ボンボル品評会Ⅱ①
作成中のノベルゲームのシナリオを公開しています。
授業中は、地上波でツバサちゃんに会える喜びを永遠と噛み締めていた。
もう収録は終わったのだろうか?
テレビ業界で働けば、視聴者よりかは早くに新曲を聞くことができるのか……。
などと考えているといつのまにか放課後になっていた。
心優「弘人くーん。一緒に帰ろぉー。」
放課後に心優から積極的にお誘いがあるということは今日は火曜日。
そう。ボンボル新商品品評会の時である。
最初がうるち米の煎餅。次がお米タブレットとここまではずっとお米推しできている。
新潟県のメーカーだからなのか、それにしては片寄りすぎている気もする。
お米農家に脅されているのか、はたまた乗っ取られたのか?
おいしいチョコレートやビスケットもあるだろうになぜお米戦法を貫いているのか?
謎は深まるばかりだ。
村越「私もお供しますぞ。」
次期社長も動向が気になるようですっかりレギュラーメンバーとして定着している。
弘人「なんで最近ボンボルはお米推しなの?」
村越「わかりません……。この季節ならチョコレート菓子の方が需要がありそうですが……。」
心優「二人ともいくよぉーー。」
困惑する村越などお構い無しに心優はルンルンといつものコンビニへと足を運んだ。
心優「それじゃあ買ってくるねー。」
弘人「いってらっしゃい。」
村越「よろしくお願いします!」
心優にお願いしても結果は変わらないとは思うが、女神様にもすがりたいその気持ちはわからなくもない。
数分の沈黙のあと、心優が息を切らして戻ってきた。
心優「ひ、弘人くん!!はぁ……はぁ……。これは事件だよ!!」
はぁはぁしながらビニール袋を僕に差し出してくる。
コンビニの中でどうやって息を切らせられるのかは不明だが大変興奮されているご様子。
物騒な物言いだが、心優の顔を見ると嬉しい事件だということがわかる。
なのであくまで冷静にビニール袋を受け取った。
村越「な、なにが事件なんですか!?早く開けてください!!」
弘人「開けるよ。」
心優「うん!」
ビニール袋の左右の持ち手をゆっくりと開く。
入っていたものをゆっくりと持ち出す。
そこにあったのは……。




