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ハガネキ 〜彼女はメタルでハガネのやべー奴〜  作者: 爆散芋
2章 冷やし中k……新人冒険者始めました
40/202

39ネキ お前どこ中? で同じ学校だった時のようなノリ、

 前回のあらすじ


 本人は寝てた。



 ――――――



  あっ。そういや今日は商人の護衛とか言われてた気がする。

 


  気持ち早めに起床して、目覚めの一振を鉄筒から引き抜いてもしゃりもしゃり。 あーウメ。


  今ではこの毎朝の1本が欠かせません。毎日の調子が違いますね、貴方も是非始めてみませんか? 毎朝の鉄食。


  いやまあ、健康食品のCMみたいに言ったけど実際のところ起きがけにお菓子摘む感覚程度だからね。

  蛇足になるんだけど鮫の肝油やら軟骨やらで商品名ポセなんとか云々(うんぬん)って名前になるならここでドラゴンの肝とかサプリメントにしたら……いや、それはファンタジーで言うところの霊薬(エリクサー)とかそんなんになるだけか。効果有るんかね、軟骨に。


  取り敢えずの凄い生き物から取れる薬はハイ○○とか適当に付けとけば凄そう。

 さすがにそれは適当かつ失礼過ぎたのでこれ以上の脱線はやめとこ。


  宿の部屋に置いてある鏡で身だしなみチェーック。

  うむ。当然寝癖無し、自慢の白い歯良し、何時もの旅人服良し、面白手甲装着良し、えーと、後は……無いだろ多分。 ということでヨシ!


 

  集合時間のへクマさん家の前までぼちぼち向かう。すると、既にマル達3人と黒目黒髪の馬車の御者が居た。


  え? 早ない? 時間はそうでもなさそうだけど最後に揃う奴って遅れた感があるんだけどぉ?。

   解りにくく例えるなら、狩りゲーで友達が先に2回倒れてアウトの3回目が俺。 みたいな気まずさ。

  ない? ……ないかー。

  おっと挨拶しないとな、初めて会う人だし、

 おっ 黒目黒髪珍しー。



「あ、タマさんおはようございます」


「おはようございます」


「おっはよ〜!」


「おーす、おはようさん。皆早くね? あと其方のお兄さんは?」


「はい。コーイチさんと言いまして昔から父さんに仕えてくれてる御方です」


「どーも、坊ちゃんありがとうございます。後の自己紹介は自分でしますぜー。では、改めてこんにちは。コーイチと申します。まぁ、堅い話し方は疲れますんで気軽に宜しくお願いするっすよ。あ、職業は隠密、平たく言うとニンジャっすね」


  ほうほう、ニンジャかー。


  え? ニンジャ? マジで? マジでNINJA?

   さすが異世界!

  ってか自分から言って良いのかよ、ふっつーの御者みたいないかにもモブですよオーラしてるけど。

  いや待て、それこそ技か! すげー! ニンジャすげー!

  ニンジャって言ったらあの挨拶するしかないじゃん。


  俺はコーイチと名乗る男の前に行き、両手を合わせ、軽くお辞儀しながらこう挨拶した。


「ドーモ。コーイチ=サン。タマです」


  ニンジャの挨拶はこれって古事記(こじき)にも書いてあるらしいからね。


  その挨拶を見て、コーイチに電流走る。そして─


「ドーモ。タマ=サン。ヨロシクお願いシマス」


  同じようにお辞儀を返した後、(しばら)くの沈黙の後にがっしりと握手を交わす2人。



「サイバーでパンクなニンジャ活劇、好きかいタマさん」


「カラテは全てを制するな?」


「勿論っす」



「……あのー、コーイチさんとタマさんは初対面ですよね?」


「「そう(だぞ)(っすよ)」」


「だけどもう友達だよな?」


「友達っすね。坊ちゃん、アレっすよ、ウマが合うとかそんなんすわ」


「はぁ……?」


「まあまあ、取り敢えずは出発しましょうか? 嬢ちゃん2人は体力無駄に使う必要ないし、随伴するのはタマさんと坊ちゃんでいいでしょさぁ乗った乗った!」


  あれよあれよと言う間にコーイチが取りまとめ、現在は街を出て馬車に並んで歩いている最中である。


  配置的には馬車が真ん中、左右に俺とマルが随伴する形。


  特に会話するでもなく、歩いていたが、不意にコーイチから声を掛けられる。


「タマさん、唐突ですが頭の中で俺からの会話を許可するって思ってもらっていいですか?」


「ん?」


  許可? んー、なんだろないきなり。


 とりまおーけー。


(……し、もしもーし)


  うお? 頭の中に声が? じゃぁ……


(おいーす。これってコーイチ、お前が?)


(そっすよー。念話ってやつですねー。これってある程度なら了承取らずに話せるんですけど、なんかタマさんのとこは要塞の外壁ノックしてるような感じで無理臭かったんでやむ無く了承とってパス通してもらったんですわー)


(さいすか。ところで念話通したのはなんでだ? 聞かれると面倒な話があんのか?)


(まあ、それに近いですねー。単刀直入に言いますけどタマさんも転生者でしょ? 転生者同士でしか解らない会話もあると思いますし)


(あ、やっぱお前も? そうだよ。転生したばっかりの頃は色々あったけど、慣れたし楽しくやってるぜー)


(そっすかー。好きに生きてる感じ出まくりでしたからね)


(ぬ? その感じだと知ってんのか?)


(まあー、正直に言えばへクマの旦那の影に居たり、ちょくちょく街での生活観察させてもらったり。あ、プライバシーは侵害してないっすよ)


(マージで? 全然分からんかった)


(ニンジャっすからねー。んで、良い転生者みたいなんでこうやって声かけさしてもらったんですわー)


(へー。その言い方だと悪いのもいるんだな?)


