表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
もふもふと楽しむ無人島のんびり開拓ライフ ~VRMMOでぼっちを満喫するはずが、全プレイヤーに注目されているみたいです~(旧題:Iris Revolution Online)  作者: 紀美野ねこ
以芸会友

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

681/683

第607話 いろんなことが収まりきらない

「美味しい〜♪ おやつを〜♪ ごちそうさま〜♪」


「ごちそうさま〜♪」「〜♪〜♪〜♪」


 ハンバーグを食べ終わったところで、みんなで『おやつなにかな』を合唱。

 終わったところで、本当におやつの時間にしよう。


「今日のおやつはなんですか?」


「おやつ〜」「〜〜〜♪」


「今日は手作りチーズケーキ。送ってもらったグレイプルワインのデザートソースはお好みで」


 アンバーナウトのミルクからクリームチーズを作るのに苦労したけど、そこさえクリアできればあとは簡単。

 空砂糖、ヤコッコの卵、コハク(小麦)粉、レモン果汁の代わりにグリーンベリー果汁で代用。

 一回作ることができれば、次からは楽チンなのがありがたいんだけど、もっと美味しいのを作ろうとするとって感じなんだろうな。


「グレイプルワインのソースはお酒ではないんですよね?」


「うん、沸騰させてアルコール分は飛んでるから大丈夫だって」


 と作ったマスターシェフさんのメモがあった。

 グレイプルワインにグレイプルジャムを加えて加熱。粗熱をとって冷やせば完成っていうお手軽さなので、島のグレイプルで作ってみてほしいとのこと。


【ライジング】「うまそ〜〜〜」

【シャルラン】「ちょっと冷えてるぐらいが美味しいよね」

【ギガノト】「鑑定プリーズ!!」

【ツバイ】「そのワインソースどこで売ってるの!?」

 etcetc...


 用意してあった分を保管庫から持ってきてみんなに配る。

 おっと、鑑定しないとだった。


【(仮)チーズケーキ】

『アンバーナウトのミルクから作られたクリームチーズをメインに作られたチーズケーキ。グレイプルワインのデザートソースが添えられている(解説修正、追記可能)

 効能:DEX・AGI上昇+7%(2時間)、抗毒I(3時間)

 料理名:(未定)、作成者:ショウ』


 まあ普通かな?

 あんこのMP回復量上昇のインパクトが強すぎて、いまいちピンと来ないんだよな。

 この後、戦闘するようなこともないし、味の方が重要……


「〜〜〜?」


「チーズ苦手ならこっちをどうぞ」


 マンゴーにグレイプルワインのデザートソースをかけたもの。

 こっちはこっちで味変って感じで美味しいんだよな。


「ショウ君」


「あ、ごめんごめん。食べ始めていいよ」


 俺を待っててくれたみたいだけど、デザートなんだし、気にせず手をつけてもらって問題なし。


「じゃ、食べながら質問コーナーでいいかな?」


「はぃ」


 みんなが美味しいと食べてくれてるのを確認しつつ、すごい勢いで質問が流れていくコメント欄を追う。

 島からの販売物の話、島の北側の塔について、南の島へまた行くのか、離島連合というか互助会について……、やっぱり北側の話が一番多いかな?


「じゃ、まず島の北側なんですけど。崖下から見えた塔なんですが、あれは城の一部でした」


【フェムラ】「お城!?」

【マジプ】「大きさどれくらい?」

【ペーター】「とうとう妖精王の居城が!」

【ウィズン】「めっちゃ見たい!」

 etcetc...


