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【意味怖】働かないエクソシスト
私はエクソシストでありながら裁判官でもある。
司法試験はなかなかに難関だったらしいが
私にとっては全く問題にならなかった。
エクソシストには別になりたくてなったわけじゃない。
見えてしまうから仕方ない。
神父に頼まれたんだ。
教会で成仏したいという霊がいたから
連れて行ってやると、霊は満面の笑みで成仏していった。
成仏する時には感謝の言葉、そして神の如き公平な裁判をするように。なんて言っていた。
余計なお世話だが、それをみていた神父のやつが
エクソシストになれなんていうから仕方なく
エクソシストにもなったんだ。
コンコン。
おっと、依頼が来たようだ。
場所は町外れの廃ビル。
ここに凶悪な霊がいるらしい。
依頼人と一緒に中に入ると、いきなり天井のコンクリートが崩れ落ち
依頼人が潰されてしまった。
「おい、なぜ殺した」
「#@&_/ _/&&#@@」
「動機はなんだ」
「_//##&/_&&&&/#@」
「このコンクリートはどうやって落としたんだ?」
「_&##@@@@//#&_/」
「うーん・・・意思の疎通が取れない。これは・・・」
「心神喪失により無罪!」
そう判決を下して俺は警察に事故だと通報した。
俺はあの時の霊との交換条件の約束を今でもしっかり守っている。




