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ぼくのいえ  作者: 玲於奈
58/66

てまきずし

なし

ママのしじで

いえのなかのものを

どんどんあおいはこに

おんなのひとったいが

つめてくれた


ぼく

みていて

とっても

おもしろかった。


さっきのかぐやの

おじさんもすごかったけど

こんどの

ひっこしかいしゃのひとも

すごく

てきぱきしてる


ママのしじのさきを

みているかんじ


しじしてる

ママも

かっこよかった


パパは

トラックで

あたらしいいえに

いっちゃったけど


じつは

パパ

ママのおなかを

すごく

しんぱいして

さいたまばあちゃんと

そうだんしてた。


そして

その

きいろい

ひっこしやさんを

たのんだ


いつもわらっている

さいたまばあちゃんが


「ぜったいに

 むりさせたらだめ。」


って

いつになく

きびしくパパに

いったんだって。


さいごに

いえじゅうをぴかぴかにして

ふじんけいかんみたいな

おんなのひとたちは

かえっていった。


ぼくが

ママときんじょの

おかしやさんの

どらやきをたべてたら

それからしばらくして

パパが

もどってきた

パパも

どらやきをたべながら


「これで

 このマンションとも

 さよならだ」


って

ぼそりといった。


マンションから

あたらしいいえに

にもつをはこんだひ


そのひは

あたらしいいえに

いかないで

みんなで

さいたまばちゃんの

いえに

とまった


さいたまばあちゃんは


「まあまあ

 つかれたでしょ」


っていって

てまきずしを

ゆうごはんに

だしてくれた


いつも

さいたまばあちゃんちの

てまきずしは

おいしいけど


きょうのは

とくにおいしかった

なし

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