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人でなしと最強少女のサディスティックなハーレム生活  作者: たかまち ゆう


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第46話 謎の女性

 馬車の上で、妹達が、私を慰めてくれました。

 少女達が、次々と心配そうな顔をして寄ってくるので、私は彼女達を安心させるために、少しだけ笑いました。


 ナナですら、私のことを慰めようとしました。

 これは、コレクションが互いを助けようとするという、彼の定めの影響なのだと思います。

 ですが、今は、彼女が私の妹になりつつあるからだと思いたい気分でした。


 夜まで散々泣いて、ようやく落ち着いてきたタイミングで、彼が話しかけてきました。


「そろそろ落ち着いたか?」

「……はい」

「そうか」


 彼は、嬉しそうな顔をして、私の肩を抱いてきました。

 このまま押し倒されるのではないかと不安になります。


「御主人様……私は、まだ……」

「ああ、分かっているとも。だが、今夜は関係ない」

「……と、仰いますと?」

「簡単なことだ。俺に逆らった罰として、普通ではない方法で楽しませろ」

「……」

「言っておくが、断ったら、他の女にやらせるからな? それと……もしも噛みついたりしたら、お前の大切な妹達が、俺の命令に従って、互いに殺し合う光景を見ることになるだろう」

「……一体、私に……何をさせるつもりですか?」


 私の質問に対して、彼は、いつも通りの気持ちの悪い笑みを浮かべました。


 それから、しばらく経って、私は森の中で嘔吐していました。


 本当に……最低です……。

 こんなことになるのであれば、いっそのこと、普通の方法で凌辱された方がマシだったかもしれません……。

 魔法で水を生み出し、何度口をゆすいでも、おぞましい感触は洗い落とせませんでした。


 これ以上は、もはや限界を超えています。

 せめて、発狂する前に死んでしまいたい……。

 自分の精神が崩壊しかけていることを感じながら、私は身体を引きずるようにして、妹達の所に戻ろうとしました。


 唐突に、後ろから口を塞がれます。

 慌てて振りほどこうとしましたが、私の身体は強い力で抱きしめられており、とても逃げられません。


 彼が、私の後を追ってきたのでしょうか……?

 最初はそのように思いましたが、それにしては、何だか違和感がありました。

 指が……細い……?


「暴れるな。お前に危害を加える気はない」


 後ろから抱き付いてきた人物が、抑えた声で言いました。


 この人は……女性?

 どうして、こんな所に女性がいるのでしょうか?


「お前に会わせたい人物がいる。あいつと会えば、お前は助かるだろう」


 後ろの女性は、私を安心させるように言いました。

 どうやら、この人に敵意はないようです。


 それにしても……私に会いたがっている人物とは、何者なのでしょう?

 私は、頭の中を疑問で埋め尽くされた状態で、謎の女性によって連れ去られました。


 どれほど歩いたでしょうか?

 私を誘拐した女性は、途中から、私の片手を引っ張り始めました。


 私の手を引いている女性は、綺麗な人でした。

 しっかりと正面から見ることができたのは一瞬でしたが、それでも、相当な美人だと分かったほどです。


 年齢は、私よりも少し上でしょう。

 髪は、おそらく金色だと思います。


「あの……」


 私が話しかけようとすると、女性に睨まれてしまいました。

 先ほどとの態度の違いに戸惑います。


「私は、お前のことを完全には信用していない。仲間が、どうしてもお前に会いたいと言うから、仕方がなく連れて行くだけだ。だから、仲間の所に行くまでは、何も説明するつもりはない」

「……」


 不安で仕方がなかったので、早く事情を説明してほしかったのですが、私を連れている女性の態度はそっけないものでした。

 先ほど、私を労わるような声を出していたので、冷たい人ではないと思うのですが……。

 この切り替えは……何だか、国の治安を守っている、警備隊の人間のような態度だと思いました。


 ……警備隊?

 私は、思わず女性のことを見ます。


 まさか、この女性は……私の主人として振る舞っている男の悪行を聞きつけて、捕らえに来た警備隊の一員なのでしょうか?

 だとしたら、私は彼の仲間だと疑われているのかもしれません。


 何とかして、潔白を証明しなければ……。

 そんなことを考えていると、数人の人影が近付いてきました。


「連れて来たぞ」

「ありがとう、ルナ」


 そう言いながら私達の方に近付いてきた人物は、整った顔立ちをした長身の男性でした。

 その男性は、こちらに優しく微笑みかけてきます。

 私は、その人のことを知っていました。


「カイザード……!?」

「やっと会えたね、スピーシャ」


 私の前に現れた男性は、私の許婚でした。

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