表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ユニーク賢者物語(修正版)  作者: ハヤテ
第7章 対決、「断罪官」

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

301/348

第294話 レナ、ついにバレる


 「『真の神々』に育てられし『白き悪魔』って、まさか……」


 「あ、はい……私のことです。あはは……」


 と、ピートの質問に答えたレナ。その答えを聞いて、春風、ヘリアテス、グラシアを除いた周囲の人達が、


 『な、な、何だってぇえええええええ!?』


 と、皆一斉に「驚き」に満ちた叫びをあげた。


 そして当然、


 「そうか……貴様が……貴様かぁあああああ!」


 と、ギデオンもまたレナの答えを聞いて「怒り」に満ちた叫びをあげた。当然だろう、何せ、グラシアに「未来」を見せられたあの日からずっと探していた「3人の悪魔」の1人が、こうして目の前にいるのだから。


 すると、


 「そ、そうだ!」


 と、ギデオンの隣でルークがハッと我に返ると、


 「誰か、奴を()()してくれ!」


 と、レナを指差しながら隊員達にそう命令したので、


 「は!」 

 

 と、その命令を受けた隊員の1人がそう返事すると、腰のベルトに取り付けられた革製のポーチに手を入れて、そこから何かを取り出した。


 (ん? 何だあれ?)


 と、それに気付いた春風が首を傾げながらその何かをジッと見つけると、その正体はまるで虫眼鏡のように見えた。


 その後、隊員がその虫眼鏡のようなものをレナに向けると、


 「解析開始!」


 と、叫んだ。


 次の瞬間、隊員が持ってる虫眼鏡のようなもの一瞬ピカッと光ったので、


 「うお! な、何だ!?」


 と、春風が驚いていると、


 「な、何ぃ!?」


 と、虫眼鏡のようなものを構えた隊員が驚きの声をあげたので、


 「ど、どうした!?」


 と、驚いたルークがそう尋ねると、


 「れ、レナ・ヒューズ、種族は『獣人』と『妖精』の『混血』、職能『妖獣士』……固有職能、称号は『固有職保持者』と、『神に育てられし者』です!」


 と、隊員が虫眼鏡のようなものを構えたままそう答えたので、


 「な、何だと!?」


 と、ルークは目を大きく見開きながら再び驚き、それが聞こえたのか、


 (うげ! まさかあの変な虫眼鏡、超・高性能の鑑定用魔導具だったのか!?)


 と、春風も隊員の持つ虫眼鏡のようなものを見つめながら、心の中で驚きの声をあげた。そしてそれと同時に、


 「そうなのか!?」


 「そうなのですか!?」


 と、ヴァレリーとタイラーが一斉にレナの方へと向きながらそう尋ねてきたので、


 「え、えへへ……」


 と、レナは恥ずかしそうに顔を真っ赤にした。


 そんなレナ達を前に、


 「だ、大隊長! いかが致しますか!?」


 と、レナの正体(?)を知ったルークが、ギデオンに向かってそう尋ねると、


 「当然、粛清だ! 全員、武器を構えよ!」


 と、ギデオンはそう答えながらルークと隊員達にそう命令したので、それを受けたルーク達は、


 『は!』


 と、一斉にそう返事すると、それぞれ武器を構え始めた。


 そして、ギデオンも自身の武器である白い長剣の柄をグッと握ると、


 「17年……17年だ、あのふざけた『未来』なるものを見せられてから、17年間ずっと探し続けていた、神々を滅ぼすという『3人の悪魔』を……」


 と、「怒り」で震えた声でそう呟いて、


 「そして今、漸く、漸くその1人を見つけた! しかも封印から目覚めた『邪神』の1柱という()()()()()だ! ならばやるべきことはただ1つ、裏切り者のアメリアと2人の異端者と共に、偉大なる5柱の神々のもとへと送ってやることだ!」


 と、最後に目をカッと見開きながらそう叫んだ。


 その叫びを聞いて、春風だけでなくアメリア、ニーナ、ピートまでもが「く!」と呻き声をあげたが、


 「わ、私の可愛い娘であるレナを殺そうとするだけじゃ飽き足らず、『神』である私を()()()()()ですって!?」


 と、ヘリアテスが全身から何やら黒いオーラのようなものを発生させているのが見えたので、


 (うわぁ、こっちはこっちでめちゃくちゃ怒ってるぅ!)


 と、春風はタラリと汗を流しながら戦慄した。勿論、


 「め、女神様、お、落ち着いてください……!」


 それはピートも同様で、彼もヘリアテスから何かを感じたのか、ブルブルと体を震わせていた。


 すると、


 「そして、貴様もだ春風・スカーレットォ!」


 と、ギデオンが何故か春風に向かってそう怒鳴ってきたので、それに春風が「へ?」と首を傾げると、


 「貴様ぁ! 昼間フロントラルでの私の質問に対してよくも『知らない』などと嘘の答えを出してくれたな! 断罪官である我らを謀った罪、万死に値する!」


 と、ギデオンは春風に向かってそう怒鳴り続けた。


 それを聞いた瞬間、


 (あ、そういえばそんなこともあったなぁ……)


 と、春風はその時のことを思い出して遠い目をしていると、


 「よって、貴様もアメリア達同様、この場で粛清してくれるわ!」


 と、ギデオンがそう言ってきたので、


 「うおおおおおい、なんか罪状増えちゃった気がするぅ! ていうか、『春風・スカーレット』って呼ぶのやめろぉ! 本名じゃねぇって言ってんだろがぁ!」


 と、春風はそう悲鳴をあげつつ、ギデオンに向かってそうツッコミを入れた。


 だが、


 「問答無用! 総員、粛清を開始せよ!」


 と、ギデオンはそれを無視してルークと隊員達に向かってそう命令し、それにルーク達も「は!」と返事すると、皆、武器を構えて「ウオオオオオ……!」と雄叫びをあげながら、春風達に向かって突撃した。


 そんな彼らに向かって、


 「ちぃ! 馬鹿野郎共がぁ!」


 と、ヴァレリーがそう悪態を吐きながら、自分も武器を構えて、それに続くように、春風達も戦闘態勢に入ると、突然、自分達の真下の地面が急に光り出したので、


 『ま、眩しい!』


 と、春風達は思わず腕で顔を覆った。


 そして、そのその後光が弱まったので、春風達恐る恐る顔から腕を退かすと、なんと自分達の真下の地面が大きな白い扉なっていて、それと同時に自分達は今その扉の上に立っている状態なのにも気付いたので、


 「え、この扉は……ていうかこの状況は何!?」


 と、春風はその状況に大きく目を見開きながら驚いた。勿論、それはレナ達やギデオン率いる断罪官の隊員達も同じで、彼・彼女らも突然現れた白い扉を見て目を大きく見開いた。


 そんな春風達を他所に、白い扉がバタンと開かれると、その向こうは真っ暗闇になっていたので、


 「な、何ぃ!?」


 『うわぁあああああああ!』


 と、ギデオン率いる断罪官は、皆、その真っ暗闇の中へと落ちていったが、


 「うわぁあああああ! なんで俺達までぇえええええええ!?」


 同時に、春風達その真っ暗闇の中へと落ちていった。


 その後、全員が扉の向こうに消えたのがわかったのか、白い大きな扉はゆっくりとバタンと閉じた。

 



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