ラスタの記憶4
少し時間を戻して。
ラスタ姫のターン。
「!」
はっと、ラスタは目覚める。
夜も深まった頃。美しい満月が天にあって、夜の闇はそう深くはない。
窓から入る月明かりが、室内を仄かに青く染めていて。
ぽろり。目から一筋、涙が溢れた。
こんな事は初めてで、どうしたらいいのか、わからない。
「……っ」
ズキズキと心臓が、身体中が痛い。
ともすれば叫び出しそうで、唇を噛み締めて。
ベッドに丸まって、自身をぎゅうとかき抱き、必死に耐える。
遠い何処かで大地が震え
抉られて灼かれた
それも、この世界の力ではないモノで
直前に見たのは
いきなり開けて見えた青空
黒い地面を這う炎ーー
波のように赤い液体が体にかかれば
焼ける痛み、神経を逆なでる熱さが襲う
信じられないほど巨大な目
オレンジの
それが恨みがましくこちらを見て
耳を貫くような轟音
吐き出される炎の塊
そして過ぎる白い、白い、美しいシルエット
赤き炎の竜
白き氷の竜
図鑑でしか見た事のない
この大地にいない種が……何故ここに?
わたし、のではないけれど
この大地のどこかで、誰かが受けた
この大地のどこかで、誰かが見た
この大地の、どこ、……で……?
このところ大地が騒がしく、ラスタにいろんな事を良く伝えてくる気がする。〈大地の芽〉名の通りのハイエルフとして更なる覚醒をして来ているのだろうとは思う。こんなにはっきり視えて、感じたのは、初めてだった。
しかしいないはずのドラゴンを見るなんて……現実離れしているから、これは今ではなく過去の大地の記憶なのかも知れないと考えた。
魔法の授業の一貫で、大地に意識を向け、それを広げる、というのをやった事がある。空間把握、探知能力を上げるため、また自身の魔力量を測るために行われたものだった。
その時は部屋から数メートルの範囲で起こっている事が手に取るようにわかって、面白かった。
その時、一緒に行っていた兄ウィアートルは風の力を使っていたので、もっと広範囲の事がわかったようで。情報を吸収しすぎて、熱を出してしまったのだが。
その力を使っていた訳でもないのにーー強制的に入ってくる情報に頭が、身体が、辛い。熱湯よりも熱い血が本当に体へかけられ、たんぱく質が凝固し、炭化していく様までじわじわと……
「これを、誰かが味わったというの? で、も、それが何故わたくし、に?」
呟いた言葉に答えなどなく。
痛みに耐える中、またいつしか深い眠りに落ちていったーー
ラスタは夢を見た。
ソレは随分、昔の夢だ。
3000年ほど前の……
ノックに応え、扉を開ける。その日、訪れたのは主のイルに言われた『黒目黒髪』の男で、ノックの符丁も間違いなかった。
『来たヒトは丁重に扱ってね♪ 僕は迎えに行く人が居るから、綺麗にして、ちゃんと待ってもらって』
そうさらりと言ってから、パチリと指を鳴らしてイルがその場から消えた。
「綺麗にして、ちゃんと待ってもらう???」
少々意味が分からなかったが、一時間くらい待った後に来た不愛想な男は、大きな袋を肩に担いでいた。闇に紛れるような黒地の作業着は汚れて、切り傷や擦り傷が目立っていた。
「……お待ちしておりました」
ラスタは自分で言うのも何だが、ハイエルフの特徴である美しい造形をした顔を持ち合わせている。ソレに波打つような柔らかなウェーブを持つ金の髪、その頃は青から緑に変わるグラデーションの不思議な瞳をしており、すんなりと無駄のない肢体に、瑞々しい白い肌。誰が見ても美しいと言ってくれる容姿をしていた。
この日、特に指示が無くイルの保有するある星の小さな町屋敷で、外出の予定もなかった。なのでラスタはハイエルフの長い耳も顔も隠してはいなかった。
