表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界TSチート娘?  作者: 高ノ助
9/13

9話、ダンジョン

グダグダ進んですいません。

短いって言うよりこの長さでこれから書くと思います。


ダンジョンに入って取り敢えず奥へ走る。

ダンジョンの中は壁から薄く青白い光が出ていて意外と明るかった。

後ろでゴブリン達が入り口に押し寄せている。大きめのゴブリンとオーガの様な奴は直ぐには入って来てこない。


「ステータス」


《・・・》


一応、先頭のゴブリンのステータスを見ようとメニューを見たが何故かゴブリンのステータスが見えない。


「あの大きめのゴブリンとオーガみたいな奴はなんだ?」


《・・・》


何故だ?

初戦闘の時はステータスを見れたのに。

分からないが、今はメニューが使えない様だ。


しかし、ゴブリンのステータスは一般の大人レベルになるらしいからAGL(素早さ)も10、個体差で多くても20だろう。ボブゴブリンと、オーガのステータスが分からないけど、直線なら簡単には追いつかれないはずだ。


俺のAGLは40だから、単純計算、普通のゴブリンの4倍の速度で走れる。このまま走っても距離は取れるだろうが、この先行き止まりかもしれない。

ここで、後ろに下がりながら戦えば少しは敵の数を減らしせて、レベルアップをすればゴブリンだけなら多分この数相手でも勝てるかも知れない。


しかし、問題はレベルアップするタイミングだ。ゲームなら戦闘が終わったらレベルが上がる。

この場合は、俺を視認したゴブリン、大きめのゴブリン、オーガを全員倒さないとレベルは上がらないのか、

それとも、敵から距離を置けばレベルが上がるのか、分からないのに、この数の敵と戦うのは無謀だ。

「レベルアップするタイミングは?」


《・・・》


やっぱりだめだ。

戦う場合、もし、全員倒さないとレベルが上がらなかったら、

もし、大きめのゴブリンやオーガのステータスが今の俺より大きく上回っていたら、

たとえ距離を置けばレベルが上がっても大きめのゴブリンとオーガのAGLが俺より高くて距離を置けなかったら、

俺は、間違いなく死ぬだろう。


このまま走って物陰でスキルの『隠密』を使ってやり過ごせたらいいが、結局、大きくめのゴブリンとオーガのスキル、嗅覚、聴覚などの索敵能力が分からない所為で見つかるかも知れない。敵の近くで隠れた状態を看破されたら、多分逃げる余裕は無いだろう。


戦うにしろ、撒くにしろ、どの道リスクは高い。このまま走って逃げ続けても、ダンジョンと言えばモンスターが出てくるだろう。

そのモンスターが強かったらかなりピンチだ。


かなりの距離を走ったがずっと1本道が続いている。途中、多分2手に分かれていたのであろう道は片方を土砂で通れなくなっていた。


何者かに、誘われている様で気持ちが悪いが、取り敢えず、距離を置いて頭の整理をしたて、冷静になりたかった。





どれくらい走っただろう。

多分1時間くらい走り続けている。

このダンジョンに入ってまだ、モンスターと会っていない。これは幸運なんだろう。

しかし1時間走ってもずっと1本道だった。

おかげで分かれ道に迷う事も無かったが、ゴブリン達は全員後ろを追いかけてきているだろう。今はかなり距離を置いたので、ゴブリン達の声も聞こえない。


そして、考える。

戦うか、

隠れるか、

それもとこの先に他の出口がある事を信じて、逃げ続けるか、


戦うなら今の時間を使ってトラップを仕掛けたいが、仕掛けるにしても落とし穴の様な簡単な物しか作れない。しかも、その落とし穴もスコップなどの道具が無いので、あまり効果がある大きさ、量は作れないだろう。

更に、戦うなら、未だに会ってはいないが、ダンジョンのモンスターと挟まれる危険性も考えないといけない。


隠れるにしても1本道なので、ゴブリン達全員がスルーしてくれる隠れ場所が無い。


逃げると言う手が今、一番いいかも知れない。

今は戦うも隠れるもリスクが高いが、逃げて距離を置けば道具が無くてもトラップを仕掛けるのに十分な時間や、地の利、途中で道が二手に分かれていたら、戦う敵も半分くらいになる場合もあり得る。

隠れる場所も見つかるかも知れない。


そう思い、また走り出そうとしたが、一歩目。


カチッ


何かスイッチの様な物を右足で踏んだ。

それは、自分が敵を欺くために作ろうと思っていた物、仕掛けようと思ってた自分が引っかかるなんて。

そう、ダンジョンの定番、トラップに引っ掛かった。


地面が開く。


俺は自由落下して、闇に落ちて行った。

メニューが出てこなかった理由はもう少し先で、わかります。

もう2、3話でTS出来そうです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