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ユニーク賢者物語(修正版)  作者: ハヤテ
第6章 動き出した「運命」

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第184話 そして、フロントラルへ・2

 お待たせしました、1日遅れの投稿です。


 時を遡ること数時間前。


 第2王女イヴリーヌと、歩夢ら5人の勇者達、そして数人の騎士達と五神教会の信者達を乗せた数台の馬車は、とある小さな村に立ち寄った。


 馬車を降りたイヴリーヌは、騎士2人を連れてその村の村長に挨拶をしに行った。当然、その間残された歩夢達は馬車の中で待機している。


 それから少しすると、イヴリーヌ達が戻ってきて、


 「村長様から許可をいただきました。皆様、今日はこちらで一泊しましょう」


 と言ったので、それを聞いた歩夢達は宿泊の準備に入った。といっても、「王女」であるイヴリーヌと「勇者」である歩夢、美羽、鉄雄、恵樹、詩織の5人、そして護衛役の騎士2人は村長が用意した宿屋に、残った騎士や五神教会の信者達はそれぞれ村の外にテントを張ってそこで寝泊まりすることになった。


 宿泊の準備が終わると、村の住人達を交えた「夕食」が始まった。


 その日は「王女」と「勇者」が来たということで、まさに村をあげての大宴会だった。目の前には様々なご馳走が並べられていて、それを見た歩夢達は大喜びでそれらを食べていった。


 それから暫くして、楽しい夕食が終わると、歩夢ら5人の勇者達はイヴリーヌと2人の騎士達と共に宿屋に入り、残った者達はそれぞれ準備したテントの中へと入って、明日に備えて就寝に入った。


 そして翌朝、事態は大きく動き出した。


 目を覚ました歩夢が、ゆっくりと上半身を起こすと、何やら外が騒がしかったので、気になった歩夢はベッドから降りて扉へと向かおうとすると、トントンと扉が叩かれて、それと同時に、


 「歩夢様! 美羽様! 詩織様! 起きてますか!?」


 と、扉の向こうでイヴリーヌがそう尋ねてきたので、それを聞いた歩夢はすぐに扉を開けた。


 「お、おはようございますイヴリーヌ様。一体、どうしたのですか?」


 と、歩夢が恐る恐るイヴリーヌに向かって挨拶しながらそう尋ねると、


 「た、大変です! 先程、騎士の1人から、『空の向こうから()()がこちらに向かって接近している』と報告を受けました!」


 と、イヴリーヌは慌てた様子でそう答えたので、それを聞いた歩夢はすぐに美羽と詩織を起こして、大急ぎで着替え始めた。勿論、隣の部屋で寝てる鉄雄と恵樹も大急ぎで起こした。


 そして、着替え終わった歩夢達が、イヴリーヌと共に村の外にある騎士達のテントに向かうと、装備を整えた騎士達がとある方向の空を見つめていたので、


 「騎士の皆様!」


 と、イヴリーヌが声をかけると、それに気付いた騎士達が、一斉にイヴリーヌ前に跪いた。


 それを見て、歩夢達がギョッと大きく目を見開く中、


 「それで、こちらに向かっているという『何か』は?」


 と、イヴリーヌが騎士達に向かってそう尋ねると、その中の1人が「あちらに」と、先程まで自分達が見ていた方向へと手を向けたので、それに合わせるようにイヴリーヌと歩夢達もその方向へと視線を向けた。


 よく見ると、確かに空の向こうから何やら大きなものがこちらに向かっていたので、「何だろう?」と思った歩夢達がジーッとそれを見つめると、


 (ん? ()()って確か……)


 と、歩夢が心の中でそう呟いたように、その大きなものは歩夢が知っている……というより、()()()()()()()()だったので、


 「イヴリーヌ様、あれって……」


 と、歩夢がイヴリーヌに声をかけると、イヴリーヌは視線を空……正確に言えばこちらに向かってくる大きなものを見つめながら、


 「はい、間違いありません、ストロザイア帝国の『魔導飛空船』です」


 と答えた。


 それから暫くすると、空から向かってきた何か……否、ストロザイア帝国の「魔導飛空船」が、野営地近くに降りてきたので、すぐにイヴリーヌと歩夢達がその近くまで駆け寄ると、その魔導飛空船の扉が開かれて、


 「おっはよー、イヴりんちゃーん!」


 と、その中から1人の女性が現れて、イヴリーヌをニックネームのような呼び名でそう呼び、


 「き、キャロライン皇妃様!?」


 と、イヴリーヌはギョッと大きく目を見開きながら、その女性の名を呼んだ。


 そして、女性……否、ストロザイア帝国皇妃のキャロラインが魔導飛空船から降りると、その後に続くように、中から数十人の騎士が現れたので、


 「あ、あの……キャロライン様、これは一体何事……?」


 と、イヴリーヌが恐る恐る「何事ですか?」と尋ねてようとすると、


 「決まってるでしょぉ? イヴりんちゃん達を迎えにきたのよぉ」


 と、キャロラインは朗らかな笑みを浮かべながらそう答えた。


 その答えを聞いて、イヴリーヌだけでなく歩夢ら勇者達までもが「はい?」と首を傾げると、


 「それじゃあ皆さん、よろしくね」


 と、キャロラインは後ろで並ぶ帝国の騎士達に向かってそう命令し、それを受けた帝国の騎士達が「はっ!」と一斉に返事すると、すぐにその場から動き出して、


 「お、おい、何だ!?」


 「な、何をする!?」


 「は、離せぇ!」


 何と、イヴリーヌ達と共に来た五神教会の信者達を、1人残らず縄で縛り始めたのだ。


 それを見て、イヴリーヌや歩夢達が唖然としていると、


 「ご苦労様、皆さん」


 と、キャロラインが笑顔でひと仕事を終えた帝国の騎士達に向かってそう言った。


 それを聞いた後、イヴリーヌはハッとなって、


 「あの、キャロライン様……!」


 と、再びキャロラインに向かってそう尋ねようとすると、


 「さあ皆さん、ここからは()()()()()()()()()()()()()()


 と、それを遮るかのようにキャロラインがそう言い、それを合図に、再び帝国の騎士達が動き出して、イヴリーヌと歩夢達だけでなくルーセンティア王国の騎士達を魔導飛空船に乗せ始めた。


 ただよく見ると、ルーセンティア王国の騎士達は、誰一人文句を言わずに乗っているかのように見えたので、


 (も、もしかして……王国の騎士さん達、こうなることがわかってた?)


 と、歩夢はそう疑問に思った。


 そんなことを思っていた歩夢を他所に、


 「よーし、全員乗ったわねぇ」


 と、キャロラインがそう口を開くと、


 「それじゃあ、このままフロントラルに向かって、出発よぉ!」


 と、船員達に向かってそう命令し、それを聞いた船員達も「はっ!」と返事した。


 そしてそれから少しすると、魔導飛空船がゆっくりと空に浮かび上がり、目的地である「中立都市フロントラル」へと出発した。


 当然、残された五神教会の信者達はというと、


 『い、イヴリーヌ様ぁ! 勇者様方ぁ! お待ちくださいいいいい!』


 と、皆、自分達を置いて飛び去って行った魔導飛空船を見つめながらそう悲鳴をあげていた。


 

 


 


 

謝罪)


 大変申し訳ありませんでした。この話の流れを考えていたらその日のうちに終わらせることが出来ず、結果、1日遅れの投稿となってしまいました。


 本当にすみません。

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