そうしてエルフ以外で……いやエルフも含めて……初めて会う者は、美しいから始まり、『輝く金髪』だとか、『い来る宝石』だとか言って、すごく騒がれる。意識過剰ではなく声に出さずともソワソワした雰囲気は一様に出るし、一線を画す美しい容姿故、一目惚れしましたとその場で告白される事もあった。
外見は大切かもしれないが、表面だけ見て何がわかるのだろう? そんな対応をされたり、言葉を告げられたりすればする程、理解できず、それも暴力に訴えてくるような男性なども居て、家族とイル以外の男性は苦手になっていた。
300歳の乙女の思春期である。
だがこの男はニコリともせずに彼女へ質問する。
「イルは?」
「っ……少々お待たせするとの事です」
ラスタにとって主のイルは命の恩人であり、見た目は子供の姿だが、敬うに値する男性だ。
それを……呼び捨てぇ? 誰ともわからない平民の、とるに足らないような人間の男が、エルフの森の英雄を呼び捨て! そう思い、ラスタの血圧が上がりそうになるが、表面上は何事もなかったかのように答えた。
「じゃあ、先に荷を解く。手伝ってくれ」
その時、小さな声で『胸はないが女のようだし……俺よりかは良かろう……』と言ったのを、ラスタは聞き逃さなかった。確かに自分の今の服装は簡素な紺のズボンスーツ、仕立ては高級だが女性的ではない。
しかし、しかしだ。デリカシーも何もない、どう考えても初対面の相手に言う言葉ではない。いつもとは違った意味で信じられなかった。
聞こえていないと思っているのか、何なのか。こんな態度のどう見ても最低男が、何故イルの知り合いなのか対応に困るが、そこからもっと混乱する事になる。
彼が解いた大きな袋の中にはヒトが、女の子が一人入っていたのである。余りの事に理解が出来ないラスタ。
「え、なに? 何なのですか」
従者としてイルの側にいて資料やお茶を用意したり、ゲストを出迎えたりする事はあったが、荷物として女の子を抱えて来た非常識はいなかった。
年端もいかない彼女はひどく怯えて汚れていたし、口には布を噛まされている。手は縛られていたし、服は薄着で浅いが擦り傷などが見て取れた。幼気な子供を袋の中に入れて持ってくるなど正気とは思えなかった。
その頃のラスタの住む大地に奴隷制はあったが、生まれついての奴隷はこの頃はおらず、成人以上の犯罪者や借金で奴隷に身を落とす者しか聞いた事がなかった。
だがラスタの動揺と子供の怯えを他所に、男は言った。
「いいか。これから口の布を取るが、叫ばなくていい。安心しろ、俺は触らない。このお姉さんが相手をしてくれる。その後は親に会える手筈だ。間違っても自殺なんか考えるな……いいな?」
こんな小さな子になんてコトを言うのだろうと、この時のラスタは思ったものだ。
ラスタは男から奪う様に少女にブランケットをかけ、優しい言葉を囁き、様子を見ながら抱きしめてあげた。その美しい容姿に目を奪われた少女はラスタの優しい手付きに険が無くなり、素直に受け入れてくれた。口から布を取り去ってから、丁寧にお風呂を入れている間に安心したのか泣かれた。
身体は軽い傷だったが心の傷は如何ばかりかと思えば、傷口を綺麗にして……
「ヴラスタリ・トゥルバ、どう?」
「イル様! 今、お茶を飲んでもらって。髪を結っています」
「うん。……綺麗にしてくれたみたいだね」
風呂場に用意してあった服に着替えさせた頃に、イルに連れられて男女がやって来る。
「ぱぱ! ままっ!」
彼女はイルが懇意にしている会社の一人娘で、故あって誘拐されていたらしい。彼女の母親はオペラ歌手でとても恰幅がよく、そのふんわりとした胸に抱かれた少女は幸せそうだった。
