表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
不遇職【人形遣い】の成り上がり ~美少女人形と最強まで最高速で上りつめる~  作者: 八又ナガト
第一章 人形の覚醒

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

15/74

15 脅威の気配

 ――ヴィレの森、奥深く。

 そこには異常な光景が広がっていた。


 ヴィレの森に生息する強力な魔物たちの死体が、辺り一面に転がっている。

 そしてその死体を喰らう一体の化物がいた。


 漆黒の体からは二本の角と、二枚の羽、そして太い尻尾が生えている。

 細身の体のどこに入っているのかという勢いで、次々と魔物を喰らっていく。


「足リナイ、マダ、喰ラワナイト」


 そのような邪悪な姿で、片言とは言え人間の言葉を使う姿はまさに異常と言う他なかった。


「ふふふ、残念ですね。この辺りにいた魔物はもう逃げてしまったようです……森の外を目指しでもしているのでしょうか」


 不意にどこからか、一人の男性が現れる。

 整った容姿からは一本の角が生えており、片目は黒、片目は赤。

 漆黒の衣装にその身を包んでいた。


「ディーノ、サマ!」

「そのまま食事を続けなさい。せっかく面倒な手順で魔石にしないよう殺したのです。全てを喰らい力を得た後、命令通りあちらにある町を襲うのです」

「分カッタ。強力ナ、勇者、俺ガ殺ス」


 化物は再び魔物の死体を喰らい始める。

 それを見て醜悪だと吐き捨てた後、男性は森を出た先にある町に視線を向ける。


 あそこには強力な聖なる力の使い手がいる。

 ()()()()()にとって、その力は脅威となりえる。

 今のうちに排除しておくべきだと考えた上での行動だった。

 今ならばまだ、この程度の下級悪魔(レッサーデーモン)でも十分に任務を遂行できる。


「ええ、楽しくなってきましたよ。

 これも全ては、この世界を我らが手中に治めるために――」


 言い残し、男性はその場から消える。

 残されたのは、異形な化け物ただ一体だけだった。

【恐れ入りますが、下記をどうかお願いいたします】


本作を読んで応援したいとと思っていただけた方は、ぜひブクマと評価の方をお願いいたします!


画面下の「☆☆☆☆☆」を「★★★★★」にしていただければ嬉しいです。


何卒、よろしくお願いいたします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
◇書籍版『不遇職【人形遣い】の成り上がり』
カバーイラスト
i531080
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