(強ければ無理が通る世界ですからねー)


(ところで聞きたいんだけどニンジャって言ったら何かワッザとかあったりする?)


(其方もある程度教えてくれるなら差し支えない程度でよければいいすよー)


(ええで)


(じゃぁ俺から教えますねー。 とりあえずニンジャと言えばっていうのは一通りできますねー、気配遮断や影潜りetc……複合してニンジャっていうスキル持ちです。あっ、あと竹輪と鉄アレイをどこからともなく降らせられます)


(スゲェ! そして古っ!? 今どきそんなの知ってる奴おらんぞ)


(いやまあ、神様がニンジャと言えばネッチョリ君でしょ! って言ってくれたスキルなんですけど……)


(ネッチョリって。 神様間違って覚えてないそれ? 随分と粘度高そうな……)


(ええ、ほんと、それだとゲルマン忍者って言うよりゲル忍者っすよねー)


(おや? ドイツ忍者もご存知で?)


(割と家系もそうですし親が忍者スキーでしたからね。俺も染まりますわー)


(君とは気が合いそうだよほんとに)


(俺もこんな話ができてラッキーっすよ。んで、タマさんのスキルとかどうなってるんですか? 鑑定でも超鋼体術とかよく分からないスキルしか見えないんですけど……)


(いやだって俺スキルって言うの? それくらいしか持ってないしそれも後からなんか覚えたもんだしなー)


(目から光線出したのはスキルじゃないんです?)


(あ、それも知ってんのね。えーと、あまり詳しくは説明できないけど、俺が人じゃないのは鑑定とかで判るだろうから省くわ、 アレだアレ。 ドラゴンの息がブレスだ。俺のそれもその生き物が持ってる特技みたいなもの……だと思う。うん、ガンテツもそれっぽいこと言ってたし間違いないと思う多分多分)


(ガンテツさんと言うとあの世界一と名高い鍛冶師の?)


(えっ、あの髭そんな有名なの? 俺向こうにいる時ガンテツと毎日酒飲んで遊んでたんだぜ)


(遊んでたって……具体的にはなにしてたんすか?)


(んー、ガンテツが鍛冶してる横で石とか食ってたぐらいだよ、俺)


(石!? 石食うんすかタマさん!?)


(え? 君食べない? 鉄とかそんなん。俺、割と何でも食べられるのよね。強いて言うな肉もなんでも好きやが……1番は鉱物かな? 好物は鉱物。なんてな! あ、後で鉄アレイ出してくれ。おやつにするわ)


(いいっすけど、その冗談は微妙っすよ)


(あ、はい。さいでっか……ま、見た目以外人間辞めてるけど、生活楽しんでるよ)


(どれくらい人間辞めてるんすか?)


(え? んーとね、普通に触る分にはそうでもないけど俺全身謎金属よ? ほら、嘘だと思うならさわった後今度は叩いてみ?)


  俺は馬車の御者席にひょいと乗り、コーイチに腕をまくって差し出す。


(それじゃ失礼しまして……柔らかっ!)


(叩いてみ?)


(ほんとっすか……って硬! ダイラタンシー現象みたいっすね)


(何ぞそれ?)


(あー、片栗粉水で少なめで解いたら体感できると思うんですけど簡単に口頭で説明するっすね。一定以上の力が加わると硬くなるとかそんなんすよ)


(へー。うひゃひゃ、くすぐったい)


  ムニムニと腕を触られてくすぐったくなり、笑いが漏れる。


(いやこれ不思議ですわ、どういう身体の作りしてるんすかね?)


「……コーイチさん、いきなりタマさんの腕触って何してるのかしら?」


「セクハラ?」


「あっ、ミリー嬢ちゃんにアイダ嬢ちゃんいや、コレはですねー、ほら、タマさんからも説明してくださいっす」


「コーイチが触らしてくれって」


「そうそう、ってタマさん!?」


「言ったべ?」


「いやまあ、言いましたけども!」


「コーイチさん……タマさんがお綺麗なのは解りますけど、出会ったその日にそれはどうかと……」


「げぇ! 坊ちゃんまで!? そして嬢ちゃん2人もそんな目で見ないでくださいっすよ!」


「だって……ねぇ?」


「ね〜」


  3人のコーイチに対する 評価が 下がった !


「なんすかこの罠……」


 

「元気出せ。な? もっと触るか? おっぱいとか」


  タマがコーイチの肩に手を置き優しく励ます。


「あ。良いんですかありがとうございます……って罠ァ! やんない! やんないっすよ!? だから嬢ちゃん2人ともその目はやめてぇ!」





  暫くそんな感じで仲良く移動しつつ、晩になり旅路も半分という所の山の中。

 野営を始めようかと話している最中、突然コーイチが馬車を止め真面目な顔になり、警告をした。



「皆さん。どうやらお客さんっすよ。来てほしくない方の」



  すると、茂みからガサガサといかにも山賊体の薄汚れた男たちが目の前の道を塞ぐように複数人現れた。


「へへ……半信半疑だったが本当に馬車が通るなんてなぁ。護衛もガキ3人にもやしみてぇな御者……ん? ほぉ! 身長(たっぱ)はでけぇが相当な上玉ちゃんも居るじゃねえか!」



  1人の男の発言と同時に山賊野郎たちの視線が一斉に俺に向く。


  うわっ皆こっち見た! 気持ちわっる! 目付きがキモイ! セクハラ、 セクハラですよ!


  セクハラ課長みたいな感じ!

 良いんですか!? 訴えるぞ!(暴力に

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