表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ネトラレブレイカー!~あらゆるルートでヒロインをNTRされる騎士に転生したので、ゲーム知識で全NTRルートを爆砕していたら英雄になった~  作者: あけちともあき
賢者モードの終焉編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

108/226

第108話 挟撃だ!

 ナルが帰ってきた。

 どうやらチエリと再会を喜び合っていたら、時間を食ってしまったらしい。


「チエリすっごくたくましくなってた! 使徒は一体倒したって!」


「なにっ!? すごい」


 俺は感心してしまった。

 尖兵クラスとは言え、超越者の使徒を単身で倒すとは!

 やるなあ。

 きっと柔拳の神が彼女のところにも訪れ、新たな技を授けたんだろうな。


 そしてどうやら、使徒率いるならず者の軍勢は、俺達が次々に使徒を撃破したことで警戒した超越者から、待ての指示を受けていたらしい。

 戦力がガンガン削られて、焦ったんだろう。

 状況を見て指示を出すつもりだったのだろうが……。


 魔導ワゴンの爆速な走行力を計算に入れていなかったようだな!

 俺たちの到着に気づき、慌てたように、軍勢が動き出す。

 遅い!


「よし、魔導ワゴン突撃ーっ!!」


「任せるのじゃーっ! うおーっ!」


 魔導ワゴン、マニュアル操作だったか。

 ネイアが実に楽しそうに運転している。

 魔導ワゴンが猛烈な速度で向かってきたので、ならず者の軍勢がワーッと散開して迎え撃つ体勢に……いや、ならず者の寄せ集めなのでめちゃくちゃな動きになってる!


 戦場に響き渡る爆音!

 迎え撃とうと一部がこちらに振り向くが……。


「蹴散らしますわ!!」


 サンルーフが展開し、そこから身を乗り出したヴェローナ。

 俺が肩車してるのだ!


 彼女は両手に銃を構えて、目についた兵士たちを片っ端から撃ち倒していく。


『ウグワーッ!?』『ウグワーッ!?』『ウグワーッ!?』『ウグワーッ!?』『ウグワーッ!?』『ウグワーッ!?』『ウグワーッ!?』『ウグワーッ!?』『ウグワーッ!?』『ウグワーッ!?』『ウグワーッ!?』『ウグワーッ!?』『ウグワーッ!?』『ウグワーッ!?』『ウグワーッ!?』『ウグワーッ!?』『ウグワーッ!?』『ウグワーッ!?』『ウグワーッ!?』『ウグワーッ!?』『ウグワーッ!?』『ウグワーッ!?』『ウグワーッ!?』


「流石にヴェローナは強いな」


「きゃっ! 太ももの辺りでぺちゃくちゃ喋らないで下さいな! 息が掛かってますわ!」


 気にしなくていいのに。

 というかミニスカみたいな姿で俺に肩車されるのはどうなの?


 気を取り直して、銃弾の雨が降り注ぐ。


『なっ、なんだーっ!? 反逆者どもには魔法の使い手がいないんじゃなかったのかー!? あのお方が判断を誤るはずが……!!』


 使徒っぽいのがいた!

 軍勢の戦闘にいる、中華甲冑っぽい大男だ。

 こいつはなかなか強そうだな。


 だが、超越者から受け取った情報が間違っていたらしい。

 そうだよな。

 ネイアが魔法を使うまでもなく、俺がぶん殴って戦ってたからな。


「わし、魔法使いなんじゃが!?」


 今は運転手だからね。


「魔法などなくても、私の銃はそれを凌駕しますもの」


 ヴェローナは余裕。

 彼女の強さもずっと秘めてきたからな……!

 ここに来て本領発揮というわけだ。


「なあヴェローナ」


「なんですの? 今忙しいのですけど!」


「余ってる長銃、マリーナに使わせていい?」


「は!? ああ、いえ、構いませんけれど。そもそもマリーナは銃が使えましたの?」


「使えるわよ! 任せて!」


 自信満々のマリーナである。

 ヴェローナの背中に装備していた長銃をナルが取り外し、マリーナに手渡す。


「お姫様がんばれー!!」


「ありがとう! 狩猟で鍛えた腕を見せてやるわよ!」


 マリーナもサンルーフから身を乗り出すつもりらしかったので、俺が腕で支えた。

 うおーっ!