 さらに盛り上がるコメント欄。

 めちゃくちゃ期待されてるみたいだけど、そんな大きい城じゃないんだよな。


「大きくはないですよね?」


「と思う。本物の城は見たことないから、なんともだけど……」


 言葉ではうまく説明できないので、短編で見てもらうのがいいかな。


「中庭は綺麗にしたんで、次のライブはそっちでやってもいいか」


 そうなると城の中も先に確認しておきたいところ。

 崖下の船着場(?)と繋がってるのかもチェックしておきたいし。


「城の中もだけど、森の西側も気になるんだよな」


「何かいましたよね」


「少なくとも、クロクハイエナはいたね」


 それ以外にも何かいそうなんだよな。エリアボスだったりすると面倒なんだけど……

 その話だけ続けてもなので、次の質問にいこう。


「はぃ。次の質問は『南の島へはまた行きますか?』です」


「うん。いつとは決めてないけど、島の産物を持っていく時についていくかも」


 基本はシャルたちとエメラルディアさんに任せるけど、たまには俺も行こうかなって思ってる。

 ミオンも一緒には……ミオン次第だけど、しばらくは無いかな。ベル部長とコラボする時がいいなって思ってるし。


「持っていく物は島でたくさん取れる物ですね」


「だね。コハクとオオハクが多め。お酒はアージェンタさんたちが欲しがるのもあって、たくさんは出せないと思います」


 アズキはまだ増やしてる途中だし、白竜姫様のためにも量は確保しておきたい。

 あと外に出せそうなのは……フロスコットンとか?


「互助会の話も進めないとです」


「うん。顔合わせするなら、南の島かなって思ってるし、その辺は決まったらちゃんと連絡します」


「はぃ」


 あとは……


「あー、ステンドグラスは全然進んでないです。色ガラスの作り方の調査依頼は出してるので、何かあればお願いします。断片的な情報でもいいんで」


「よろしくお願いします」


 こんなところかな?

 時間もちょうどいい感じだし、最後にミオンに歌って終わってもらおう。


「じゃ、みんなも食べ終わってるみたいだし」


「はぃ」


 曲はもう決まっていて『妖精の円舞曲(ワルツ)』なんだけど、ミオンがピアノを演奏しつつみんなで歌う予定。なので、応接室へと移動。

 さすがに妖精たち全員は入りきらないので、今、参加できない子たちはライブ後にまたってことで。

 あの北端にある城に、もっと大きな部屋があったりしないかな……


「えっと、今日はミオンがピアノを弾きつつ、みんなと一緒に歌います」


【ガフガフ】「うおおおお!」

【ラクイチ】「え? 自動演奏?」

【ナシゴレン】「ショウ君も演奏するの?」

【シェケナ】「キター♪───O(≧∇≦)O────♪」

 etcetc...


 ちなみに俺は、歌うか演奏かの二択で演奏を選んだ。

 演奏ならスキルレベルのおかげで自動演奏できるし……


「〜〜〜♪」「「「〜〜〜♪」」」


 スウィーとフェアリーズはピアノへ腰掛けて音程を調整中。

 白竜姫様がエメラルディアさんの手を取って、ピアノの側へと引っ張っていった。


「エメラも歌うの〜」


「ぅぅ……」


 困り顔のエメラルディアさん、結構、歌がうまいのになあ。

 それはそれとして、エルさんがしっかり気配を消して、妖精たちに場所をゆずってくれている。さすがだ。


「ショウ君」


「おっけ。じゃ、妖精の円舞曲で」


 ミオンは当然というかマニュアル演奏で、俺の自動演奏に合わせてもらう形。

 ちょっと情けないけど、ミオンの歌はやっぱり綺麗に聴いてほしいもんな。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
もふもふと楽しむ無人島のんびり開拓ライフ ~VRMMOでぼっちを満喫するはずが、全プレイヤーに注目されているみたいです~ もふもふと楽しむ無人島のんびり開拓ライフ2 ~VRMMOでぼっちを満喫するはずが、全プレイヤーに注目されているみたいです~ もふもふと楽しむ無人島のんびり開拓ライフ3 ~VRMMOでぼっちを満喫するはずが、全プレイヤーに注目されているみたいです~ もふもふと楽しむ無人島のんびり開拓ライフ4 ~VRMMOでぼっちを満喫するはずが、全プレイヤーに注目されているみたいです~ もふもふと楽しむ無人島のんびり開拓ライフ5 ~VRMMOでぼっちを満喫するはずが、全プレイヤーに注目されているみたいです~ もふもふと楽しむ無人島のんびり開拓ライフ6 ~VRMMOでぼっちを満喫するはずが、全プレイヤーに注目されているみたいです~

― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