる騎士に転生したので、ゲーム知識で全NTRルートを爆砕していたら英雄になった~  作者: あけちともあき
夏合宿だよ、NTRブレイカーズ編

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第131話 応援団に入部するぞ!!

 衣替えが終わり、俺は半袖のワイシャツになった。

 胸にときめき学園の校章がついた、特製のワイシャツである。


 なんと、動きに合わせて伸びるストレッチ性の高い生地なので、これならば着たままドッカンドッカンバトルができる。

 ブレザーの時は、破けないように気を使う必要があったからな……。


 三猿も半袖シャツになったので、なんか不良っぽさが薄れたな……。


「俺等、グラサンとマスクとヘッドホンしかアイデンティティなくなっちまったよ」


「ワイシャツは改造がしづらいんだよなあ……。すぐ汚れるから予備がいるし……」


「はやく冬になってくれえーっ」


 歌舞いた服装にアイデンティティを頼る。不良ならではの悩みだな。

 なお、もうNTRブレイカーズ活動しかしてないこいつらは、不良ではない。

 授業出席率も上がり、あからさまに小テストの成績ももりもりと上がっているので、教師たちが驚愕しているらしい。


 クラスで最底辺だったのが、クラスで下から五番目まで上がっているそうな。

 大成長じゃないか。

 そんな彼らと俺の勉強コーチを担当する、響敦彦もここにいる。


「響、腕細いな! ちゃんと飯食って毎日腕立てと腹筋とスクワットしてるか?」


「し、してるよ! 今度は僕の力で真美奈を守るんだから!」


「もう、あっくんたら声が大きい!」


 照れた赤佐が響を後ろからドンッと押したので、響がよろけた。

 ラブラブしてるな!!

 三猿が羨ましそうな顔になったぞ。


 さらに……。


「こっちこっち。応援団って今は所属部員がいなくて、とある事件以降、実質廃部状態なんだよね。顧問の先生はいい人なんだけど、今どき熱血って受けないみたいで」


 青菅が、俺達を先導して部活棟を行く。

 スポーツも得意な彼女は、人数が足りない部活の助っ人をやったりもしているんだそうだ。

 応援団に所属すれば、助っ人活動もやりやすくなるということで同行してくれた。


「顧問の教師……。体育会系の熱血教師というわけか。本当の熱血ならばNTRとは対局に存在する人物だな……」


「NTR側でも、勇者の拳で倒せば改心するのではないですかミノリー?」


「三猿は特別だな。現に、他の間男は死ぬだけだったろ。基本的に間男として甘い汁を吸うと、人間には戻れなくなるのだ」


「城之内くんが凄く危険な話をしている……!」


 今更戦慄するんじゃない、響!

 こうして到着したのは、部活棟の端。

 扉が妙にピカピカになっている。

 なんだなんだ?


「あのね、私が先生に、応援団に入りたい人がいます! しかも私を入れて七人も! って言ったから、すっごくテンションが上がったみたい。それで掃除したんじゃないかなー」


「なんていじらしい顧問だろう」


 可愛いところのあるおじさんに違いない。

 では、未来の応援団として、俺は「たのもーう!!」と大声を張り上げながら扉を開いた。


「押忍!!!!!!!」


 そうしたら俺のツアーッに匹敵する声量が返ってくるではないか!!


「ウグワーッ!!」


「ウグワーッ!!」


「ウグワーッ!!」


 三猿がやられた!

 俺も体がビリビリ来たぞ。

 やるな……!?


「お前たちが……応援団に入りたいという生徒か……!?」


 そこにいたのは……。

 赤いジャージ姿で、髪の毛を後ろで無造作に束ねた長身の……女教師だったのである!


 な、な、なにぃーっ!!

 応援団の顧問が熱血女教師ーっ!?


「いかん! NTR対象だ!! いや、彼女がフリーならばNTR対象にはなるまい……」


「厚木先生、みんな連れてきましたー! あれ、ジョジョってば厚木先生狙ってるの? ざーんねん! 先生は結婚してるよ! ひ・と・づ・ま!」


「な、な、なにぃーっ!?」


 NTR条件を完璧に満たしてしまっているではないか!!

 俺は衝撃のあまりガクガク震えた。


 その間に、熱血美人教師にデレデレした三猿が挨拶に行き、響と赤佐もペコペコ頭を下げている。


「最後はお前か。城之内だったな! さっきの入室の声、良かったぞ! だがお前、もっとでかい声が出るな? 明らかにさっきのは手加減しているのが分かったぞ」


「なにっ!? 分かるのか先生!!」


「そうなんだぜ先生! ジョジョはすげえんだ!」


「空き教室に集まってた俺等を一喝する声だけででぶっ飛ばしたんだぜ!」


 三猿は耐えきったと思うが。


「ほう! ほうほうほう!! 応援団が復活するだけでもよしと思っていたが、お前のような逸材がいるとは……!!」


 厚木先生とやらが、鼻息を荒くして俺に詰め寄ってくる。

 近い近い!

 なお、城之内が平均的な男性の身長で、厚木先生はそれよりほんの少しだけ大きい。


「お前……応援団長をやるか?」


「いいだろう」


「返事は押忍だ!」


「押忍!」


 もとより、ネトラレブレイカーとして活動するにあたり、ある程度の権限を保つ必要がある。

 応援団の団長はお誂え向きであろう。

 そんな俺の内心を知ってか知らずか……。

 

「ふおおおおおおお」


 なんか物凄く感激して、震えている厚木先生なのだった。


「私は普段、女子バレー部と顧問を兼任しているから、こちらにはなかなか来られないかも知れない。だが、いざという時は駆けつけるからな! 頼ってくれ!!」


 つまり、留守がちということだな?

 ははははは!

 応援団の部室が手に入ったぞ!


 応援団と書いて、ときめき学園NTRブレイカーズ本部とルビを振るのだ!!

 新拠点で、まずはジュースで乾杯する俺達なのだった。


 ニッコニコの厚木先生だが、自分以外がNTRブレイカーズ本部の決定祝いをしているのだとは夢にも思うまい……!!

お読みいただきありがとうございます。


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巨漢女教師、刺さる人には刺さる!巷で人気の〇ンキューピッチとか。
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