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【意味怖】ドッキリのつもりだったのに・・・解説
彼は二重のドッキリを計画していた。
まずは自分の背中に血のりを仕込んでおき、友人にその血のりを破裂させてもらう。
夜は暗いので、本物の傷が無くとも、多少の明かりでは気が付かない。
もしそこで彼女が泣き崩れれば、ドッキリでしたで済んだだろう。
ただ、彼女は気の強い女の子だったので、バタフライナイフが傍に置いてあれば
それを使って犯人を追いかける位するかもしれない。
その時の為に、亡霊の服を来た友人には、防護服を着せ、背中にはまたもや血のりを仕込んでおいた。
彼女がやりすぎないように、一度刺したのを見届けたら、すぐに声を掛けた。
「ドッキリのつもりだったのに…」
そういって混乱している彼女の後ろから、防護服を脱いだ友人が
「ドッキリでした~」
ってやるつもりだったのに。
彼女は彼を刺して、自分の胸にナイフを突き立て
心中してしまった。
早くネタばらししておけば良かった。
亡霊服を着こんだ友人は震えながら二人の様子を眺めた。
まさか、これもドッキリじゃないよなと。
しかし、何時間経っても二人が動き出すことは無かった。
もしかすると、このキャンプ場の伝説が、彼らをそうさせたのかもしれません。




