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【意味怖】「Are You Dead?」ー生存確認アプリ

大学時代からの友人であるタクに勧められて、例のC国製アプリを入れた。 「毎日ボタンを押して生存確認をする」という噂のアレだ。 48時間ボタンが押されないと、登録した相手に「異変あり」のメールが届く。


互いに貧乏で、一人暮らしの僕たちは、もしもの時のために、お互いを緊急連絡先に設定することにした。


それから数ヶ月が経った、ある雪の降る夜のことだ。 意外にも早く、そしてあっけなく僕のスマホに通知が届いた。


『卓さんが48時間、生存確認ボタンを押していません』


外は雪。胸騒ぎがした僕は、何度電話しても出ない彼を心配し、警察に通報して彼のアパートへ向かった。 インターホンを押しても反応がない。 警察官立ち会いのもと、鍵屋にドアを開けてもらい、薄暗い部屋へと踏み込む。


寒い、連日寒い日が続いたが、暖房を付けるのには金がかかる。

窓の外にはつららが出来る程の寒さの中、細々と節約しながら生活をしていたのだろう。


……予感は的中していた。 卓はリビングの床に倒れ、亡くなっていたのだ。

死因は突発的な心臓の発作ではないか、ということらしい。


腐敗臭が強く、腐敗は進んでいたものの、誰にも気づかれず何ヶ月も放置されるような酷い「孤独死」にならずに済んだのは、不幸中の幸いだったと言えるだろう。



卓の冥福を祈ると同時に、僕は思った。 本当に、このアプリを入れておいてよかった。

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