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『Curse Nightmare Party』-邪眼妖精が征くVRMMO  作者: 栗木下
12章:『泡沫の大穴』

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823/1000

823:ユーズオパール-7

 「「……」」

 これが『虹霓(カース)外の(トラック)(アイ)』である。



△△△△△

虹霓(カース)外の(トラック)(アイ)

レベル:使用者のレベルと同じ

干渉力:使用者の干渉力と同じ

CT:60s-300s

トリガー:[詠唱キー]

効果:対象に呪い『虹霓外の瞳』を付与し、恒常的に異形度を1上昇させる。


呪い『虹霓外の瞳』:あらゆる手段で感知不可能、けれど確かにそこにある瞳。映したものを主に伝え、憑いたものに主の健在を教える。使用者ならば任意に解除可能。


見えぬ、聞けぬ、嗅げぬ、触れぬ、けれど確かにある。見られている。伝わっている。

それだけの呪いであるが、悩むは我らが主の責務である。


注意:使用する度に最大HPの10%分のダメージを受ける。

注意:使用者自身を対象にすることは出来ない。

注意:使用者と対象が敵対している場合、対象が健常であればあるほど、呪いの付与成功率は大幅に低下する。

注意:使用者と対象が直接接触している必要がある。

注意:使用者は対象の名前を知っている必要がある。

注意:呪いの付与に成功した場合、呪いが続く限り、術者の干渉力が1低下する。

▽▽▽▽▽



「ついに積極的に誰かを呪う手段が手に入ってしまったわねぇ……」

「でチュねぇ。これまでは呪詛薬のような使い捨て手段だけだったんでチュが……」

 まあ、誰がどう考えても問題である。

 プレイヤーが他のプレイヤーの異形度を勝手に上げることが可能になってしまったのだから。


「まあ、得た以上はとりあえず検証ね」

「でチュね」

 では、『虹霓外の瞳』が如何なる呪いなのか確かめてみよう。

 と言う訳で、私は化身ゴーレムの肩に手を置き、『虹霓外の瞳』を発動してみる。

 検証だと分かっているので、ザリチュが抵抗することはあり得ず、当然ながら発動に成功。

 化身ゴーレムの周囲に一瞬だけ虹色の帯が生じた。


「へぇ、こうなるの」

 そして私の視界が広がった。

 化身ゴーレムの頭上から見ているような視界が発生したのである。

 視界は360度好きな方向を見る事が出来るようで、中々に快適である。


「あ、これはきついでチュねぇ……」

「あらそうなの?」

「そうでチュよ」

 だが『虹霓外の瞳』を憑けられたザリチュにとってはそうではないらしい。

 ザリチュ曰く、私が自分の真後ろ、後頭部や耳に息がかかるのではないかと言うぐらいに近くにあるように感じるらしく、相当なプレッシャー、威圧感、違和感を感じるようだ。

 特に『虹霓外の瞳』が化身ゴーレムを見ている時は、見られているという感じまで覚えるらしい。


「ぶっちゃけるでチュが、よほどたるうぃを好ましく思っていない限りは、不快感を感じると思うでチュよ」

「まあ、ザリチュが感じている通りなら、そうでしょうねぇ……」

 うんまあ、これを不快に感じるのは仕方がない。

 私だって不快に感じると思うし。

 ちなみに『虹霓外の瞳』を使って邪眼術そのものを発動することは通常は出来ないようだが、『劣竜式呪詛構造体』に含まれている『劣竜瞳』は発動可能。

 よってだ。


「たるうぃ!? 『劣竜瞳』のオンオフ連打は止めるでチュよ!? 不快感が半端ないんでチュけど!?」

「なるほどねー」

 『劣竜瞳』のオンオフを素早く何度も切り替えて、嫌がらせをする事も可能なようだ。

 いやまあ、オンオフを素早く切り替えるよりも、ちゃんとずっとオンにして、『劣竜瞳』による攻撃を行った方が本当はいいのだろうけど。


「解除っと」

「はぁ……終わったでチュか。たるうぃが自分で解除するなら簡単なんでチュね」

「みたいね」