先ほどの『胸がない』発言は不安そうな彼女に、母親と似た女がよかったという意味だったのではないか……などと、チラと思ったが不躾な男だと言うのは変わらない。一瞬、あの男はどこに行ったかと思ったが、どこにも見当たらなかった。
「帰ろう、おうちに」
そう言って締めくくられた家族の感動の再会に、ラスタは目頭を熱くして、家族三人をイルと見送った。
「ねぇ、トゥルバ? 僕は来たヒトは丁重に扱ってと頼んだはずだけど?」
ラスタはイルが言わんとする事がわからず、目を瞬かせた。
攫われたという少女を優しく風呂に入れて、飲み物も出したし、怖がらせる事なく完璧に対応したハズだ。イルは少しだけその薔薇色の目でラスタを見やり、その後は何もなかったかのように機嫌の良さそうな声で後ろを振り返り、飛びついていく。
「ティ♪」
どこからか、いつの間にか後ろに居た全体的に黒っぽい男は、イルの歓迎の抱き付きとキスをふらつきながらも、腕の中でポスリと受け止める。
「んんっ! 噛むなんてひどいよぉ。ティ」
「その歓迎、やめろと何度も言っている」
「つれないなぁ~♪ そこがまたイイんだけど。ねぇ、足。診てあげる」
イルがそう言い出して、ラスタはその男の足が酷く腫れあがっているのに気付いた。黒い服で黒の靴、黒い靴下。その擦れた隙間から覗く所はよく見れば皮膚で、息を飲むほど赤黒く変色していた。歩き方も、表情も、至って普通……いや無表情なのに。あの足で、子供とは言え女の子を抱え、イルの飛びつきにも耐えていた。
あの男は大丈夫だと言い拒否するが、イルは心配そうに手を引いた。
「表の、彼の明日の仕事に響くよ…………ね? ああ、寝室がイイかな? ほら、遠慮しないで。いいから、いいから。本当に困るのはそっちのティでしょ? 服も。服も着替えようよ。そのままじゃぁ、しろうさぎさんがびっくりするから。さぁ、こっちで靴脱いで、足をのばして診せてね。ね?」
そんな諭すような押し問答を何度か繰り返しての説得が効いたのか、最後には男は黙ってイルの意見に従った。手を引かれ、最後には背に回ったイルにゆっくり押されるように。二人は仲良さげに部屋に入って行った。
「き……気付くわけない……わ」
取り残されたラスタは呟くが、イルはあの男の不調に気付いた。彼の従者になって随分慣れ、従者として気遣いが出来るようになった頃の事。でも、あの男の胡散臭い身なりや言葉と行動に引っ張られて、従者として主に任された仕事が出来なかったのは確かだった。
身なりも汚く、自分だったら歩ける自信がない程に腫れた足で居たのに。ラスタは少女の対応だけして、彼には何もしなかった。だがソレをあの男は論う事もなかった。
あの家族はイルとラスタに礼を述べて行ったが、本当に受けるべき彼はあの身なり故に身を隠していたのか、少女に気を使ったのか……ラスタは男にそんな対応をした事を恥じた。
しかし以降もこの男に振り回される事になるのだが、ラスタにとっていつまでもどこまでも異質な男だった。
この日だって一人で、どんな無茶をして少女を連れて帰ってきたのか。
そして少女にかけた言葉は、きっと彼も何度も自由を夢見て、死を望もうとして踏みとどまった過去があって、攫われた彼がかけられたか、もしくはかけるべきだと思った言葉だろう。
だが初めてこの男に会ったばかりのラスタは、彼の思考も範疇も何一つわからなかった。
それでもイルが懇意にしている都合で何度か顔を合わせ……まぁ揉めた。
