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ユニーク賢者物語(修正版)  作者: ハヤテ
第7章 対決、「断罪官」

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第300話 ヘリアテス無双、開始?

 本日で本編300話目です。


 そして、今回はいつもより短めの話になります。


 「さぁ、坊や達、相手になってあげるわ」


 と、ルーク達断罪官に向かって、まるで挑発するかのようにそう言ったヘリアテス。


 いや、その後「ヘイ、カモーン」などと言ってることから、本当に挑発しているのだろう。実際、ヘリアテスの言動に、


 『な、何だとぉ!?』


 と、ルーク達は大変お怒りの様子である。


 そんなルーク達を見て、


 「ちょ、ちょっと! これ、助けに行かないとやばいんじゃ!?」


 と、ディックが狼狽えながらレナに向かってそう尋ねたが、


 「ふふ、大丈夫よ。というか、みんなちょっと下がってて、危ないから」


 と、レナはヘリアテスを見つめたままそう答えたので、


 「そんな! どうして!?」


 と、今度はフィオナがそう尋ねると、


 「決まってるでしょ。私、実は結構怒ってるんだよね」


 と、ヘリアテスは目の前のルーク達を見つめながらそう答えたので、その答えにディック、フィオナ、そしてアデレードまでもが「え?」と首を傾げたが、ただ1人、レナだけは、


 「あ、そういえば……」


 と、そう言って納得の表情を浮かべていたので、


 「え、どういうこと……?」


 と、レナの言葉にアデレードがそう反応すると、


 「貴様ぁ、何を訳のわからないことを言ってる!?」


 と、ルークがそう怒鳴ってきたので、その怒声にアデレードがビクッとなると、


 「ほらほら、何処からでもかかってきなさい」


 と、ヘリアテスが不敵な笑みを浮かべながら再び挑発してきたので、その言葉にピキッとなったのか、


 「総員、これより『邪神ヘリアテス』の討伐を開始する! 前衛は私に続け! そして後衛は弓矢と魔術で援護せよ!」


 と、ルークは怒鳴るように隊員達にそう命令し、その命令を受けた隊員達は全員「はっ!」と返事すると、それぞれ戦闘態勢に入った。


 そして、


 「いくぞ、邪神め!」


 と、ルークと隊員2、3名がそれぞれの武器を握り締めながら、ヘリアテスに突撃した。因みに、ルーク以外の隊員達は、ルークと同じように剣を持ってる者の他に、両手持ちの大型ハンマーと、鋭い穂先を持つ槍を握っている。


 だが、そんなルーク達に対して、ヘリアテスは……なんと素手である。しかも、不敵な笑みを浮かべたまま、腕を組んで仁王立ちでその場にジッとしていたので、


 『舐めるなぁ!』


 と、その態度がルーク達の怒りを更に強くした。


 すると、


 「ふ!」


 と、ヘリアテスが小さくそう声をもらすと、素早くルーク達に近づいて、


 「はぁあ!」


 と、その場で勢いよく体を数回ほど回転した。


 次の瞬間、ヘリアテスを中心に竜巻が発生し、それに巻き込まれたルーク達は、


 『ぐあああああ!』


 と、皆、悲鳴をあげながら吹っ飛ばされてしまい、最後はドサドサと地面に落ちた。


 それを見て、


 『……は? え?』


 と、レナを除いた周囲の人達が目をパチクリとさせていると、


 「ぐ……き、貴様……」


 と、地面に落ちたルークが、ヘリアテスを睨みながら立ち上がって、


 「一体、何をしたぁ!」


 と、そう怒鳴りながら、ヘリアテスに向かって剣を振り下ろした。


 だが、


 「えい」


 なんと、ヘリアテスはそれを右手の人差し指と中指の2本の指で受け止めたのだ。しかも、ガッチリと指と指の間に挟み込んで、だ。


 突然のことに、


 「う! こ、こんなもの……!」


 と、ルークは驚きながらもヘリアテスから離れようとしたが、


 「う……な、何故だ? 何故、動けない!?」


 幾らもがいてもヘリアテスは剣を受け止めたまま離そうとしなかったので、


 「は、離せ!」


 と、ルークがヘリアテスに向かってそう怒鳴ると、


 「嫌だ」


 と、ヘリアテスは笑顔でそれを拒否した。


 その後、ヘリアテスは指で剣を挟んで状態のまま、


 「どっせぇえええい!」


 と叫びながら、剣を握ったままのルークを、


 「き、貴様何を……」


 ーーブゥン!


 「うわぁあああああ!」


 『な、投げたぁ!』


 弓を構えた隊員に向かってぶん投げた。


 突然のことにその場から動くことが出来なかった弓を構えた隊員は、そのままルークとぶつかってしまい、


 「「ぐあああ!」」


 と、2人同時にそう悲鳴をあげた。


 弓を構えた隊員はその後体をピクピクとさせたが、


 「お、おのれぇ!」


 と、怒りの表情をしたルークはゆっくりと立ち上がると、魔術を発動しようとしている隊員に向かって、


 「何をしてる! 娘だ! あの『白き悪魔』を狙え!」


 と、レナを指差しながらそう命令した。


 その命令を受けて、


 「は!」


 と、魔術を発動しようとした隊員が、レナに向かって魔術を発動しようとしたが、それを見たヘリアテスは、


 「あ、こらぁ!」


 と叫ぶと、近くで気絶している隊員の1人を「よいしょ!」と持ち上げると、


 「私の娘に何すんの!?」


 と叫びながら、その気絶している隊員を、魔術を発動しようとしている隊員目掛けてぶん投げた。


 投げられた隊員はもの凄い勢いで魔術を発動しようとした隊員にぶつかると、


 「ぐ……あ……」


 魔術を発動しようとした隊員はその場でグッタリと気を失ってしまった。


 それを見た後、


 「おい、ルークさんとやら」


 と、ヘリアテスは何処か低い声でルークに声をかけると、すぐにその場から離れてルークに近づいた。


 そして、ヘリアテスはルークの前に立つと、


 「よぉくも私の娘を狙いやがったわね!」


 と、ルークに向かって怒声を浴びせながら、自身の右手をグッと握り締めると、


 「思いっきりぶっ飛べぇ!」


 と、ルークに向かって強烈なアッパーをお見舞いした。


 それを受けて、ルークは「ぐああ……!」と悲鳴をあげながらぶっ飛ばされると、先程と同じように地面に落ちて、そのまま意識を失った。


 その後、ヘリアテスは「これで全員ね」と倒したルーク達断罪官の数を確認し終えると、レナの方を見て、


 「へへ。お母さん、頑張っちゃいました」


 と、レナに向かって恥ずかしそうにそう言いながら、「イエーイ!」と言わんばかりにVサインを出した。


 

 


 


 

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