 解除は簡単にでき、発動中減っていた干渉力も直ぐに戻った。

 これで、敵対的でない相手に対する検証は十分だろう。


「じゃあ、恐羊の竜呪相手に試してみましょうか」

「でチュね」

「「「メエエェェゲニャアアァァッ!!」」」

 では次の検証だ。

 そんなわけで、私は手近な恐羊の竜呪に殴りかかった。


----------


「メギャン……」

「検証完了ね」

「でっチュねー」

 はい、検証完了。

 恐羊の竜呪が痙攣しつつ倒れ、私は素早く死体を回収した。

 さて、何度か試してみたが、相手が敵対的だと、そのままではまず成功しないようだ。

 なので、成功させるためにはある程度相手を弱らせてから撃ち込む必要がある。

 具体的にはHPを削る、毒や恐怖と言った状態異常を付与するなどだ。


≪タルのレベルが43に上がった≫

「あ、レベルが上がったわ」

「ほぼ装備品作成だけで稼いだ感じでチュねぇ」

 しかし、確実に成功させようと思うと、相手が死にかけの状態にまで追い込む必要があるらしく、そこまで追い込んでしまうと……『虹霓外の瞳』をわざわざ付与する必要があるのか怪しくなってくる。

 また、相手が死んでしまえば、その時点で『虹霓外の瞳』が解除されてしまう。

 こうなると使い道としては……殺さない方が都合がいいNPCに使って見逃すか、死んでも復活するプレイヤー相手に限定されるかもしれない。

 うん、中々に使うのが難しい。


「さて、今日の残りは『竜息の呪い(クニルドセルブ)』用のカートリッジを作るぐらいだけど……その前にザリアに頼んで、『虹霓外の(カーストラック)(アイ)』かけさせてもらおうかしら」

「そうでチュね。試した方がいいと思うでチュ」

 では、『竜息の呪い』用のカートリッジとして私の血を使ったアイテムを作ったら、次の検証のためにザリアに使ってみるとしよう。

 私がログアウト中にどうなるのかを試してもらう必要があるので。



△△△△△

『虹霓竜瞳の不老不死呪』・タル レベル43

HP:2,035/4,260 (-1,269)

満腹度:82/150 (-45)

干渉力:142

異形度:28

 交信-[ID]、虫の翅×6、増えた目×11、空中浮遊、呪憲・瘴熱満ちる宇宙(タルウィ)、遍在する内臓、劣竜式呪詛構造体(劣竜血、劣竜骨髄、劣竜肉、劣竜瞳、劣竜皮、劣竜角×2)

称号:『呪限無の落とし子』、『生食初心者』、『ゲテモノ食い・3』、『毒を食らわば皿まで・3』、『鉄の胃袋・3』、『暴飲暴食・3』、『大飯食らい・2』、『呪物初生産』、『呪術初習得』、『呪法初習得』、『毒の王』、『灼熱の達人』、『沈黙の名手』、『出血の達人』、『淀縛使い』、『恐怖の達人』、『小人使い』、『暗闇使い』、『乾燥使い』、『魅了使い』、『重力使い(増)』、『石化使い』、『呪いが足りない』、『かくれんぼ・1』、『ダンジョンの創造主』、『意志ある道具』、『称号を持つ道具』、『超克の呪い人』、『1stナイトメアメダル-3位』、『2ndナイトメアメダル-1位』、『3rdナイトメアメダル-赤』、『邪眼術士』、『呪い狩りの呪人』、『竜狩りの呪人』、『呪いを支配するもの』、『偽神呪との邂逅者』、『呪限無を行き来するもの』、『砂漠侵入許可証』、『火山侵入許可証』、『虹霓竜瞳の不老不死呪』、『生ける呪い』、『雪山侵入許可証』、『海侵入許可証』、『呪海渡りの呪人』、『泡沫の世界の探索者』、『確立者』、『崩界者』、『七つの大呪を排するもの』


呪術・邪眼術:

毒の邪眼・3(タルウィベーノ)』、『灼熱の邪眼・3(タルウィスコド)』、『気絶の邪眼・3(タルウィスタン)』、『沈黙の邪眼・3(タルウィセーレ)』、『出血の邪眼・2(タルウィブリド)』、『小人の邪眼・2(タルウィミーニ)』、『淀縛の邪眼・2(タルウィボンド)』、『深淵の邪眼・3(タルウィテラー)』、『飢渇の邪眼・3(タルウィハング)』、『暗闇の邪眼・3(タルウィダーク)』、『魅了の邪眼・1(タルウィチャム)』、『石化の邪眼・2(タルウィペトロ)』、『重石の邪眼・2(タルウィヘビィ)』、『禁忌・虹色の狂眼(ゲイザリマン)

