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ネトラレブレイカー!~あらゆるルートでヒロインをNTRされる騎士に転生したので、ゲーム知識で全NTRルートを爆砕していたら英雄になった~  作者: あけちともあき
賢者モードの終焉編

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第116話 パルメディア震撼!ファイナルバトル!

 まずは俺からの軽い必殺のチョップ。

 当たれば真っ二つだ!


『悪いが、お前のやり方に付き合うつもりはない!』


 バック転しながら回避する超越者!

 連続する超高速宙返りは、まるでそういうリングが続いているかのようだ!


 なお、ここにダイオンが「おらあああああ! 隙ありだああああ!!」と攻撃を仕掛ける。

 超越者は回転しながら片手を突き出し、ダイオンを指さした。


『ドンッ!!』


「ウグワーッ!?」


 指先に触れた空間が大きくたわんだと思ったら、大きく弾けてダイオンをふっ飛ばしてしまった。

 これは時空そのものを歪めて自在に操っているのか?


 俺から距離を取った超越者は、両手でもって周囲の空間をこね回す。

 輝くデクストンと、インフェルドンが襲いかかる!


「うおおおおおお!!」


『ぬおおおおおおお!!』


 圧倒的な加速と破壊力!

 圧倒的なパワーと超熱量!!


 だが、それらは超越者の両手で防がれた。

 圧縮された空間が、二人の攻撃を受け止めている。

 いや、二人は進んでる!

 だが、超越者にたどり着くことができないのだ!


「どういうことだ!? 進んでも進んでも、限りがない……!!」


『何の手応えもないっ!? こ、これはなんだーっ!?』


『ドドンッ!!』


 超越者が両手をひねると、そこにあった空間が猛烈な勢いで回転し、デクストンとインフェルドンを巻き込む!


「ウグワーッ!!」


『ウグワーッ!!』


 二人が錐揉み状態で吹き飛ばされた!


「なるほど、こいつは……攻撃にも防御にも使える能力ってわけか。だったら、使徒を次々に作り出してたのはどういう能力だ?」


『あれは俺様の宇宙船に備わった機能だ。破壊されたが、自己修復装置が働く。明日の夜には元通りだ』


「なんだと!? 凄い文明力だな……!!」


『勇者よー! 何を呑気に会話しているのですか!』


「だってさセレス。他のみんなが死力を尽くして超越者に飛びかかってるところなんだ。俺が行ったら巻き込んでしまう」


 そう。

 俺の強さはその域まで達している。

 使徒の群れや宇宙船とやり合ってみて、それが分かった。


 力を制御はできているが、それでも誰かを巻き込んたら大惨事である。

 極めた結果、プロレスすることができなくなった。

 なんという皮肉であろうか。


 ゾンビーネとヴェローナが退けられた。


『チェンソーが空回りして届かないんだけど! って、なんか力が逆流してきて……うぐわーっ!』


「銃弾を正確に反射して……!? ぐううっ……!」


「魔法は発動してるのに! あいつの手に触れる前に消えちゃう!」


「魅了ビームがいつまでも届かないってなに!?」


「こやつ……! 魔法ですら触れることが叶わぬのか……!?」


 カイの魔法は及ばず、復活してきたアルシェとネイアの魔法攻撃も空間によって無効化される。


「まずいわ。私、あいつに触れられる気がしない……」


 マリーナすら、近づくのを躊躇する状況である。


「ボクなら触れるけど……!」


「ナルは戦闘力が無いからな。だが、頼みがある」


「なになに!? ボクにできること!?」


「俺をあいつの懐まで連れて行ってくれ」


「分かった!」


 タイミングはこっちで指示するぞ!

 今は、グーテンが満天を埋め尽くすほどの魔法陣を展開し、大地を焼き尽くし、凍てつかせ、腐らせる連続魔法を放っているところだ。

 この大陸に存在する全ての国を、平地にしてしまえる威力だろう。


 だが……それでも超越者には届かない。

 奴は天にかざした手のひらで、空間をこねまわしてこの魔法を受け止めている。


 無限の距離を持つ空間となった、超越者の周辺。

 それはあらゆる干渉を許さない。


 強いぞこいつ!

