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ユニーク賢者物語(修正版)  作者: ハヤテ
第7章 対決、「断罪官」

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第298話 それぞれの「遭遇」

 今年最初の投稿です。


 そして、今回はいつもより短めの話になります。


 精霊達の案内を受けて、森の中を進むヴァレリー、タイラー、アメリアの3人。


 その道中、魔物と遭遇することが何度もあったが、3人とも実力があるので、特にそれほど苦ではない様子で、魔物を倒しては、


 「お、こいつはいいものが手に入ったぞ」


 「え、本当ですか? うーん、僕の方は……いや、これはこれで……」


 と、ヴァレリーとタイラーは倒した魔物から楽しそうに素材となるものを回収していったが、


 「……」


 アメリアだけは落ち着かないどころかかなりイライラした様子で、下手したら倒した魔物を放置したまま進もうとしたので、


 「ああ、こらこら。行くならきちんと解体してからな」


 と、ヴァレリーにそう注意されてしまい、


 「……わかりました」


 と、アメリアは渋々といった感じでヴァレリー達と共に魔物を解体すると、その近くに穴を掘って、そこに残った死体を埋めた後、精霊達と共にその場から歩き出した。


 そんなアメリアの様子を見て、


 「うーん、だいぶ焦ってるみたいだな」


 「そうですね。気持ちはわかりますが」


 と、ヴァレリーとタイラーは心配そうな表情を浮かべて、アメリアはというと、


 (待ってて! ニーナ、ピート!)


 と、険しい表情を浮かべながら、少しずつ歩くスピードを速くしていった。


 一方、レナ達の方はというと、進むべき方向はわかっているので、皆、特に意見とかはなく、ひたすら森の中を進んでいた。


 その道中、


 「お母さん、大丈夫? 疲れてない?」


 と、レナは心配そうにヘリアテスに向かってそう尋ねると、


 「ふふ、大丈夫だってば。もう、レナったら心配性なんだから」


 と、ヘリアテスは「やれやれ」と言わんばかりの表情で笑いながらそう答えた。


 そんなレナ達を、


 「「……」」


 ディックとフィオナが緊張した様子で見つめていると、


 「2人共、どうしたの?」


 と、隣にいるアーデがそう尋ねてきたので、2人は「ふえ!?」と反応すると、


 「あー、えっと、改めて考えてたんですけど……」


 「う、うん。私達今、『神様』と一緒にいるんだなって……」


 と、どちらもぎこちなさそうな表情でそう答えたので、その答えを聞いたアーデは、


 「……そうだね。こんな凄い状況、緊張しない方がおかしいもんね」


 と、目の前のレナとヘリアテスを見つめながら、納得の表情を浮かべた。


 それから暫く歩いていると、


 「「っ!」」


 と、レナとヘリアテスが何かに気付いたかのようにその場にピタッと立ち止まったので、


 「ど、どうしたんですか!?」


 と、気になったディックが恐る恐るそう尋ねると、レナとヘリアテスはとある方向に視線を向けて、


 「……ねぇ、いるんでしょ?」


 と、ヘリアテスが目付きを鋭くしながらそう尋ねた。


 その質問を聞いて、ディックだけでなくフィオナまでもが、


 「「え? え?」」


 と戸惑い、


 「……まさか」


 と、アーデは何かを察したかのように、レナとヘリアテスと同じ方向を見つめた。


 次の瞬間、


 「……く、流石は『邪神』といったところか」


 という声と共に、レナ達が視線を向けた森の木々の向こうから、複数の人物が現れたので、


 「「あ!」」


 と、その姿を見たディックとフィオナは顔を真っ青にし、


 「……」


 アーデはタラリと汗を流しながら表情を強張らせた。


 「断罪官……」


 そう現れたのは、ギデオンの傍にいた「断罪官」の隊員達だった。


 一方、ヴァレリー達の方はというと、あれから暫く森を進んでいると、突然精霊達がビクッとなってその場で止まり、その後すぐに逃げるようにアメリア達の傍に寄ってきたので、


 「え?」


 「おいおい、どうしたんだ……?」


 と、アメリアとヴァレリーが目を大きく見開いていると、


 「ふむ、見つかったのは『裏切り者』のみか」


 という声と共に、ヴァレリー達の目の前に1人の人物が現れた。


 「うげ!」


 「ぎ……」


 「ギデオン……大隊長」


 そう。現れたのは、断罪官大隊長ギデオンだった。


 さて、最後に春風達はというと、


 「2人共、俺の後ろに!」


 と、春風はそう言って、ニーナとピートを自身の後ろに移動させた。


 そして、春風達が目の前の茂みを警戒しながら見つめると、ガサガサという音と共に、1匹の魔物ーージャベリン・ラビットが現れた。


 ジャベリン・ラビットは春風達を見つめると、


 「っ!」


 と、ビクッとして、その後まるで恐怖したかのようにその場から逃げ出した。


 それを見た後、


 「「「はぁあああああ……」」」


 と、春風達は緊張がほぐれたのかその場にへたり込みそうになったが、


 「は! 駄目駄目駄目! 座るには早すぎる!」


 と、春風はすぐにハッとなってその場に踏ん張ったので、それを見たニーナとピートも、春風を真似してその場に踏ん張った。


 その後、


 「ごめん、2人共。ここにいてもかなり危険だと思うから、ちょっと疲れてるだろうけど、移動しようと思う」


 と、春風が2人に向かってそう提案してきたので、それを聞いたピートが、


 「う、うん。大丈夫、行けます」


 と、春風に向かってそう答えたが、


 「で、ですが、進と言いましてもどちらに向かえば……?」


 と、ニーナが不安そうな表情でそう尋ねてきたので、その質問に春風が「うーん」と考え込むと、目の前にある森の木々の向こうから、数多くの精霊達が春風達の傍まで近づいてきたので、


 「ん? どうしたの?」


 と、春風がそう尋ねると、精霊達はそれに答えるかのように、先ほど自分達が飛んできた道を指差すように何度も動いたので、


 「あ、もしかして案内してくれるのかな?」


 と、春風が精霊達に向かってそう尋ねると、精霊達は「その通り!」と頷くかのように上下に動いたので、


 「じゃ、2人とも行こうか」


 と、春風はニーナとピートに向かってそう言い、それを聞いた2人が、


 「「はい!」」


 と、元気よくそう返事すると、春風達は精霊達に導かれるかのようにその場から歩き出した。


 その先で、大きな「戦い」が待ち受けてるとも知らずに……。


 


 

 あけましておめでとうございます、ハヤテです。


 最後の投稿からすぐという形ですが、今日から話の投稿を開始しますので、皆様、今年もよろしくお願いします。

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