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ユニーク賢者物語(修正版)  作者: ハヤテ
第7章 対決、「断罪官」

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第306話 vs大隊長ギデオン・大ピンチ、からの……

 今回は、残酷な描写(?)有りです。


 読んでて気分を悪くしたらすみません。


 「とくと受けよ、我が最大の奥義を!」


 と、ギデオンがそう言ってすぐ、ヴァレリー、タイラー、そしてアメリアの3人に、大きな白い稲妻が落ちた。


 それから暫くすると、


 「う……うぅ……」


 ヴァレリーはゆっくりと目を覚ました。


 頬に土の感触があったので、どうやら自分は地面に倒れてる状態なのだと理解して、その後すぐに起き上がろうとしたが、アメリア自身かなり大きなダメージを受けたのか、指1本動かすだけで全身に激痛が走り、


 「うぐあ!」


 と、あまりの痛さにアメリアはそう悲鳴をあげた。


 そして、倒れた状態で自分の周囲を見ると、


 「あ……」


 そこには、自分と同じように地面に倒れ伏してるヴァレリーとタイラーの姿があった。


 どちらも指1本動かしていなかったので、そんな状態の2人を見た瞬間、アメリアは自分達の身に何が起きたのかを思い出した。


 そう、倒れる少し前、ギデオンが「最大の奥義」を放ち、それで生まれた白い稲妻が、アメリア達のもとに落ちてきたので、


 「危ない!」


 と、それを見たタイラーは咄嗟に自身の武器である「魔砲杖」を、その白い稲妻に向けた。


 その瞬間、魔砲杖についている宝石が輝いて、それからすぐに、タイラーを中心に透明なドームのようなものが展開されて、それが3人を覆った。


 そして、白い稲妻がその透明なドームのようなものに触れた瞬間、「バリィン!」と音を立てて、ドームようなものは砕け散り、


 「な……!」


 と、それを見たタイラーがそう声をもらしたが、白い稲妻は止まることなく3人に直撃し、現在に至る。


 「あ、ああ……そんな……」


 と、その時のことを思い出したアメリアが、ショックで顔を真っ青にしながらそう声をもらすと、


 「ほう、我が奥義を受けてまだ生きているのか」


 という声がしたので、アメリアは真っ青な顔のままゆっくりと声がした方へと向くと、


 「ひっ!」


 そこには、白い稲妻を落とした張本人であるギデオンの姿があったので、アメリアは小さくそう悲鳴をあげた。


 冷たい目で自分を見下ろすギデオンを見て、アメリアは恐怖でガタガタと震え出すと、


 「い……い、いや……!」


 と、その場からどうにか逃げようと体を動かしたが、


 「ぎっ!」


 その途端、再び全身に激痛が走ったので、アメリアはまたそう悲鳴をあげた。


 そんなアメリアを見て、


 「ふむ、まだ動けるか。流石は我ら断罪官の一員……」


 と、ギデオンはそう呟いたが、ふと自分の傍で倒れてるタイラーと、その近くにあった魔砲杖を見て、


 「……いや、この男の能力もあったな」


 と呟くと、最後に「ふ……」と鼻で笑った。


 因みに、肝心の魔砲杖は白い稲妻を受けた所為かバラバラに砕け散っていた。


 その後、


 「さて……」


 と、ギデオンは再びアメリアに視線を向けると、持っていた白い長剣を順手から逆手に持ち替えた。


 そして、その切先を未だにもがいているアメリアに向けると……。


 ーーズン!


 無言かつ無表情でアメリアの右足を刺した。


 「ぎゃあああああ!」


 突然の足に来た痛みに、アメリアはそう悲鳴をあげたが、ギデオンはそれを無視して、長剣をアメリアの右足から引き抜くと……。


 ーーズン! 


 「あああああ!」


 ーーズン!


 「いやあああああ!」


 ーーズン!


 「ひぎゃあああああ!」


 今度はアメリアの左足、右腕、左腕の順に刺した。その時も、ギデオンは無言かつ無表情のままである。


 両腕と左足を刺し貫かれて、アメリアはまた悲鳴をあげる。それと同時に、刺された部分から真っ赤な血が吹き出し、地面へと流れた。


 「あ、ああ……ああ……」


 あまりの痛みにそう声をもらすアメリア。そんな彼女を頭をギデオンはガシッと掴むと、ゆっくりと地面から持ち上げた。


 頭部を鷲掴みにされ、宙ぶらりんになったアメリア。


 その顔は土に塗れただけでなく、涙と鼻水でぐっしょりと濡れていた。


 長剣で刺し貫かれた両腕と両足の傷口からも、血がドクドクと流れ、地面に落ちていった。


 よく見ると、血以外にも垂れているものが見えたので、それを見たギデオンは「むぅ」と顔を顰めたが、すぐに首を左右に振ると、


 「これで終わりだ、『裏切り者』のアメリアよ。トドメとして最後に貴様の首を斬り落とす。そして、それを貴様の大事な妹に見せてやろう」


 と、長剣を逆手から元の順手に持ち替えながら、アメリアに向かってそう言った。


 すると、


 「い……い、や……」


 と、アメリアからそう声が聞こえたので、それにギデオンが「ん?」と反応すると、


 「お、おね……がい……ニーナ、に……妹に、手を……出さない、で……」


 と、アメリアは土と涙と鼻水で汚れた顔で、ギデオンに向かってそう懇願した。


 それを聞いて、


 「……ふ。ここで『妹に手を出すな』とはな」


 と、ギデオンは小さく笑いながらそう呟いたが、すぐに「だが……」と無表情になって、


 「悪いが命乞いは聞かない主義なんだ」


 と、恐ろしく冷たい口調でそう言うと、


 「さらばだ、アメリア・スターク隊員」

 

 と、最後にそう付け加えた後、アメリアの首目掛けて白い長剣を振るおうとした。


 その時だ。


 「やめてぇえええええ!」


 という少女のものと思われる叫びが聞こえ、その後すぐに、


 「何ぃ!?」


 地面から幾つもの黒い鎖が現れて、それら全てが白い長剣を握るギデオンの腕に巻き付いた。


 よく見ると、全ての黒い鎖は禍々しいオーラのようなもの纏っていたので、


 「闇の力か!」


 と、ギデオンは大きく目を見開いたが、その後すぐに、


 「アメリアさんをぉおおおおお……!」


 と、今度は真上から聞き覚えのある少年の声がしたので、その声に気付いたギデオンはハッと自身の真上を見上げると、そこには()()()()()()()()()()()()()()()()が見えた。


 その後、


 「離せぇえええええええ!」


 と、再び聞き覚えのある少年の叫びと共に、ギデオンはそのオレンジ色に輝く大きな足の裏で思いっきり顔面を踏んづけられると、叫ぶ間もなく「ドォン!」と大きな音を立てながら、そのまま地面に沈んだ。

 

 どうも、ハヤテです。


 前書きにも書きましたが、今回は残酷な描写(?)有りです。


 読んでて気分を悪くしてしまったら、申し訳ありません。

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