ドラコの火炎放射に何故躊躇なく向かっていく、交渉も終わってないのに何故動いた……言いたい事は毎回、山になる。結果として解決したし、最低の被害で済んだが、物事には順番があると何度諭しても『動く』と決めたら止まらない。逆に難しい交渉を『出来るだろう』と丸投げされる事もあった。
「アレ、待ってたら、日が暮れるだろ」
「日が暮れてもイイんですよ! ヤル事やってからでしょうがぁっ、この最低男がっ。貴方は死にたがりですかっ」
「捕虜の処刑寸前だったんだ」
「そうさせない為の交渉です」
「間に合わなかった時はどうするんだ」
「間に合うようにするんですよっ」
「無理だ、アレは」
「間に合いました! 絶対!」
まぁ……好き放題、言い合った。
少しずつ慣れた頃だったか、こちらの態度も悪かったからと、表面上でも、と、とりあえず謝ろうとした事だってある。が、
「大変だな、ラスタ」
ぽん、と、肩に手を置かれて耳元で囁かれる。誰のせいで『大変』だと思っているのだろうか。とりあえず肩の手を邪険に払い、
「またっ! お……おかしな名前で呼ばないで下さ……ぃっとっ!」
抗議しようとしたその瞬間、耳の穴に息を吹き込まれた上、その耳先をぺろりと舐め、更に唇で食まれて……もう、もう、謝るなんて言葉は霧散した。
「はああああああっ?????」
慣れないラスタはあしらう術もなく叫んだ。もうセクハラとか越えた行為だが、悪びれる事もない様子で男が聞いて来る。
「耳、感覚あるのか。作りものかと?」
「ァ? 意味わからない、意味わからないっ、な、な、な、何なんですか! だいたい一体、ホント、何っっつて男なんですかっ!」
耳を押さえて後ずさりながら、何か、何なのか、この男に……絶対にもう、もう、本当に気など使ってやらないと思った……何より何故そう言う行動になったかが疑問……そこで……そう言えばこの男に自分がハイエルフだと言った事がなかったのに気付く。
「天然物?」
ぽつりと疑問詞を吐く男にラスタは答えてやる。
「そーですよっ! 天然物の、ほーんものの、は、い、え、る、ふ! ですっ」
「はい? ……何が違うんだ? エルフなんだろ?」
「いーんですっよっ。人間の貴方にわからなくってもっ」
「そうか。ラスタはエルフじゃなくてハイエルフ……」
「っ……馬鹿にしてませんよね?」
「ん? どこが、だ?」
「……まぁいいです」
そしてその後もイロイロ酷い、最低男だった。
こちらが準備した手順は無視するし。
心配そっちのけで走って、特攻はしていくし。
赤い刀にモノを言わせて、貴重な建物全焼させてくれたし。
それでもイルから与えられた仕事を彼は手段を問わず、必ず果たした。後始末するラスタは大変だったけれど。
イルほどの魔法使いともなれば、いろんな情報や仕事が飛び込んでくる。その中で面白いと思ったり、有益だったり、どんな基準でその仕事を選ぶかはラスタには不明だが……あの男は荒事や戦事に長けていたようだ。また地下組織の人身売買系からヒトを助ける時もイルはよく彼を呼んだ。
その度にイライラ、ハラハラさせられつつ、だけどお互い気兼ねなく言い合った。気を使った対応など全くしない、後にも先にもここまで砕けた相手はいなかった。そして二人のやり取りを見ては、機嫌よく細い目を弧にして笑うイルがいた。その記憶は遥か遠いのに、ハイエルフのラスタの中では鮮明だった。
ラスタはそんな夢を見た翌日、熱を出した。
産みの母はとても身体が弱く、3000年ほど前に双子の弟妹を産んでから、今に至るまでずっと床上げを出来ないほどである。だが、ラスタは幼い頃から体が丈夫で、余り病気らしい病気にはかかった事がない。
それなのに……風邪と言うワケでもなく、熱だけ。殿上医からは軽い疲れでも出たのだろうと言われている。