 忙しい!


 そして腕にズシンと来る肉厚!

 重量感!

 うーん、マリーナいい体をしている!!


 前方と左右をヴェローナが。

 後方をマリーナが担当!


 長銃が火を吹く!

 射撃スキルがマックスまで上がったマリーナは、この反動を完全にコントロールだ。

 長銃の大威力が、一撃で複数人のならず者を吹き飛ばす!


『ウグワーッ!?』『ウグワーッ!?』『ウグワーッ!?』


 強い強い!


「やりますわね! 魔人用にチューンされた銃を使いこなすなんて……人間としては最高レベルの技量ですわね!」


「ええ! 鍛えてるもの! でも、なんだか自分でも強すぎる気がするわ……」


 俺がスキルを上げてやったからな!

 ここで、使徒が標的をこちらに変えた。

 赤い中華風甲冑は、実に目立つな。

 奴は巨大な鉾を抜き放ち、


『のけ、貴様ら!! ははは! 鉄の馬とは面白い! だがこの程度の質量なら俺の鉾で吹き飛ばしてくれよう!!』


 回転する鉾の先端が地面を削り、空を切り、ぶおんぶおん唸る!

 ヴェローナの射撃を受けながらも、これが武器でカンカンと弾かれた。

 やるなあ!


 嵐のように振り回す鉾は、迂闊に近寄ったならず者を一瞬で粉微塵にしたぞ。


『ウグワーッ!?』


『バカが!! のけと言っただろうが! さあ行くぞ!!』


「まずいのじゃジョナサン! 魔導ワゴンはあの攻撃に耐えられん! 地を割るほどの攻撃など、人の域を超えておる!! じゃが! わしは運転しているので魔法が使えぬ! スピードが出すぎて方向転換もできぬ!」


「だったら、俺が方向転換だ! 肩車してるヴェローナと、腕で支えてるマリーナを……俺が回転して方向スイッチ!!」


「私が敵の方を向くってわけ!」


『なぁにぃーっ!? だがでかい銃だろうがこの俺には……』


「そこっ!!」


 マリーナは一瞬で照準を合わせ、射撃した。

 放たれた弾丸が飛び、使徒に迫る。


『なんのこれしき……なにっ!?』


 小銃と比較して、あまりにも速度が早い。

 そして狙いが正確。

 どうやらマリーナは使徒の動きを見切っていたらしい。

 やつの鉾が追いつくよりも速く、弾丸は使徒の防御圏内を突破した。


 加速した弾丸が、使徒の兜を叩き割り、脳天に突き刺さり……貫通!


『ウグワァァァァァーッ!? 俺が! 俺が銃ごときに……!!』


 この世界、銃よりも肉弾戦の方が強めだが、強い銃使いが戦えばやっぱり肉弾戦より強かったりするんだよな。

 使徒はそのまま力なくぶっ倒れ……るところを走ってきた魔導ワゴンでスパーンと跳ね飛ばされた。


『ウグワーッ!!!!!!!!!!』


 くるくる回りながら飛んでいくな……!

 そして空中で爆発した。

 ならず者連中はこれを見て仰天。


『ボスがやられた!?』『こ、こりゃあだめだあ!』『ボスについていけば女が手に入るって聞いたのに!』『嘘じゃねえかよー!!』


 逃げ惑うならず者を襲うヴェローナの射撃!

 ついには、敵軍は半分まで数を減らし……。

 散り散りに走り去ってしまうのだった。


「ふう……。数だけは多いですわね。それにしてもマリーナ、やりますわね?」


「ええ! 知らないうちに私もパワーアップしてたみたい! ヴェローナが使ってない時に別の銃も使えるから、サポートは任せてよね!」


 なんだか、女子たちの間に友情が芽生えたようなのだった。



お読みいただきありがとうございます。


面白い、先が気になる、など感じられましたら、下の星を増やして応援などしていただけると大変励みになります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