呪術・原始呪術:

『交信-活性』、『交信-抑制』、『交信-選別』、『風化-活性』、『風化-抑制』、『風化-排斥』、『魔物-活性』、『魔物-排斥』、『反魂-活性』、『反魂-排斥』、『転写-活性』、『転写-排斥』、『再誕-活性』、『再誕-排斥』、『蠱毒-活性』、『蠱毒-簒奪』


呪術・渇砂操作術-ザリチュ:

取り込みの砂(ザリチュメモリ)』、『眼球(ザリチュサイト)』、『(ザリチュアーム)』、『(ザリチュラット)』、『化身(ザリチュアバタ)』、『噴毒の(カースゴレム・)華塔呪(ザリチュタレト)』、『瘴弦の(カースゴレム・)奏基呪(ザリチュオルゴル)』、『禁忌・虹色の狂創(アーリマンキス)

呪術-ジタツニ:

砂漠の呪い(トセロフセルブ)』、『抗体の呪い(スリブセルブ)

呪術-ネツミテ:

太陽の呪い(ノームセルブ)』、『熱波の呪い(ドロクセルブ)』、『埋葬の鎖(ボレヴァルグ)

呪術-ドロシヒ:

虚像の呪い(ラエルセルブ)』、『貯蓄の呪い(エサウセルブ)

呪術-ドゴスト:

竜息の呪い(クニルドセルブ)』、『竜活の(エサエルセド)呪い(セルブ)』、『埋葬の鎖(ボレヴァルグ)

呪術-トテロリ:

転移の呪い(イフセルブ)』、『不明の呪い(イチラルセルブ)

呪術-ニネナナ:

選択する呪い(イッァウクセルブ)』、『虹霓(カース)外の(トラック)(アイ)


呪法:

呪法(アドン)増幅剣(エンハンス)』、『呪法(アドン)感染蔓(スプレッド)』、『呪法(アドン)貫通槍(ピアース)』、『呪法(アドン)方違詠唱(ハイキャスト)』、『呪法(アドン)破壊星(ミーティア)』、『呪法(アドン)呪宣言(ロックオン)』、『呪法(アドン)極彩円(サークル)』、『呪法(アドン)呪晶装填(ブースト)』、『呪法(アドン)逆残心(スペルビア)


所持アイテム:

『竜鱗渇鼠の騎帽呪』ザリチュ、『地憑きの羽衣呪』ジタツニ、『陽憑きの錫杖呪』ネツミテ、『星憑きの玉輪呪』ドロシヒ、『竜憑きの袋呪』ドゴスト、『魔憑きの指輪呪』トテロリ、『虹憑きの根付呪』ニネナナ、鼠毒の竜呪の歯短剣×2、鑑定のルーペ、フェアリースケルズ、蜻蛉呪の望遠鏡、etc.


所有ダンジョン

『ダマーヴァンド』:呪詛管理ツール、呪詛出納ツール、呪限無の石門、呪詛処理ツール、呪詛貯蓄ツール×5設置、『熱樹渇泥の呪界』・『入子屋敷の呪地』・『塩砂湖畔の呪地』接続済み


システム強化

呪怨台参式・呪詛の枝、BGM再生機能、回復の水-2、結界扉-2、セーフティ-2、長期保管用カプセル、『満腹の竜豆呪』ハオマ

▽▽▽▽▽

02/16誤字訂正

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― 新着の感想 ―
[一言] 悪創みたいだね・・・
[一言] うわあ、別方向でヤバい……友好的であれば受ける側のメリットが割と大きい(お手軽異形度調整、団体戦の場合お手軽情報共有)なのが余計にタチ悪い……。 あれ、ひょっとして『転移の呪い』と併用でき…
[一言] 弱らせて瞳を植えつけて回復薬ぶっかけてリリース……うーん せめて植えつけられた事に気がつかないなら使いやすいがなぁ 敵に使うにはちょっとなぁ いつでもあなたの事を見ていますよ……(ガチ)
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