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ユニーク賢者物語(修正版)  作者: ハヤテ
第5章 誕生、ユニークな「ハンター」?

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第153話 春風vsアーデ

 お待たせしました、1日遅れの投稿です。


 「それでは、始め!」


 と、フレデリックがそう掛け声をあげてすぐに、春風とアーデは動き、お互い持ってる武器を振るった。


 春風の武器は翼丸という刀と、緑色をした刀身を持つ小振りの剣となった夜羽。


 一方アーデの武器は、同じ形の刃を持つ2振りの小振りの剣……双剣。


 お互い目の前の相手に向かって振るった武器が、ガキィンと大きな音を立てる。


 それから数秒程鍔迫り合いをした後、春風とアーデはすぐにその場から下がって、再び両手に持った刃を振るった。


 アーデが右手の剣を振れば、春風はそれを左手の夜羽で防御する。


 そのお返しと言わんばかりに、今度は春風が翼丸を振るったが、あーではそれを左手の剣で防御する。


 そんな風に繰り返される春風とアーデの一進一退の攻防を見て、周囲の人達は、


 (こ、これは、一体どっちが勝つんだ!?)


 と、心の中でそう疑問呟きながら、ゴクリと唾を飲み、タラリと汗を流していたが、それと同時に、


 (もっと、この2人の戦いを見ていたい!)


 とも思っていた。


 何故なら、皆、武器を手に軽やかに動きながら戦う春風とアーデの姿を見て、


 (な、なんて美しいんだ)


 と、感じていたからだ。


 そして、それはレナ達も同様で、アーデを相手に武器を振るう春風を見て、


 (は、春風。なんか凄く綺麗なんだけど)


 と、レナは顔を赤くし、


 「す、凄いな、彼は……」


 と、エリックは目の前で起きてる戦いを見てそう口を開き、それに続くように、


 「あ、ああ、そうだな」


 「う、うん」


 と、イアンとステラもコクリと頷きながらそう呟いた。


 そんな状況の中、


 「ふーむ」


 と、フレデリックは冷静な表情でそう声をもらすと、


 (確かに、春風さんとアーデさんの戦いぶりは素晴らしい)


 と、心の中でそう感心したが、それと同時に、


 (しかし、春風さんが僅かに押されているみたいですね)


 と、目の前の春風とアーデの戦いを見て冷静にそう分析もしていた。


 そして、そう感じてたのはフレデリックだけではなかった。


 (うぅ。不味いな、だいぶ押されてるぞ俺)


 そう、実はアーデと戦っていた春風自身もそう感じていたのだ。


 そんな春風の内心に気付いたのか、


 「どう? 私、結構強いでしょ?」


 と、アーデは右手の剣の切先を春風に向けながら、まるで挑発するかのようにニヤッとしながらそう尋ねてきたので、それに春風はピクッとなったが、


 「そうですね。確かに、アーデさんは強いですよ。レベルはきっと俺よりも上でしょうし、戦闘技術だってあなたの方が高いと、今日一緒に仕事をしてそう感じました。そんなあなたと比べたら……いえ、比べるのもおこがましいでしょうが、俺なんて全然駄目だと思います」