「全く、何なのでしょうか……」
ずいぶんと昔の夢……『……まぁいいです』などと取り澄ます場面ではなかったのに。驚いて声が出てしまったものの、けしてそこまでイヤだとは思わず、収めてしまったが。
あそこはそうではなかった……などと考えているうちに、また頭が沸騰してきた気がして目を眇めた。
「断然、抗議するべきトコなのに、わたくしっ……」
「え? 何かいった? ヴラスタリ」
「ヴィー辛いのか? 大丈夫か?」
「いいえ、大丈夫ですよ……兄様」
「熱、高いねぇ……」
妹のクラーウィス、長兄のデュセーリオ、次兄ウィアートルが今は見舞いに来てくれている。先ほどまでは上姉のクリュシュ当人がデザインした着心地の良い寝間着を持ってきてくれたり、双子の弟妹も熱さましにと氷水晶の冷茶を持ってきてくれたりしていた。
他にも専属の侍女や護衛騎士だけでなく、色々な人たちが具合を見に来てくれたり、お見舞いの花を持ってきてくれたりし、寝室はラスタの大好きな花の良い香りに満たされている。
父王もその前に来たし、寝たきりの実母ルツェーリアからも映像投影で見舞いの言葉をかけられた。
「熱が少し出ただけです。今日は外での公務もなかったから。ああ、特に大きな出来事はないでしょう?」
「我が国は平和だな」
「でも精霊国からドラゴン討伐が成されたって連絡は来てたよ」
「ウィア……お前、病人の前でそんな話をしなくても……」
「ええええっ! ドラコじゃなくって? ドラゴン! この大陸にはここ数百年……は居ないはずだよぉーー?? あ、千年くらい前に従魔として妖精公が飼ってたくらいかなぁ」
ラスタが聞く前にクラーウィスの方が喰いついた。
「精霊国に炎のドラゴンが少し前に住み着いていたらしい」
「フラムドラゴン……」
「国の信条や威信もあるから、こちらへの要請はなかったけれど。冒険者ギルドが住み着いた雪山に三十名以上でアタックをかけたらしいよ……まだ倒した時の状況報告はないけれどもね。空が赤く染まっていたそうだよ。俺も森の入り口に見に行ったし」
「えー! ウィアにーさまだけ?」
「声はかけたのだが……」
「あーーリオにーさまも行ったのっ! 昨日は新刊読んでたから気付かなかったのかなぁ~」
ラスタは昨夜見た幻想を、そして襲って来た痛みを思い出しそっと頭を押さえる。昔の記憶ではなく、直近すぎる大地の記憶……確かにドラゴン討伐は大きな事だ。だがあんなに鮮明に伝えてくる必要があるのだろうかと思えば、ラスタにとっては微妙である。
「どどどっどうしたのだっ! ヴィー。顔色が悪い」
「大丈夫ですよ、リオ兄上。でも少し……休みたいのです」
「リオにーさま! そろそろオイトマしましょう」
デュセーリオがおたおたし始めたのを見て、クラーウィスが無理矢理に引っ張っていく。ウィアートルもその後ろに続きかけたが、ラスタは声をかけた。
「ウィア兄様はそろそろ……?」
「うん。また森の外に出かける予定だけど……」
「お気をつけてお出かけください。……それと先ほどのドラゴンの話……詳しくわかったら教えて下さい」
「……うん? わかったよ。ヴラスタリ。ゆっくり休んで、早く良くなるんだよ?」
傍に戻ってきて、熱い頬と額に冷たい風を纏わせた手で、早く良くなるようにと念を込め、そっと撫でてくれる。
「はい。ありがとうございます、ウィア兄上」
だが森の外に出たウィアートルは『隻腕の赤刀使い』に会った事により忙殺され、その報告は後回しになる事をラスタは知らなかった。
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