 ゲームでは倒せる程度の強さにしてあったが、実際はこれほどの化物だったのだ。

 なるほど、俺以外では相手ができまい。


『私は空間を掴めれば投げられますね』


「セレスはまあ規格外だからなあ」


『ウグワーッ!!』


「あっ、グーテンがふっ飛ばされた! 不死王すら一蹴するのはヤバいなー。だがとりあえず一撃で殺されず、ふっ飛ばされるに留まってる時点でみんな強いな……! デーモンウォリアーと一般騎士だったら吹っ飛ぶ時点で消し飛んでるぞ。じゃあナル、頼む!」


「分かった! ジョナサン、ボクの肩に掴まって! 行くよ! 天狗の抜け道……!」


 次の瞬間、周囲の風景が一気に背後へ流れた。

 そして、眼の前に超越者がいる。


『なにっ!? 俺様の空間掌握を抜けた!? そんなことが人間や魔人どもにできるはずが……!! まるで、神の技ではないか!』


 その通り。

 俺が知る限り、神の技を使える人間は二人いる。

 回復魔法のマリーナと、天狗の抜け道のナルだ。


 技巧神とやらから教わった天狗の抜け道は、言うなればこの世界における移動技の極致。

 空間掌握で無限に広がった距離だろうが、一息に駆け抜ける。

 だって目的地が見えてるんだからな。


 これはそういう類の技だ。


「十分だ! ナル、帰ってくれていい!」


「分かった! 頑張って、ジョナサン!」


 ナルは俺のほっぺたにキスをすると、シュッと姿を消した。

 なんかこれを見ている超越者の口角が上がっている。


『俺様のやって来たことは間違っていなかった』


「なぜそう思う?」


『NTRをより素晴らしいものにするためには、そこに純愛が必要だからだ! この歪んだ世界で、純愛が成された! それは俺様のNTRをより強く、素晴らしいものに変えてくれる! おお、こうして世界は循環する……!!』


「させねえよ……! 同じ時間、同じ時代の作品ばかりこねくり回しててどうする!! 客に作品を届け終えた後のゲーム制作者は、アップデートだけをやるんじゃねえだろ!!」


『たかが一ユーザーが知ったふうな口を!! 懐に入り込んだのは褒めてやろう! だが、また無限の距離に弾き飛ばしてくれる!! ドンッ!!』


『掴みました』


『ぬっ!?』


 ぐにゃぐにゃに歪んだ空間が、細い褐色の指によってぎゅっと掴まれている。

 セレスが、俺の体から飛び出してきて実体化する。


『そぉぉい!』


 そこからの一本背負い!

 超越者の足が地を離れる!


『お、俺様の世界ごと、俺様を掴んで投げ飛ばすなどぉぉぉぉぉぉ!!』


 地面に叩きつけられる超越者!

 だが、奴はすぐにネックスプリングで起き上がり、そのまま指のスナップでねじった空間を飛ばしてきた。

 当たれば一瞬で距離を取られる!


 それでも、回避しないのがプロレスである!

 今の俺がプロレスできるのは、こいつだけだからな!


「ツアーッ!!」


 飛んできた空間を胸板で受けて、それが爆ぜて広がろうとするのを猫騙しで圧縮!

 地面に叩きつけた後、またいでから超越者目掛けてダッシュ!!


『バカな!? お前も空間を操作することができるのか!!』


「小賢しい技を力技でねじ伏せてるだけだあーっ! ツアーッ!! ラリアーット!! インパクトの瞬間に……震脚!!」


 言うなれば、ラリアット型崩拳!!


『ウグワーッ!? な、なんたる威力! だが、これで距離が……なにぃっ!!』


 縮地で既に、背後に俺が回っている!


「エルボースタンプ型……裡門頂肘!!」


『ウグワーッ!? 肘で衝撃が集中していて吹っ飛ぶことができん!! やるっ……!!』


 地面に転がりながら、僅かに距離を取る超越者。

 既に、やつの手足は空間をこね回し始めている。


 お互いのフェイバリットをぶつけ合う時が近い。

 全力で行くぞ、全力で!



お読みいただきありがとうございます。


面白い、先が気になる、など感じられましたら、下の星を増やして応援などしていただけると大変励みになります。

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