 と、落ち着いた口調でそう返事した。


 そんな春風の言葉を聞いて、


 「随分と自分のこと下に見てるね」


 と、アーデは「むむ!」としながらそう言ったが、


 「事実ですから」


 と、春風は弱々しい笑みを浮かべながらそう返事したので、


 「私を相手にここまで戦えてる癖に……」


 と、アーデは小さくそう言いながら「むぅ」と頬を膨らませた。


 しかし、


 「ですので……」


 と、春風がそう口を開いたので、それにアーデが「ん?」と反応すると、


 「足りない部分は、『勝利への執念』で補います」


 と、春風は真っ直ぐアーデを見つめながらそう言った。


 その言葉を聞いて、


 『おぉ!』


 と、周囲からそんな声が上がり、


 「……いいねぇ!」


 と、アーデはパァッと表情を明るくした。


 そんなアーデを前に、


 「という訳で……」


 と、春風はそう言って両手に持った翼丸と夜羽をグッと握り締めると。


 「『アクセラレート』」


 と、小さくそう呟いた。


 次の瞬間、春風の両足が夜羽の時と同じように緑色に光り出したので、それを見たアーデが「え?」と声をもらすと、


 「……火の型」


 と、再び春風は小さくそう呟いて、


 「いきます」


 と、アーデのもとへと駆け出した。それも凄く早いスピードでだ。


 突然の事に一瞬ポカンとなったアーデだが、そんな彼女を無視して、春風は手にした刀と剣を何度も振るった。


 ある時は1本、ある時は2本と、春風は何度もアーデに斬撃をお見舞いしたが、その全てをアーデは双剣で防いだ。


 しかし、何度か防いでいくうちにやがて体力が尽きてきたのか、


 (も、もう……駄目)


 と、アーデはその場に膝から崩れ落ちそうになっていたので、それを見た春風は、


 (ここだ!)


 と、力いっぱい翼丸と夜羽を振った。


 それを見て、


 (し、しまった!)


 と感じたアーデはすぐにそれを左手の剣で防御したが、


 「あっ!」


 その一撃に耐えられなかったのか、アーデの手から剣がふっ飛んでしまい、それを見た春風は、


 「終わりだ!」


 と、もう一度翼丸と夜羽を振ったが、


 「まだまだぁ!」


 と、アーデは残った剣を両手でグッと握り締めると、それを春風の2本の刃めがけて力いっぱい振るった。


 その結果、ガキィンという音と共に春風の手から翼丸と夜羽が離れていき、その勢いで春風は無防備な状態になった。


 それを見て、


 「は、春風ぁ!」


 と、レナが悲鳴をあげる中、アーデは「トドメだ!」と言わんばかりにもう一度春風に向かって剣を振った。


 しかし、


 「なんのこれしきぃ!」


 と、春風はそう叫ぶと、なんとその場に踏み止まって体勢を立て直した後、すぐにアーデに飛びかかって、彼女を羽交い締めにした。


 「ぐぅ!」


 と、まさかの反撃にあったアーデはそう呻き声をもらすと、


 「選んでください。ここで負けを認めるか、それともこのまま意識をなくすまで締め付けられるか」


 と、春風はアーデの耳元でそう言ってきたので、それにアーデは「うぅ」と再び呻くと、


 「私は……ヴァレリーさんとは違う!」


 と、なんと強引に体を動かして、春風の拘束から抜け出した。


 その後、


 「今度こそ、終わり!」


 と、アーデが再び無防備となった春風に向かって剣を振ると、


 「ふっ!」


 ーーガキィン!


 「あ……」


 『あぁ!』


 「……防いだ」


 なんと、春風はそれを左腕の銀の籠手で防御した。


 トドメの一撃を2度も失敗して、動きが止まってしまったアーデ。


 そこで生まれた隙を、春風は見逃さなかった。


 春風はすぐに立ち上がると、アーデの服の袖と胸ぐらを掴んで、


 「せぇい!」


 と、背負うように彼女をぶん投げて小闘技台に叩きつけた。


 「カハァ!」


 背中から思いっきり激突したアーデは、そのまま白目をむいて意識を失った。


 それを見て、周囲の人達は皆呆然とする中、フレデリックは小闘技台に上がると、アーデの様子を見た。


 そして、


 「ふむ」


 と、フレデリックが頷きながらそう声をもらすと、


 「勝者、春風!」


 と、高々にそう宣言し、その瞬間、


 『ウォオオオオオオオッ!』


 と、周囲からそう歓声があがった。


 


 


 


 


 


 


 

謝罪)


 大変申し訳ありませんでした。この話の流れを纏める為に少々手間取ってしまい、結果1日遅れの投稿となってしまいました。


 また、前回投稿した話ですが、色々と書き忘れた部分が幾つかありましたので、誠に勝手ながら少々修正させてもらいました。


 本当にすみません。

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