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猫とキミとわたしと夏の思い出

「カナカナカナ……」


蜩の声が何だか悲し気に聞こえます


そんな夏の午後


でも今年はお盆から何だか天気はとても悪かったですね

雨が降ってばかりのそんな夏の日が続いたように思えます


そしてしばらくは晴れが続いて、猛暑の日々

変な天気の所為で、体調を崩す方も多かったと思います


あなたは、大丈夫ですか?


そしてまたコロナの猛威


お家時間も……慣れましたよね?


黒猫のあなた

最近お家の中ばかりで、少し鬱屈気味の様です


だから、


キミと一緒に遊んであげながら

今年の夏を振り返ります


「にゃっ! にゃっ! にゃっ!」

―てやっ! そりゃっ! うしょっ!


猫じゃらしのおもちゃを使って

黒猫のあなたはじゃれています


わたし達にとっては運動をさせながらの遊びですね


「運動と言えば……」

とキミ


ぽよ~ん


「また、家の中ばかり居るから少し太った気がするな」

「わたしも、少し余分なお肉が付いたかも」


とわたしは事実という体重計を見るのが怖いです


「にゃっ! にゃっ! ……にゃあー……」


あらら、黒猫のあなた

もう飽きちゃったのかしら


二人と一匹のお散歩も、控えていますしね


さぞかし、あなたはつまらないでしょうね


今年も、コロナの影響でお盆休みは何処にも行けず、でしたしね




そんな夏を、少し詩らしく振り返ってみましょう


(この詩の連載が、エッセイに近いという作者の焦りもあります)




オリンピック開催


夏の桜を満開にしてくれた選手たち


どの色の桜も美しく


それ以上に選手同士の讃え合う


友情の美しさが際立った


そんなオリンピック……



「にゃあ」

―僕も、ドキドキしたにゃあ


一緒にテレビの前に座って見てましたもんね


「ドキドキがいっぱいだったわね」

「新競技もたくさん。すごかったもんな。初代日本の若きチャンピオンも居たし」


キミも興奮してテレビ見てましたもん

というわたしも東京でオリンピックとあれば何だか夢中になっていました


賛否両論はあったものの、やっぱり良かった気がします



夏はあっという間に過ぎてゆくのでしょう



コロナ、コロナばっかりだけれど


自然の季節はきちんと移ろい


蝉は鳴き


向日葵は太陽に向かって咲き


暑さはたまったもんじゃないけれど


クーラーの効いた部屋で過ごすのは快適でも我慢が多い


そんな夏もあと少し


一年に一度のこの季節


一年に一度しか経験できないこの季節も


あと少しかと思うと


物悲しいです




「にゃあっ!」

―でもね


黒猫のあなたが喉を鳴らして、ゴロゴロと擦り寄ってきます


「にゃあん……」

「そうね」

「そうだな」


キミとわたしは互いの目を見て笑って頷きます

黒猫のあなたも思っています


『みんなが笑い合える瞬間が少しでもあったなら、良かったね』って思ったのです



そんな今年の夏の振り返り、でした

もう、エッセイに近いですね。

そう言われそうで、今回頑張って途中詩らしくしました。


作者、めちゃくちゃビビッて焦っています。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 夏はあれほどきつくても、終わるとなると物悲しいですよね。 夏が終わればアッと今に一年が終わるといいます。もうすぐコロナも2周年、どんな状況の中でも、楽しみや癒しを見つけていきたいものです~…
[一言] 作品に、「コロナ」を入れるかどうか、難しいところですよね。 猫は、ファンタジー以外の作品でも、まだ、「コロナ」を入れた作品は書けていません。作品内の大学生は、普通にお花見や飲み会をしてますし…
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